塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/03/18
77「コンサート前日って何をしてる?」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


コンサート前日の音楽家って、何やっているの?

これは本当に人それぞれですが
私の場合は
普段とあまり変わらない1日かもしれません。

各曲のイメージ画像や細かいディテールを
頭の中でシミュレーションしながら
ゆっくり練習したり
全曲を通して弾いてみたりします。
演奏している姿を鏡でチェックしたり
衣装を着て弾いてみたり
靴を履いて弾いてみたり。

MCがある場合は、
話の内容の順番を確認したり
必ず言わなくてはならないことを
メモを作って覚えたり。

あとは忘れ物がないように
メモ書きするのは必須。
今は、iPadや譜めくり用のペダル
充電器や電池などもリストに加えます。
そして、
タイムスケジュールを書き出すのも大事です。
どのくらいの時間に
何をするか、というのは
心の余裕にもなります。

最後に
弾き終わった後の自分を想像して仕上げ。
必ず、笑顔でお客様にお辞儀をしている姿を頭に焼き付けて
前日はおしまい。

私はあまり、ゲン担ぎをしたり
細かいことにこだわらないし
かなりシンプルに本番を迎えているほうかもしれません。

食べ物だけは
生ものは控えるようにしています。
(飲みすぎないのも大事・・・)

子育て中は
本番前日の夜に、
競泳大会出場の娘のためにお弁当を仕込んでいたのは
毎度のこと。
そのほか、リサイタル前日に
断り切れなくて小さなコンサートに出演したこともありますし
今回も今日は地域の会議に出席していました。


生活の中に音楽がある。
演奏する音楽家も
生活者のひとり。

私の演奏の中に
生活の香りがするのであれば
それこそ私が望んでいることです。





2025/03/17
76「あおば音楽ひろば・明後日」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

明後日は地元の区役所にて演奏予定です。
お昼休みの時間に
吹き抜けの場所にて
ちょっとした曲目解説などのお話も含めて
ヴァイオリンとピアノの音色を楽しんでいただけたらと思います。

今日は最終リハーサル。
細かいタイミングやテンポの確認
お話の内容を確認しながら
ピリリとしつつも
楽しい時間でした。

30分という短い時間の演奏は
アタマのスイッチ切り替えがカギになります。
演奏に集中しつつ
余韻を残しつつ
次の準備をしつつ
流れを止めない・・・
毎回緊張します。

ヴァイオリンの音色を
色々楽しんでいただきたいので
緩急混ぜてのプログラムは
演奏者側にとって思いのほか過酷・・・

今回は
先日受講した「話し方講座」から得たものを活かして
思いの伝わるコンサートにしたいです。
(早起きしてリップロールの練習しなければ!)

演奏者が楽しんでいれば
聞いてくださるお客様も安心して楽しむことができます。

ご一緒に、良い時間を創りませんか?
お待ちしています。


2025/03/10
69「楽器の調整は感覚を研ぎ澄ませて」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日は楽器職人さんの工房へ行ってきました。
今年の冬はどうにも乾燥が尋常ではなく
音がガサガサしてきました。
私のヴァイオリンは長く生きているので
(270歳以上?)
ちょっとのことでは驚かないし
かなり胆の据わった楽器なので
不調を訴えてくることも少なく
頼りになる相棒なのですが
さすがにこの乾燥は可哀そうだな、と。
それでも
「がんばって~」と
騙し騙し弾いていたのですが
先週後半くらいから
私の耳が嫌がるくらい気になってきたので
思い切って楽器職人さんの予約をとりました。

乾燥するとどんな音になるのか?
これは感覚ですし
人それぞれの印象なので
明白な基準があるわけではないのですが
とにかく
「耳元でこの音をずっと聞いていられないかも」と
思うことでしょうか。

自分の音が嫌いな時は以下のような感じ。
  • 練習不足で音程が合わなさ過ぎて嫌気がさす
  • 外的要因(乾燥・湿気)などでうまく鳴らない
  • 楽器自身が謀反を起こしていて練習をボイコットしている(そんなことあるの~?と思われるでしょうが、たまにあります。まぁ、私が真面目に練習しないから、しっかり音を出し切らないから、という要因が一番大きいと思うのですが・・・)
今回の場合は2番目の要因ですね。

楽器も生きているので、その時によって鳴っている音が違います。
何年も一緒に弾いていると、楽器個別の性格があったりするので
面白いです。
(因みに娘たちの楽器もそれぞれの個性があり
二人とも楽器に振り回されながら、または振り回しながら
試行錯誤の日々です。
二人とも若い楽器なので、演奏者と対立が多いのかも?)

楽器職人さんに
「乾燥が原因だと思うのですが、音がガサガサしているんです」
と伝えると、ササっと楽器を弾いて
「あぁ、なんだか取っ散らかっている感じですね」と。

私の言葉をちゃんと聞いてもらえて
意思が伝わるのはなんと素晴らしいことか。

私の伝え方は、そんなに専門的ではないです。
とにかく感覚を伝えるだけ。
「なんだかしっくりこない」
「ガサガサ」「のっぺらぼう」
「ジャリジャリ」「バランスが悪い」
とりあえず自分の感覚に合う言葉を
ドンドン伝えて
自分がどんな音を欲しているのかを
一生懸命伝えます。
楽器職人さんは
「フムフム」と聞きながら
「わかりました(なんとなく)」という感じです。

弓の毛替えもお願いして数時間後。
きれいにしてもらった楽器に再会して
試奏してチェックして。

自分で一生懸命伝えたことが
ちゃんと音に反映されていると
ホッとします。

楽器は自分でメンテナンスできるところが限られているので
細かいチェックは楽器職人さんにお願いします。
ミリ単位以下の調整で音がガラリと変わることもあります。

今回は我慢しなくてよかったなぁ、と
本当にホッとしました。

(そのため、他の作業が渋滞中になってしまいましたが、
それは自己責任ということで・・・)





2025/03/07
66「練習後の身体メンテナンスも大事です」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今週は初夏のような暖かさだったり
真冬のような雪の日があったり
心身ともに
アタフタしてしまいました。

ヴァイオリンを練習するにも
準備運動が必要です。
深呼吸をしたり
ゆっくりと腕を上下に動かしたり
肩甲骨から腰までを
充分に伸ばしてから始めないと
弾いている途中で
腰や肩が痛くなります。
(練習意欲が激減します・・・)

練習が終わった後も
丸まった肩や
緊張した左腕を
ゆっくりと伸ばしてあげないと
身体がギクシャクします。

50代は、自分自身で自分をメンテナンスすることが
とても大切だと思います。

3年前に五十肩症状で整形外科に通っていたころ
「ヴァイオリンの練習が終わってからも、
ちゃんと肩を動かして元に戻してくださいね」と言われました。
「元に戻す!」
練習前の準備運動だけを考えていた私には
とても新鮮な響きでした。


練習時間が立て込んでくると
気持ちに余裕が無くなって
自分の身体を疎かにしがちです。

集中して練習に対して良い時間が過ごせることも大切ですが
自分の身体をメンテナンスすることも
同じように大切なことだと改めて思う金曜日。




練習が終わったら何を食べようかしら?
という
ワクワクした気持ちも
大切だと力説したい。




2025/03/06
65「動画で講評」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

先日、次女から
「演奏動画を見て講評してほしい」と言われました。

近頃の音楽講習会やコンクールのプレセレクション(予選)、
果ては音大の入試にまで、動画審査が組み込まれることが多くなりました。
自分で演奏したものをYouTubeにアップし、書類をPDFで事務局に送信する。
または、申請時に自分専用のポータルサイトが割り当てられて
そこに提出物を格納してく方法など・・・
コロナ禍をきっかけにデジタル化が進みましたが
音楽世界も今や常識として、当たり前のように変化しています。

少し時代に乗り遅れている私には、ハードルが高いと感じられることですが
若者たちは果敢に挑戦しつつ、それらのことをスタンダードだと思っているようです。

私の学生時代も音源審査というものは存在していました。
その頃は、高性能マイクを借りてきて
自宅のリビングなどで録音して
そのまま郵送するという方法しかありませんでした。
ドイツ留学時代には、「レコーディング技師専門課程」のような学生にお願いして
音大のホールを使って録音してもらったこともありました。
その当時は録音だけなので、音響だけを考えれば良かったと言えるでしょう。
たとえ汗だくでTシャツと短パンで弾いていても、音源がよければOK。

しかし今の時代は動画。
録音の音響はもちろんのこと、録音場所、服装、姿勢、楽器の見せ方なども
考えなくてはなりません。
次女は何度も動画は作成しているので慣れたものです。
少ない選択肢ながら録音場所を確保して、何回か録音したようです。
何度も録音していると、客観的に自分を見るのは難しいことは確かですね。
3つの動画をみて、どう思うのか意見が欲しいとのこと。
最終決定は自分で決断してね、という条件で講評を引き受けました。

演奏を聞いて講評するのは結構大変です。
私の場合は次の3つを講評します。

  • 始めの3分でファーストインプレッションを判断
  • 全体の流れを聞いて音楽的な構成力と表現力を判断
  • 上記を聞きながら気になったマイナスポイントをチェック

*マイナスポイントをチェックというのは
技術的な改善点を指摘するということなので
時に厳しく、時に大きな課題として提案するといった
幅の大きいものになります。

1回の再生で、このポイントをすべて網羅してメモします。
何度も聴きません。
次女とは、聞き終わった後にfacetimeで私の意見を伝えました。


生徒さんの場合には
メモを見返しながら
  • 現状の客観的な確認
  • 改善するための練習方法
  • 次までの課題をお伝えします。
この返信が結構時間がかかるのですが、自分の勉強にもなっています。


さて、次女がどの動画に決定したのか?

最終決定は自己判断なのでわかりませんが
そもそも動画を作成するということは
相当練習しないと出来上がらないので
2月の初めに送ってきた動画よりも
月末に送られてきた動画の方が
はるかに完成度が高かったのは事実でした。

頑張れ!
若者!



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