こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
我が家には3人ヴァイオリニストがいます。
ヴァイオリニストを量産する予定はなかったのですが、
今の段階では4人家族中3人がヴァイオリンを弾いています。
他の人からは
「お母さんの姿を見ているからなのね」
「すごいね、娘二人ともヴァイオリンを弾いているなんて」
「すごくヴァイオリンが好きなのね」
興味・奇異・感嘆・・・様々な視線で見られます。
私は娘たちにヴァイオリニストになってもらいたいわけでもなく、
ヴァイオリンが好きかどうかもわからず、
ましてや自分の姿を見ているからヴァイオリンを続けているとは思っていません。
ただ、
音楽が共にある人生は豊かで彩りがあり、
自分の拠りどころになる存在になるはずだよ
ということは心から伝えたかったです。
と言いつつも、
娘たちが幼い頃は、かなり苦痛な思いをしたことも確かです。
そんなお話を、少しずつすることができたらと思います。
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
娘たちは二人ともいま、海外生活1年半を過ぎたところです。
長女は短期ではありますが、
プロオーケストラのインターンとして働いています。
拠点としている場所から列車で3時間のところにあるオーケストラのため、
仕事のプロジェクトごとにウィークリーマンションを借りているので、
お給料のほとんどを使ってしまいますが、
経験と勉強のためと割り切っています。
現地のオーケストラ働けることは貴重です。
まだまだ偏見や差別が漂い
外国人という危うい立場も含めて
現地で働けるというのは覚悟も必要です。
たとえ補給人員だとしても
正当な権利を主張するときも必要です。
そんな経験が次の経歴へとつながっていくことは確実です。
長女は現代音楽が得意なので、そちらの方面も模索中です。
幸いなことに演奏機会が巡ってくることも多く、
任される曲や役職も増えてきている様子です。
これも地道に愚直に、
目の前のコンサートに手を抜くことなく
最高の本番へと導いていく努力を重ねたからだと思います。
長女の考えで、この先どんな決断をしていくのかを楽しみにしています。
次女は未知数のことが多くて、私自身も次女と一緒に学んでいる最中です。
まずは大学課程を卒業することを目標に進んでいることだけが確実なことです。
この先、修士課程に進むのか、
住む場所を変えて別の道に進むのか、
本人自身もまだわかっていません。
大学2年目は思ったよりも時間がタイトで、
自分の練習時間を削ってオーケストラや室内楽のプロジェクトに参加しなければならず、
しかも自分の居住地から離れた場所へ通うという移動のストレスも相当だったようです。
買い出し・料理・洗濯・掃除などの生活維持もしなければならず、
そんな話は夫が相談にのることができたのに、と思うと切ない気持ちにもなります。
でも、状況は違えども長女の時も様々な可能性を秘めて道を進んでいたわけですから、
次女もしっかり考えて自分の道を見つけていくに違いないです。
これからのことを安易に語ることは控えた方が良いでしょうね。
ついつい、先を急いで余計な心配をする親心。
改めないといけないなぁ、と思います。
https://ameblo.jp/fran-violin/
娘二人の悲喜こもごも
生活や成長については、
今後も(気が向けば)
お伝えしていきたいと思います。
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
長女はドイツ語圏の大学院、次女はフランス語圏の大学に通っています。
二人とも英語が第1外国語、独語・仏語は第2外国語です。
母国語からかなり離れた言語なので、とても苦労しています。
特に長女はかなりの時間を英語に費やしたので、
しっかりと英語脳ができあがってしまっているので、
ドイツ語の言語構成を操るのが難しいようです。
それでも、大学の入学規定として
ドイツ語能力B1のレベルを取らなければならず、
苦労して勉強していました。
ドイツの音楽大学は言語に関しての規定がとても厳しくなって、
B1もしくはB2相当の能力が必要不可欠です。
入学してから外国人のためのドイツ語クラスを受講し、
資格試験のサポートするシステムがあり、
長女はここでも上手にコミュニケーションをとりながら勉強をしていました。
ただ、英語ができれば生活そのものに大きな支障はないので、
長女の場合は英語を主軸にして
ドイツ語でも一般会話ができるくらいのレベルアップを目標にしています。
(契約関係や役所関係は英語で交渉といった感じ。双方が外国語になるのでお互い慎重に話すことになるので、誤解を避けられる)
次女は仏語で大学の講義を受けなければならないので、
仏語の言語能力強化が必須です。
英語よりも仏語に力を入れて暮らしているので、かなり上達したと思います。
こちらも大学入学までに取得しなければならないレベルがありましたが、
日本の学校の授業だけでは追いつかず、
語学学校のプライベートレッスンなどで補っていました。
次女は一度も仏語が難しいといったことはありませんが、
フランス人との会話は難しい・・・と言っています。
もしかしたら相手によってなのかもしれませんが、
会話内に哲学や思想、神話の話が多くて、
日本の古事記や歴史、雅楽などの知識を尋ねられると途端に話が途切れてしまうのが悔しいと言っていました。
なるほど。
海外に住むには日本のことを知っていなければならないのは当たり前です。
当然のように、住んでいる都市の人口は尋ねられますし、
文化や歴史についての見解はよく聞かれる話題です。
1年目は次女のために哲学の本(初心者用)や、
フランス語会話(中級くらい)の本をせっせと送付しました。
音楽教育も日本との違いは歴然としていて、
次女はそれゆえの苦労をしています。
(日本の音楽教育は固定ド音。フランスは移動ド音。
絶対音感の音楽家に相対音感でソルフェージュの授業を受けるのは辛い・・・)
思想の違い、
文化の違いを実感しながら、
まだまだやわらかい自分の音楽を、
異文化の中で模索していく作業は、
思っている以上に難しいと思います。
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
娘たちに英語の大切さを教えたのは夫でした。
夫は中学時代の恩師が英語教師で、英語の楽しさと大切さをしっかりと学びました。
高校時代にはラジオの英語放送を聞いたり、在日米軍軍人から英語を習ったりしていたようです。
大学時代には単位外の英語の授業を聴講していたらしく、教授に驚かれたとか。
そんな真面目で熱心な気質は長女が受け継いでいるように思います。
大学を卒業してから務めた保険会社でも海外案件を担当することも多く、
社内では異例の研修制度でアメリカ・ロサンジェルスに住んでいたこともあったようです。
転職した外資系保険マネジメント会社では、英語漬けの毎日。
(米語のアクセントがきつすぎて、私にはちょっと理解不能だった・・・)
このころから娘たちには「英語が話せるようにならなければ世界で勝負できないぞ」と話していました。
この刷り込みは強烈でした。
「中学の英語教育は良いと思う。とにかく文法さえ身についていればなんとかなる」
と娘たちの中学時代は文法の大切さを話していました。
(私は文法が全く頭に入らないタイプで、そこで苦労したので娘たちには頭が上がらない・・・)
娘たちも徐々に渡航回数が増えてくると、
生活でのコミュニケーションからトラブル対応、
更にはホテルのブッキングからフライト予約、
講習会の申し込みや問い合わせなどを
すべて自分でできるようになっていきました。
ただ、自分の意見を言う場面では、経験と、ある程度の日本語能力も関係してくるので、
私が時々アドバイスをするようにしています。
日本語での思考だと
現地人には通じないかもしれないことや
海外での主張のしかたや契約等の注意事項などは
私の経験から伝えることもあります。
長女は日本企業でのインターン経験もあるので
私のアドバイスはほぼ必要ないと言えます。
次女に関してはまだまだ発展途中かもしれません。
私自身の経験で言えば、
日本語の表現力が増すと、
外国語も上達するという相乗効果があると思っています。
流行り言葉をベラベラ話す外人よりも、
きちんと文法のしっかりした言葉を使う人の方が、私は好感を持ちます。
それと同じで私も娘たちには、その国の言語を学ぶと同時に
日本語もきれいに話して(書いて)ほしいと思っています。