塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2026/02/12
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

『大人になってからでもヴァイオリンを習うことはできますか?』


そんな質問をいただくことがあります。

見た目や演奏方法にハードルが高そうと思われるヴァイオリンという楽器は、憧れでもあり興味の対象でもあり、手強いと思っている方が多いように思います。そして、ヴァイオリンは子どものときから習わないと弾けるようにならない、とおっしゃる方が多いです。

私自身は大人の方にこそ、ぜひヴァイオリンを習ってもらいたいと思っています。

大人だからこそ、楽しめる要素がたくさんありますし、学びも大きいです。

 

まず、両手が全く違う運動方法なので頭を使います。

音程を合わせるために耳に神経を集中させます。

それだけでも普段の生活とは全く違う運動なので、刺激になります。

大人であれば、視覚や言語でヴァイオリンがどのような構造になっているかを理解することができます。

弦のどこを押さえると、どういう音が出るのかを理論で学ぶことができます。

「あぁ、そういう構造なのね」

「なるほど、この筋肉を動かすのね」

と言葉で理解できます。

大人ならではの学び方があるのです。

 

子どもであれば、毎日反復練習して地道に積み重ねていかなければならないことも、大人であれば、理論を理解することによって少し近道をして学ぶことができます。

 

ただ、頭で理解してもなかなか動きが遅い・・・ということもあります。

「先生の言っていることはわかるんですけれど、身体がついてこないんですよ💦」

とおっしゃる方が大半です。

 

でもね、これからヴァイオリニストになるわけではないですよね?


少しでもヴァイオリンを手に取ることができて、8小節の曲が弾ければ「OK!」ではないでしょうか?

初めて手に取る楽器が、テレビで映っている人たちのようにすぐに弾けるわけではないことを、大人の方は知っています。


私はヴァイオリンを通して、大人の生徒さんとは様々なことをお話したいと思っています。

レッスンを通して、生活のこと、自分のことなどを整えるきっかけになっていただけたら嬉しいです。

(ライフオーガナイズのお話をしたいです)

 

ヴァイオリンという楽器に触れることにより、自分の中に新しい世界が拓ける。

それこそが、「大人がヴァイオリンを弾けること」の醍醐味ではないでしょうか?

 

ご興味があったら無料レッスンを受けてみてください。



大人のためのヴァイオリンレッスン(女性限定) ヴァイオリンレッスン諦めていたヴァイオリンをもう一度弾いてみたい認知症予防にヴァイオリンを弾きたい古いヴァイオリンがあるから弾いてみたい少し時間に余裕ができたらご自分のために習い事をしてみませんか?ヴァイオリンレッスン(アドバンス)のんびり...
 

 


2026/02/11
42「朝の気持ちを動かす音たち」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

寒い日が続くと、どうしても気分が内側にこもりがちになります。


私は基本的には内向的で、家に引きこもっている方がラクで、一人で行動するのが得意です。

朝起きて、午前中に用事を済ませてしまうと、午後からずっと引き籠っていることも多々あります。

双子座は二面性があるといわれますが、その通りかもしれません。

 

今日は起きると雨降りの休日だったので、何もやる気が起こらずにぼんやりしていました。

 

すぐに活動する気分にはなれなくて、

まずは音楽を流すところから始めました。


何かを考えることすら億劫で、気持ちがそがれてしまうから

私は何枚かCD(古い!)を別枠に並べています。


「気分の乗らないときにかけるCD」私の場合

・「TOP GUN maverick」(サウンドトラック)

・アルプス交響曲(シュトラウス)

・TIRAMISU(ALDIMEORA)

・a new day has come(celine dion)


ただ耳から音を入れる・・・

聴いているかいないか、暗いがちょうど良いような気がします。

クラシック音楽が少ないのは耳が強張ってしまうからです。

でもなぜか「アルプス交響曲」だけはオーケストラの音から景色が見えてくるので耳に優しい気がします。

TIRAMISUは夫のライブラリーから見つけたCDで、私が好んで聞いていたお気に入りの1枚。ちょっと異次元な感じがして好きです。

不思議なもので、

気持ちが全然変わらなくても、

身体のどこかが先に反応することがあります。

首を回してみたくなったり、足でリズムを取ってみたりと・・・

 

いきなり全開にしなくていい。

アイドリングくらいで十分。

音楽は、そんなふうに自分のエンジンをそっとかけてくれる存在だと思っています。

 

寒くて気分が乗らない日は、無理に頑張らないことに決めています。

急ぐ用事は私にはそんなに多くないのだから。(ましてや休日は特に!)

代わりに、

自分が動き出せる音を選ぶことを楽しみに変えようと思います。

 

今日も、音楽に助けられています。

 


2026/02/08
39「練習を休む日」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

50代になって、

どうしても練習したくない日が増えました。

正直に、怠けたい気持ちも半分あると思います。
特にこの冬の時期は・・・

一方で気持ちの問題というより、

もっと身体に近いところから来る感覚もあります。

若い頃は、

少し疲れていても弾けたし、

多少の違和感は、気合いで越えることができていました。

時間も限られてるので練習しない選択肢は無かったし

いつも焦っていたように思います。

「練習しなかったらダメかも・・・ヤバい・・・」と。


そして、身体はいつも元気で言うことを聞いてくれました。

どんなに酷使しても頑丈でした。


それが今はちょっと違います。

肩や腰、指先の重さ。

音を出す前から、

「今日はここまでかも・・・」

と身体が強張ってしまう時があります。

無理をして弾いてみても
全然納得がいかなくてさらに落ち込むという負の連鎖・・・

女性として50代を迎えると、

体調は日によって揺れやすくなります。

昨日できたことが、今日は同じようにできない。

なんだか知らない違和感や虚脱感。

情けない気持ち。

その変化に戸惑い、認めたくない気持ちもあります。

「あぁ、年取ったかなぁ・・・」とため息をつきたくなります。

でも今は、

その揺れを無視しないようにしています。


無理に音を出すより、

楽器を持たずにストレッチをしたり、

楽譜を眺めながら頭の中で音を鳴らしたりする方を選ぶこと。

そうした時間が、次に音を出す日の助けになると信じています。


「今日は弾かない」という選択を、

自分に許せるようになることは、なかなか勇気がいります。


それは・・・言い訳かもしれないけれど・・・

音楽とより長く付き合うための知恵なのだと思います。


音を出さないからって

音楽から離れている日ではない。

身体の声を聞きながら、次の一歩を準備している日かもしれません。


50代の音楽は、前へ進む速さよりも、

戻ってこられる場所を持っていることが大切かもしれません。


【今日は練習しなかったな】


ちょっぴり寂しい響きだけれど、

「また音を出したくなる自分を見つけるまで、休んでもいいよ」と

自分にOKを出すことを許す日だと思うようにしたいです。





2026/02/07
38「AIとコンサートプログラムの相談」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

AIを使って音楽家は何ができるか?

 

私の場合は、コンサートのプログラムを考える壁打ちになってもらうことが多いです。

弾きたい曲を羅列して、その曲や作曲家に合うプログラムをランダムに組んでもらったり、アニバーサリーイヤーの作曲家を探してもらったり、年代を調べてもらったりします。

意外な時代の接点を見つけたり、面白いカップリングを提供してもらったり、変わった視点から曲を紹介してもらうこともあります。


私の選曲を分析して

「あなたの思いはここにあるのですね!」

と驚いてもらうこともあります。

(いや、別に・・・って呟くことが多いけれど)

楽しいです。

なるほどね・・・と新鮮な気持ちで曲に向き合うことができます。

 

ただし、全部を鵜吞みにしないこと。

架空の曲目をサラッと紹介してくることもあるし、抜粋しか演奏しない前提だったり、プロとしては「そんなことできないよ…」という内容もあるので注意が必要です。


でも、ぼんやりとしかアイデアがない時にAIとやり取りしていると、だんだん自分の頭の中が整理されてくるので頼もしい相棒です。

これまでは、一から自分だけで悩み、調べつつ、自分の力量を考えながら煮詰まって悩んでいたのですが、相手がいると少しだけ軽やかに考えることができます。最終的な判断は自分なのですが、多角的に思考の範疇を越えたところで自由に意見を言ってもらえるのは、とても助かります。

 

今年のリサイタルのプログラムが決まるまでもう少し時間がかかりそうですが、少しずつ攻めていこうと思っています。



お楽しみに!


2026/02/05
36「音楽家はAIに勝てると信じている」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

ホームページ作成・システム管理会社「リウムスマイル」代表、穂口さんのセミナーに参加しました。

今回のテーマは―「人類と情報と幻想の物語。AI時代に向けて」

えええ…ナニコレ~

正直、タイトルを見た瞬間

「難しそう・・・無理かも・・・」

とあきらめようと思ったのですが、それでも参加した理由は、とてもシンプル。

たまたまその時間が空いていて、家にこもりがちで、誰とも話していなかったから・・・(穂口さん、スミマセン)


聴いていればなんとかなるかな・・・と軽い気持ちで申し込みをしました。

(リウムスマイルユーザーだったら、こういう軽い気持ちで参加を決められるところが嬉しい)



内容は「へえええ~」と「あ~そうなのか~」と思うことばかりでした。


私が改めて「そうか」と納得したこと。


①全校集会ができるのは人間だけ

たくさんの人が同じ場所に集まり、互いを完全には知らなくても、

「ここにいていい」という暗黙の信頼関係の上に立っていられる。

他の動物にはできないこと、と言われて「そういえばそうだ・・・」と

すでにセミナーの最初で引き込まれてしまいました。


②魔女狩りは、ある種の「物語の集団暴走」だった。

人は物語が好きだ。

事実そのものよりも、意味づけされた物語に強く引き寄せられる。

そしてその物語は、ときに暴走する。

説明のつかない恐れや不安が共有され

それが「正義」や「常識」の顔をして広がっていく。

魔女狩りは、嘘を書いた物語が、多くの人に「本当らしく」共有されてしまった結果だった。

そして人間はそんな話を好む。

人は物語を信じる。

そして、みんなで信じると、それは「現実」になる。

怖い…

噂ってそういうものです。

③AIは肉体を持たない

当たり前のことを改めて思う。
そうなんだよなぁ・・・

だから、AIが生み出した言葉や判断を

現実の世界で実行するのは、いつも人間だ。

AIには手も足もない。

それでも何かが起こるとしたら、

人間がその「手足」になったときだけ。

命令するのがAIでも、

動くのは人間。

責任を負うのも、人間。

そうか、そうだなぁ・・・

そうなんだなぁ・・・

そこでハタと私は自分の職業のことを考える。

ちょっと待て。

音楽家は、まだまだAIに勝てるのかもしれない。

 

AIは譜面を整えることはできても、

息を吸い、迷い、震えながら音を出す身体は持たない。

「悲しそうに演奏して」とコマンドすることはできるけれど
私が思っているように演奏することはできない。

物語を「実行する」のは、いつも人間だ。

「演奏」するのは、人間なんだ。

そう思うだけで、胸の奥から少し力が湧いてくる。




歴史は繰り返す。

けれどそれは、同じ円をぐるぐる回るのではなく、

螺旋のように、少しずつ形を変えながら進んでいく。

先人の思想や行動、結果を
私たちは今、答え合わせをすることができる。
同じようなことが重なるが
全く同じではない。
いま、私たちが行っていることは
後になって解釈することができる。

AIとの試行錯誤がどこに向かっていくのか
改めて慎重に進まなければならない。

私たちは、また新しい時代の入り口に立っている。


このセミナーを受けて
とても深く考えさせられました。


 

自分の身体で、次の一音を選びながら演奏すること

音楽家・ヴァイオリニストという職業に
誇りをもちたいと思いました。


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