塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2026/03/13
72「サラダは万能」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

「食べることは生きること」

その単純明快で正当な思考は、時に真っ当すぎて苦しく感じることがあります。

私は食べることが好きで、いろんな場面を想像しながら、メニューを考えたり新しいレシピを試してみることがあります。

「おいしい!」と自画自賛するときもありますし、「おいしい!」といってもらえて有頂天になるときもあります。

でも、そのどれも考えることができなくて、ぼんやりと白湯をのんでいるだけのときもあります。

今日はそんな日。


そんな日の救世主はサラダ。

私の場合は、サラダを食べれば良し・・・と思っているので、とにかくレタスをちぎってニンジンを千切りに、キュウリがあれば適当に切って大きめのボールにぶち込みます。(カット野菜のときもあります)

そしてゆで卵を適当に切って、ツナ缶をいれて準備完了。

ドレッシングはマヨネーズ大さじ2の中に、ニンニクチューブをたっぷり投入して、しょうゆをたらり。

レモン半分を絞ってオリーブ油をたっぷり。

それらをよく混ぜてサラダにかけて混ぜる。その上にパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろして出来上がり。

それだけでも十分ですが、お腹に余力があれば冷凍してあるイングリッシュマフィンをこんがり焼いて添えれば完璧。


私がドイツのオーケストラで働いているとき、本番前の夕食はサラダでした。
本番前にたっぷり食べてしまうと感覚が鈍くなるのでサラダがちょうど良かったのです。
オペラの開演時間は大体19時半。
公演時間は2時間半から3時間なので、途中の休憩時間に食堂でサラダを食べている同僚がいました。
なるほど・・・と思って、私は自宅でサラダを食べてから本番に臨むようにしました。
17時頃にサラダを食べて、本番を終えて帰宅すると23時頃。
そのまま寝てしまっても良いし、本番後の神経を鎮めるためにワイン1杯とチーズを少しかじって休むこともありました。
そのリズムが心地よくて、未だに思い出して食べることがあります。

良い思い出に浸りながら食べることの幸せ。
生きることは、良き思い出をかみしめることでもありますね。





2026/03/11
70「いつまでも、何度でも思い出す」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

15年。

その年月に思いを馳せます。

あの日、朝は晴れていました。

毎月参加させていただいていたボランティア演奏を終えて、一足先に会場を出て、いつものようにホッと一息つこうと思いながらも帰宅を急ぎました。

その日に限って。

月に一度のボランティア演奏は、私にとって息抜きの時間でもありました。

当時小学校4年と幼稚園年長の娘たちから、少しだけ離れられる時間は貴重でした。

演奏するために早く家を出てモーニングを食べて、演奏を終えたら一人で銀座にふらりと立ち寄ってお茶をして帰ることが楽しみでした。

その日は午後から雲が多くなってきたので、家に帰ることにしました。

なぜかちょっと焦るような気持で。

電車に乗りながら、最寄り駅について一目散に自宅へ向かいました。

「娘たちが帰るまでに掃除機をかけてしまおう」と思いながら家について手を洗っていた時に揺れ始めました。

ただ事ではない揺れを感じて・・・

そのあとは混乱状態でした。


いつまでも、何度でも思い出す。

思い出すと気持ちの揺れが大きくなってざわめくけれど、私自身には必要なことだったりします。

(無理して思い出す必要はないですよ)
思い出して怒っても
思い出して泣いても
思い出して愚痴っても

どんなに波立たせることがあっても、収めることができれば良いと思っています。

自分自身をしっかり、自分自身でなだめることができれば・・・

 

あの年に生まれた子どもたちが、今、中学を卒業する年齢になっています。

近隣中学校の卒業式に来賓として参列しながら、様々な思いに駆られました。

中学生の若い声で歌われる合唱を聞きながら静かに流れる時間。
若者たちに幸多かれと願う1日となりました。





2026/03/09
68「季節を渡るにはちいさな一歩から」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

日本には美しい四季があります。

最近は、少しバランスが悪くなって「秋」が短すぎるような気もしますが・・・


春・夏・秋・冬。

それぞれの季節を細やかに感じる心が私たち日本人には生まれ持っているように思います。

ところで、この大きな四季も細かく分かれていることをご存じでしょうか?


例えば春。

春の中にも「初春」「仲春」「晩春」と3つに分かれます。


そしてそれぞれの春が2つに分かれます。

「初春」→“立春” “雨水”

「仲春」→“啓蟄” “春分”

「晩春」→“清明” “穀雨”

これが私が生活の中で大切にしている「二十四節気」です。

 

さらに、二十四節気のそれぞれ15日間を3等分した5日間ごとの細かい変化を教えてくれるのが

【七十二候(しちじゅうにこう)】といいます。


この【七十二候】も古代中国で作られたそうですが、日本の風土に合うように何度も改訂されたとのこと。


例えば、明日からは「仲春」→“啓蟄”→【桃始笑(ももはじめてさく)】

桃の花が咲き始めるころ。

「笑」は咲くという意味。

 

花が開くとパッと明るくなるのは、笑顔と同じですね。

こうした小さな言葉を拾い集めて
大事に心の中に留めて

お守りのように過ごしていきたいものです。


大きな四季という季節の中にも
区切りをつけて歩みを進めることは
小さく固まった心を解きほぐすような
安心して歩ける自信になります。


まだまだ風の冷たい毎日を
健やかな心と身体で春を通っていきましょう。



 


2026/03/05
64「春の兆し・啓蟄」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

二十四節気・啓蟄【けいちつ】

春の気配を感じて冬籠りから目覚めた虫たちが顔を出す頃。

この頃に鳴る雷を「虫出しの雷」と言うそうです。

私の母は、この時期になると庭に出るのを躊躇しながら過ごしていました。
苦手な虫が出てくるからです。
私も同じく虫が苦手なのですが、庭の整備には良い気候になるので
頑張って外に出ます・・・

 家庭ゴミを出すために庭を通ったら、2、3日前には見られなかった雑草がワサワサと育っていました。

恐るべし生命力。暖かくなってきた証拠ですね。


先日、明治神宮へお詣りに行ってきました。

表参道に他の用事があったので帰り道に「寄らせていただいた」感じでした。

びっくりしたのはほぼ9割以上が外国人観光客。


日本人はどこに?


多分、私のように単独でお詣りをしている方が多かったのかもしれません。

少し賑やかな雰囲気でしたが、大らかに包み込む空気は心地良くて、何度も深呼吸をしました。

ガイドさんの話に真剣に耳を傾けるグループ。

遠慮がちに写真を撮る人。

大鳥居に最敬礼する方。


私はいつものように、本殿へのお参りをして100円のおみくじを引きました。

明治神宮のおみくじは、大恩心(おおみごころ)と呼ばれていて、明治天皇と昭憲皇太后が詠まれた和歌にメッセージを託して伝えるものになっています。

今年は昭憲皇太后の和歌でした。

「油断大敵」とのこと。

 

襟を正してしっかりと歩きたいものです。

良い時間をありがとうございました。



2026/02/28
59「いつからでもやり直しはできる」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

外が霞んで見えるのは、春の日差しのせいなのか、窓が汚れているからなのか・・・わかりません。

 

ぼんやりと眺める朝の時間は大切です。

冬の間限定でslow morning/ slow daysを心がけるように決めると、少し楽になりました。

焦らなくても大丈夫。

間違っても大丈夫。

人生は何回でもやり直せるよ、と自分にOKを出せるようになりました。


私の歩みは本当にゆっくりです。

臆病ですし、見栄やプライドもあるのでちょっとメンドクサイ性格です。

瞬発力もあるのですが、それは目の前のタスクを力業でどうにかしようとするときだけ。

長いスパンでの思考回路はとてもゆっくりだと思います。

気の利いたことがいえないので、一発で印象に残るようなことができません。

時間をかけてゆっくりと私を理解してもらう方が得意です。

 

これからは気がついたときにはチャンスを逃していた…ということにならないよう、少しだけ周りを見ながら過ごしたいと思っています。




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