こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
セミの声が小さく聞こえてきています。
7月初めから聞こえているのに
なかなか梅雨も明けないし
セミの声も大きくなっていかないのは
寂しいような気持ちです。
私が幼い頃は
セミの声が聞こえると1週間以内に梅雨明けして
夏の太陽が照りつけ
セミの大合唱が夏休みの始まりでした。
学校のプール開放に
ひとりで行けなくて
山道を一人で行ったり来たりしながら
トボトボ歩いた記憶や
ひまわりの観察をクラスの数人が任されて
毎日学校へ行って葉っぱの計測をしたり
読書感想文が書けなくて
夏休み最終日に
母と必死で書いた記憶など・・・
小学生時代の夏休みの記憶は
それほど特別な思い出はないですが
夏らしい陽ざしと風
風鈴の音や花火の音などは
鮮明に残っています。
扇風機にむかって
「あ~~~~」と言っていたあの頃の自分。
今の子どもたちは
夏休みにどんな記憶を刻むのでしょうか?
様々な記憶と経験
香りや音が
音楽を創るということを
しっかりと意識してもらいたいものです。