塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/06/30
181「夏越の祓」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

6月最終日。
《夏越の祓》(なごしのはらえ)
1年の折り返しとなる6月30日にそれまでの穢れを払い
12月までの残りの息災を祈願する神事、とのこと。
茅の輪のある神社で《茅の輪くぐり》をすることもできます。

私は去年の夏に福岡へ行ったとき
初めて茅の輪くぐりをしました。
(博多駅近くの住吉神社)
大きな茅の輪の前にくぐり方が示してあり、
ドキドキしながらくぐり終えて
お賽銭箱の横に立っていた神主さんに
お祓いしてもらうという貴重な体験をしてきました。

茅の輪って、どこの神社にでもあるものではないのですね。
それすら知らなかったです。

今年は静かに
1年の半分を終えたことに感謝しながら
暑い夏の予定とその後のスケジュールを考えながら過ごしました。

きっと、一旦立ち止まって現状把握をしましょうね、という意味もあるのでしょう。
気がつくと流れていってしまう時間。
ほんの少しだけ立ち止まることによって
スッと心が整って、次の一歩を考えて踏み出せるような気がします。
《急がば回れ》というのはそういうことなのかもしれません。




2025/06/29
180「自分が心地よい時間割」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

梅雨はどこへ行ったんでしょうか?
毎日暑いですが、この暑さも嫌いではないです。
適度に汗をかきながら
「暑いね~」っていうのも悪くないです。

50代後半になって、早く起きるようになりました。
5時半から6時には起きています。
海外に住む娘たちとの交流が
こちらの朝の方が都合が良いというのもあり
(ヨーロッパが夜の時間は、日本が早朝)
早起きも悪くないぞ、と思っています。

朝から午前中いっぱい
大体13時ころまでノンストップで動くと
その後は
16時くらいまで動けなくなります。
「もう無理~」とつぶやいています。

夕方から練習をして夕食。
食後に一仕事して23時半には寝るといった感じです。

自分の得意な時間帯を知っていると
大きな強みになります。
  • アタマが良く働く時間帯
  • 身体が動く時間帯
  • 対外的な作業に向いている時間帯
  • 休んだ方が良い時間帯
「今日も頑張ったね、ワタシ」
些細なことでも完遂して、1日の最後にそんな言葉を自分にかけてあげられたら
また明日も頑張れそうです。




2025/06/28
179「夏は読書にハマる」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

そろそろ夏の気配です。
7月になると本屋さんに「課題図書」が並び始めます。
「今どきはどんな本が課題図書になるのかな」と
興味本位で眺めるのが好きです。

小中学生の時には、夏休みの課題に必ず「読書感想文」があったものです。
苦労して書きました・・・
そして、課題図書が好きではないので他の本を選んでいました。
娘たちも苦労して読書感想文を書いていました。
(娘たちが忙しくて私が書いていた時もあった・・・)

先日長女から
「ナツイチが明日から始まるらしい!」という連絡がポツリと届き
どれどれ・・・と覗いてみると相変わらず可愛らしい4種のしおり。
毎年開催されるこのキャンペーンは
気がつくと品切れになっているので急がなければならない。

翌日に本屋さんへ行くも
「ナツイチ」という文字もなく
本の帯もいつもと変わらず。
まさかの、・・・フライング?
「ナツイチ始まっていますか?」と聞くのも恥ずかしいので
そそくさと退散しました。

3日後に別の本屋さんにて。
しっかりと「ナツイチ」の特設場所が確保してあり
大手を振って4冊購入。
こうなったら、と
しおり4種をゲットするべく
購入する本も決めていたのでウキウキとレジへ。

店員さんには
「コイツ、全種類狙ってたな」と
思われたに違いないけれど
確信犯なので・・・
「わぁ、まだ全種類ありますね~」と作り笑いを。

春から買ってあって
まだ読み切れていない本もあるけれど
「へへへ・・・」と
いろんな本を読み漁る時間が楽しいです。





2025/06/27
178「スタート前の気分」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

「もう1年の半分が過ぎてしまった!」という声をよく聞くようになりました。

6月の声を聞くと、私自身も12月のリサイタル準備が始まっています。

毎年のことながら、気持ちに焦りが生まれます。

短距離競争のスタート地点で、ゴールテープを見つめながらドキドキして、手を回したり足をたたいたりしている感じでしょうか。


そういえば小学校高学年のころ、学校代表で陸上大会に出場したことがあります。

幼いころから田んぼや公園を走り回っていたからか、運動神経だけは抜群だったので、転校の多かった小学生時代はその能力に助けられました。

その大会は小学生なのに、スターティングブロックを使ってのスタート。

それも試合当日に初めて使うという無謀さ。

私はどうやったらいいのかもわからなかったのに、同級生の男子が数人で手伝ってくれたことを覚えています。

スタートの姿勢をとって「このくらいの位置かな」というと無言でセットアップしてくれて、私がスタートした後は無言で回収してくれました。

他愛もない思い出ですが、あの時私はちゃんと御礼を言ったのかな、と不安です。

今改めて

「あのときはありがとう。助かったよ。」


話を元に戻して。

コンサートの自主企画というのは、自由に考えて楽しいような、制限がないのでどういう風に考えたらいいのかわからずに苦しいものやら、なにやら複雑。

あれこれ考えて、自分の首を絞めるようなプログラムになるのはいつものことです。

あれもこれも詰め込みたい。挑戦してみたい。聴いてもらいたい。伝えたい。

暑苦しい思いがたくさん詰まっています。

練習過程を逆算して考えているのに、うまくいかなくてスランプに陥ったり予定が狂ったりするのはいつものこと。

それでも12月にむかって進んでいく工程は嫌いではないです。

子どもが小さくて練習時間がなかった時も、娘たちの習い事満載で過密スケジュールを縫うようにしていた時も、心の灯が消えかかっていた時も、リサイタルという目標に向かって進む自分を鼓舞しながら演奏することに全力投球しました。

今は少し落ち着いて音楽をより深く考える努力をしています。
長年のクセが抜けきっていないので、どうも力業で演奏に向かいがちです。
もう少し説得力のある演奏を心がけたいものです。

今年のリサイタルのテーマは「ベートーヴェンとともに歩む・そしてその先へ」

今までの積み重ねを大事にしつつ、新しいことへ挑戦する。

そんな想いが皆様に届きますように。




2025/06/26
177「暑い時は、小分けにして」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

ただいま、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタに苦労しています。
この時期は、秋から冬にかけてのコンサートのための準備期間なのですが
なかなかエンジンがかからないことが多いです。

暑さが厳しすぎる。

アタマから煙を出しながら練習するベートーヴェンは
少し距離を置いてちいさな「小分け」にして練習しています。
いつもひっかかって弾けないところ。
音列の苦手なところ。
指の動かし方がイレギュラーなところ。

全体を見渡すと果てしなく遠く
目をそむけたくなるので(私の場合は)
現実的に地道な練習に切り替えます。

あとはお決まりのピアノに逃げることも・・・

6月ってこんなに暑かったかしら?





2025/06/25
176「直感って大切」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

話題の映画【国宝】を見てきました。
きっかけは電車に乗ったときにみた予告編。
「あれ、この映画すごいかも」
という直感でした。
その後は時間に追われて少し忘れかけていた時に
様々なSNSで「良かった」「3時間があっという間」「歌舞伎の世界に引き込まれた」
という感想をみかけて
やはり見に行くべきかしら・・・と思い切って行ってきました。

一芸を極めた者にしか見えない景色。
その世界にいれば、観たいと願うその一点は、舞台から見上げたその先にある。
歌舞伎という文化を背負う人たちの静かな覚悟と揺るぎない誇りは伝統という重みに裏打ちされたものか。
舞台に生きることは、理不尽を正面から受けとめ、それらを自ら喰らい、飲み込んで、また舞台へと向かう。
好きだからだけじゃない。
「(動きを見て)舞台が嫌いって言ってる。でも嫌いでもかまわない。それでも舞台に立つっていうのが役者でしょ」
老女形の言葉が胸を突く。

舞台に立つというのは、怖くもあり、必死でもあり、楽しくもある。
舞台に言い訳をせず、幾重もの練習を重ねて役に乗り移りつつも自我を見放さない。
お客様が我を忘れて涙したり拍手したり満足してくださればそれで良い。
それ以外は語るべきではない。

種類は違えど舞台を知る末端の私には大きな余韻が残りました。




《余談》
イオンシネマだと55歳以上はいつでも1,100円で映画が見られる!
以前はオンライン予約して、当日チケット発券させたりしていたけれど
今はスマホのQRコードを読み込ませるだけ。
とても簡単だしラク。
映画は一人で見に行きます。
終わった後に一人で余韻に浸る時間が好きです。


2025/06/24
175「牛歩で良いよね・閑話休題」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

横道に逸れながら
毎日投稿しているように装って
書き溜めたりしているこのブログも
なんと175という数字になっていて驚く。

元々、元旦から100本ブログを書きましょう、
というイベントのメンバーになって始めたことなのだが
100本を無事に達成できた後、
辞め時がわからなくなってしまって今に至る。

ネタはもう、とうに尽きているのだが
毎日絞り出すように言葉を紡いでいる。

「もうやめちゃおう」

何度もそう思っているのだが
なんとなくやめられなくなって書き続けている。

ここまでくると
「からっぽの先までいってみよう」
という、なんだか哲学的な宗教的な・・・
よくわからない方向に進んできている。

今までずっと後回しにしてきたことを
少しずつ、まさに牛歩の如く進めている。

書くということもその一つで
いつか本を出版したいという秘かな願いもある。
どんな本なんだ??
音楽家の本性
ライフオーガナイザーと音楽家
メンタルオーガナイズと自分との向き合い方
ライフオーガナイズ的子育て論
実家じまいはゆるり時々ショック療法
親の看取りは自分の看取り準備
家族の死からはじめたこと
海外留学の昨今
地域活動と音楽の両立について
思考について・・・

色々取り揃えて書けそうだが
どの分野が得意なんだろうか。

妄想の多い梅雨の季節。

夏になったら暑すぎて考えがまとまる気がしない。



2025/06/23
174「ライフオーガナイズの学びなおし」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

少し学びなおしの時期に来ているようです。
50代という年代は、様々な変化に翻弄されながらも
自分を深く見つめなおすときなのかもしれません。
子どもの巣立ち、親の介護や看取り、自分のこれからの人生。
大きく捉えると、果てしなく漠然と壮大なものかもしれませんが
些細なことでも小さな変化は
心を動かすエンジンのスタート音になります。

今月は庭の整備をしているので
自宅での作業が多かったこの数日。
思い立ってライフオーガナイザー2級講座の動画を視聴しました。
(早期会員登録の得点で購入してあったものです)
私は過去に2級講座を2回受講しましたが
今回は改めてじっくりと考えながら講義を聞くことができました。

【思考から始める片付け】というメソッドに魅かれて受講したこと。
その思考そのものを理解するのに苦労したこと。
全て感覚的に過ごしてきてしまったので(右右脳的)
理論的に説明することが苦手だと気がついたこと。
なぜ、自分はちゃんと伝えることができないのか?
ということを深く考えるようになったきっかけの講座です。
新しい自分を構築するきっかけになった講座。

今回は以前よりすんなりと理解できるようになったことが
単純に嬉しかったです。

ライフオーガナイズについて
じっくり、しっかりと【学ぶ】ことのできる2級講座。
認定テストをうけると、2級資格を有することができます。
他の「片付け」に関する資格と一線を画す
「ライフオーガナイザー」について
学んでみませんか?


いつかこの講座を講義できる資格を持ちたいです。






2025/06/22
173「本物を届けるということは私が生きているということ」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

音楽家は音楽のことを感がていればラクなのですが
そうもいかないです。
「生活」をしなければなりません。

音楽家は霞を食べて生きていると思われている節があって
舞台で見るドレスを着たような生活をしているかのように言われることがあります。
イヤイヤ・・・音楽家も人間です。

実家暮らしの音大生ならいざ知らず
生活を回しながら音楽活動をしている音楽家は
なかなか大変です。

掃除・洗濯・食事・買い物・銀行・役所・手続き・家の管理・家電の修理・宅配・来客・近所付き合い・勧誘お断り・模様替え・衣替え・選別・廃棄・・・多分まだある。

楽器を抱えてぼんやりと
「あぁ、アレを修理したらいくらかかるんだろ~」
「アレを食べたいけれど、冷蔵庫に材料があったかな~」と
情けないほどに練習と全く違うことを考えていたりすることもあります。

でも、私にとっては必要なことでもあります。
「生活」があるから私の音楽は「生きて」いるのです。
私の思考・経験がすべて「音」になっているので
私の演奏は「生きて」います。
それが私が目指している「本物」だと思うから。

私の休日は
生活を整えることでもあります。
今日は暑い一日でしたが
家にこもっていろいろな場所を少しずつ整えていました。
思考をクリアにしながら
空間をクリアにしていく。

オーガナイズの手法に沿って
自分を整えることは
無理のない
自分だけのメソッドで
しっかりと定着していきます。

ライフオーガナイザーになってよかったな、と思う瞬間です。







2025/06/21
172「2025年の夏至」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日は【夏至】
1年の中で最も昼が長い1日。
太陽が最も高い位置にある。

「日本は梅雨の真っ最中のために、夏至の日の1日の長さを感じられない」

という現象に見舞われるはずなのに、

今年は梅雨前線すら消えてしまったようで連日の暑さに喘いでいます。

暑いですよね。

暑さに慣れていない身体は、汗もかけないし、水分もうまく体を流れない。

少しずつでも良いので、自分から季節に体を順応させていかなければなりません。


私の場合はまず、水(常温)を飲む頻度を上げます。

時間を見ながら1時間に1回は水を飲んでトイレへ行きます。

次に様子を見ながら汗をかけるような状態を作ります。

掃除をする、草むしりをする、買い物へ行く。

1週間もすると、少し動くだけでも汗をかくようになって体の循環が良くなってきます。


私はジムにも行かないし、

定期的な運動をする習慣がないので、

なんとか生活の中で動くチャンスを意図的に作っています。

(先日は雨の日に、階段の一段を昇降トレーニングとして利用してみました。案外使えますね!)


もちろん、無理に頑張って行う必要はありません。

暑いだけでも体力は奪われているわけですから。


ただ、汗がかけないと、体の内部に熱がこもったような感じがします。

ぼんやりとして、怠くて、遠くで頭痛がするような。

そんな時は水分を摂って、身体から出して、という【循環】を意識して見たらいかがでしょうか。

今年の夏も、健やかに過ごすことができるように、今から準備してみてくださいね。




公式LINE「GRACEFUL STYLE」で
発信している内容です。
どちらかといえば、暮らしに特化した内容ですが
音楽家としても大切にしなければならない
身体や心についても書いています。

登録していただくと
毎月2回ほど
二十四節気に沿って
メッセージが届きます。
ご自分のリズムにお役に立てればと思っています。


2025/06/20
171「扇風機と思考の整理」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

暑い毎日でも、エアコンだけに頼らず
暑さに慣れるように工夫しています。
(身体が疲れてくる夕方から夜にはエアコンをつけています)

我が家の働き者は「扇風機」
父のために購入した「扇風機」でしたが持ち主が亡くなったために我が家へ引越し。
ちょっと動きがギクシャクしているのですが
使い心地に支障がないので毎日頑張って動いています。

風が回っているというのは快適です。
汗をかいても、内にこもるような暑さではなく
少し涼しく感じます。

幼い頃
扇風機と向かい合って「あ~・・・」と声を出していると
自分の声が震えて聞こえるので
ひとりでニヤニヤしながら遊んでいたことがあります。
たいてい台所で遊んでいたので
母はあきれていたでしょうね。

そんなことを思い出しながら
過去を旅していろんなことを考える時間が楽しいです。
ふと思い出す出来事が
新しいヒントになることもたくさんあります。

インプットの多かった1週間でした。
少し咀嚼の時間が必要のようです。




2025/06/19
170「時間が足りないなぁ、と思うとき」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日も暑い一日でした。
朝から出かけて帰宅したら
室温が34℃でした。

諦めてエアコンをつけました。

負けた…(ちがう…)



近頃、一日の時間が少ないなぁ…と思っていたのですが
暑さのために体調を整える準備や
水分補給
何を着たら涼しいのか
涼しく見えるのか
靴は何を履けばいいのか・・・

という
いつも考えなくても良いことを
あれこれ考えているからなのかもしれません。

必要なことだけど
時間をとられてまですることかな?

私が注力するところは
もっと違うところで
もっと大切にしなきゃならないことがあるよね。

エアコンの涼しさにホッとしながらも
色々と考えさせられる
時間となりました。

時間は平等だけど
公平じゃない


あなたは
時間と仲良くしていますか?








2025/06/18
169「フランス語」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

次女はスイスの中でもフランス語圏で大学課程を履修中です。
授業はフランス語。
試験もフランス語。
最初の1年間は、英語がメインでコミュニケーションをとっていたようですが
学校の授業でフランス語が話せないと不利になることが多くなった様子。
5月から6月にあった試験はすべてフランス語で勉強し
筆記も口頭試験も頑張ったそうです。(結果はすべてクリアして、大学2年生を終了したとのことです。尊敬…)

我が家の外国語は英語は必須として(私だけあまり話せない・・・)
その次の言語はドイツ語が多いです。
私も夫も、幼いころにドイツで生活をしたこともあり
大人になってからも、留学や駐在で暮らしていたことがあるので
ドイツ語が身近だったこともあります。

次女はそんな傾向に反骨精神をもやして
高校からフランス語を勉強していました。
幸いなことに、学校の授業が丁寧だったこともあり
習得するのは早かったように思います。
ただ、発音は難しくて苦労していました。
渡仏前にプライベートレッスンを受けていた時に
発音に厳しい先生の下で
かなりみっちりと練習していました。
その頃のことは私にもあまり記憶がなく
とにかく一人で黙々と勉強していた姿しか
覚えていません。

次女は軽やかな風のように
ふわりと舞い上がり
するりと通り過ぎて
気がつくとこちらに手を振っているような・・・

でも、勉強していた形跡はしっかりあるので
かなり努力していたはずです。
いまでは英語よりフランス語を話す機会が多く
生活のほとんどはフランス語らしいです。


私もそんな姿をみて
ちょっとはフランス語に興味をもって
「少し理解出来たら楽しいかも!」と
気軽な気持ちではじめました。
「Duolingo」

先日、メデタク300日達成。
毎日5分くらいフランス語に触れている・・・といった軽い勉強なので
文法や規則がちゃんとわかっているわけではありませんが
「Je cherche ma valise.」
なんて言葉がわかったりすると、嬉しかったりします。
発音は全然自信がないので通じないかもしれません。
(私の発音は英語でもフランス語でもジャーマンアクセントが強いらしい💦)

新しい言語は
新しい世界を運んでくれます。




目下、パソコンでフランス語を書くにはどうしたら良いのか…
そんなところで右往左往しています・・・(情けない)








2025/06/17
168「ビブラートが苦手です」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

本日もエアコンと共に練習しました。

昨日より気温の上がり方が早かったので
お昼を過ぎて帰宅した時にはすでに室内34℃との表示。
驚きつつも
汗をかきながら昼食を食べた後
ホッと一息ついてから練習。
楽器も昨日より空気に慣れてきたのか
比較的良い音で鳴ってくれました。
それも、除湿剤とエアコンのおかげです。

今日もひたすら練習曲を弾きながら
左手のビブラートの練習。
(ビブラートとは:指で弦を押さえた状態でその指をわずかに揺らすことによって、表情豊かな音にするテクニック。腕のビブラート・手首のビブラート・指のビブラートなどがあり、種類によって響きや表現に深みが加味されて奥行きのある音楽を創ることができる)

いくつになっても苦手なテクニックがあるものです。

私はビブラートが下手・・・
じっくりと音を聞き分ける忍耐力がないので
同じようなビブラートしかできず
それも「ちりめんビブラート」(細かいビブラート)一辺倒。
手首・腕の滑らかさが足りないのだと思います。

均等に美しいビブラートを目指して
練習中です。

動きの少ない練習で
すっかり冷えました…






2025/06/16
167「練習にエアコンつける?」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

梅雨入りしましたが
今週から夏のような暑さです。
湿気を含んだ空気に敏感な私ですが
更に気温が上がってくると悲鳴をあげたくなります。

今日は朝からパソコンに張り付いて仕事をしていたのですが
そのうちダラダラと汗が流れてきました。
久しぶりに額から汗が流れる感覚は悪い気分ではなく
むしろ気持ち良い。
外から入ってくる風が間に合わなくなり
扇風機を回しました。
室内でも29℃あるので
仕事でアタマが沸騰しているのにさらに暑さが増します。

「今日の練習はエアコンをつけなければならないな・・・ちぇっ・・・」

6月にヴァイオリン練習のためにエアコンをつけるのは
なんだか負けたような気がするのは私だけでしょうか。
数年前までは、どんなに暑くても
6月中はなんとか自分をだましながら
エアコンをつけずに練習していました。

しかし・・・
近年の尋常ではない暑さは身の危険すら感じます。

「夏が始まる前に体調を崩してはいけない」

今日の練習は少しリハビリも兼ねているので
ゆったりペースで進めます。
エアコンはやはり快適で
アタマもクリアになって練習しやすいです。
順調に進んでいました。
でも、そのうち足元から冷えてきました。
そして、汗の蒸発した皮膚がひんやりと湿気を帯びてきました。
ここで冷え切ってしまったら、体調を崩してしまうのは一目瞭然。
そこでエアコンを切りました。
エアコンを切ってしまうと、とたんに湿気がまとわりついてきます。
結局汗だくで練習を終えました。

身体の状態はまだ夏使用になっていないようです。

汗をかきながら、体内の熱をきちんと排出できるように
自分の身体もコントロールが必要のようです。

汗をかきながら練習 ⇔ エアコンをつけて練習
この繰り返しです。

今年の夏はどんな暑さがやってくるのでしょうか?







2025/06/15
166「続・本を読む」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

本の感想文は得意ではないのですが
備忘録も含めてメモ程度に書こうと思います。
本を読むことは好きですが
時間がないと思い込んで読むのをあきらめていたりすることがあります。
今週は庭整備のために職人さんが出入りしているため
スケジュールに余裕があるので読書三昧の日々にしようと思っていました。


「わたしの渡世日記 上下」高峰秀子(文春文庫)


「巴里ひとりある記」を読了後にすぐ読んだため、合点の行くことが多く納得感もあった。

とにかく読み応えのあるエッセイだった。

毎週1回分、1年にわたるエッセイ。

それも1回分が原稿用紙10枚以上(4000字)なのだからものすごいことだと思う。

それを物書きではない女優が書き上げるのだから「えらいこっちゃ」である。

戦前から戦後までの間、高峰秀子という子役から女優へと進む道にある、様々な人間関係と出来事と世界情勢と、混とんとした彼女の心が浮き彫りになる。

子役としての仕事のため学校へも行けず、毎日毎日撮影所の往復。

『子供にとっての一番の喜びは「学問」以前に「子供同士が友だちを作りあう」ことであり、「生まれて初めての小学校における「集団生活」の経験だと、それをついに持つことの出来なかった私は、自信を持っていうことができる。』

『せめて子供のときくらいは、自然な子供の世界で、子供らしく遊ばせ、子供同士の会話を持たせてやってほしいと私は願う。』

『子供には、感受性はあっても、大人の鈍感さはない』

(以上文中より)
彼女の切実な思いは、今の時代にも心に残る。
私の子育てを振り返るきっかけにもなった言葉たち。

学校へ行きたいという願いも、人気絶頂の彼女にはその選択が現れては消え、結局学校へ通うことができなかった。

だが、彼女には常に【本物の「師」】が常に周りにいた。

監督や俳優、職人から財界人、文豪や芸術家などありとあらゆる人。人間関係ほどすべての勉強に勝るものはないかもしれない。

本物を目の当たりにして、それを無我夢中で対峙することによって磨かれた感性。
だが、それらも素地がないとやはり偽物にすりかわってしまうことだろう。

そして彼女自身も、基礎的な勉強はやはり大切なことだと彼女自身も悟っていたはずだ。


「無知な人間ほど無謀である。」(文中より)

そう思って教えを乞う時には必死の形相だっただろう。
演じるために頭をフル稼働させて想像力を働かせる。
戦前戦後の激動期を、映画を撮るというプロフェッショナルなことに従事して
世情に翻弄されながらも女優として生きていた。
養母との確執を、切ろうと思っても切れない縁は
たとえ自分が稼いだ賃金であっても
生活を支えたのは養母だとわかっていたから。
その、彼女の心意気が文字に表れていて心が痛かった。

「ほかに喜んでくれる人がいなかったから、自分で喜ぶよりしようがなかった。」(文中より)

結局、それができる人が利口である。

「可哀そうに、君は人間として、言葉は悪いが片輪なんだね」と結婚した松山善三に言われてホッとする彼女。

それまでの道のりをあきらめずに不貞腐れずに歩いていた彼女の姿に清々しさを感じた。




2025/06/14
165「本を読む」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

どうにもこうにも
身動きが取れなくなった時。
私は本に逃げます。

「巴里ひとりある記」高峰秀子(河出文庫)

当時人気絶頂の女優「高峰秀子」が

1951年6月から翌年1月までの間、そのうちの6ヶ月近くを過ごしたパリでの生活についてを綴る。

本人は辛いこともあってけれど、楽しいことを綴ることが好き、という著者の心もあって内容はどこまでも明るい。

初めての執筆(というかメモ)なので、拙いところはたくさんあるが魅力的な文体で読み進めることができた。

そこかしこに

「それは大変なことだよね」とか

「その状況の裏側は寂しいかも」

という私の余計な思いが漏れ出てしまう。

海外に一人で暮らすというのは、思っている以上に寂しくて厳しい。

それがその生活に必死だったり、なにか目標があったりすれば何とかやり過ごすことができるが、

後で思えばホロリとすることが多い。

50年代当時のヨーロッパは日本から遠かった。

南回りで延々と乗り継ぎをしながらパリにたどり着く様子はそれだけでため息が出る。

今現在の南回りもかなり大変そうだが、当時と比べ物にならない。

パリに到着しても「お金がない」ので洋服はいつも同じもの。

そのうち仕立て屋さんでコートを注文して採寸する様子はさすがに女優。

5歳から子役として仕事をしながら、学校へも行けず撮影場所がすべての勉強場所だった彼女が、

「これではダメだ」

と一念発起してパリへ行く様は、意地悪な見方をすれば、

「そら、女優さんの一興だから、いろんな支援者がいるじゃない。大したことない。お嬢さんの気まぐれ」

と思うが、読み進めていくうちに

「そうではないらしい」と謎が深まる。

その答えは彼女がその後、50歳間近に書いた「わたしの渡世日記」で明らかになるのだが。

戦後間もない日本も世界も、どこもかしこも虚脱感と躍動感が背中合わせだったようだ。


とにかくこの1冊から、私にパリの景色がありありと想像できた。

ちょっと懐かしくて、切ないパリの思い出。

それは、意外なことに彼女の描写が的確だったからに違いない。

そしてパリは、今も昔も基本的なところは変わらないのだ、と歴史の大きさを感じざる得ない。


所々に描かれたスケッチがおしゃれで小粋。

彼女はやっぱり本物の女優で才能があるんだな、と思い知らされる。



2025/06/13
164「練習するハードルを下げる」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

体調がグルグルしてくると
もちろん本業のヴァイオリンにも支障がでてきます。

湿気の多い空気のため
楽器の鳴り方もイマイチ…
指がベタベタしてちゃんと別々に動かない…
浮腫んだようになって気持ちが落ち込む…

そんな時は近年の私の療法。
「練習曲をひたすら弾く」

とにかく楽器ケースを開けて
ドイツ人の師匠から教えてもらったエチュード(練習曲)を
パラパラとめくりながら弾く。

パッと楽譜を広げたページから
番号を順番に進めたり後に戻したり
偶数番号にしたり奇数番号にしたり

え?
プロでもそんなことするの?

私だけかもしれませんが…
誰かのお役に立てれば何よりです。



2025/06/12
163「らせんをグルグル」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

エアポケットに落ち込んだような数日。
調子でないな~と思っているうちに
ズブズブと沼にはまってしまう感覚。
気がつくと身動きの取れないことになっています。

そんなとき、私は
  • 仕方ない、とあきらめて身をひそめる
  • ひとつだけでも用事を済ませる
  • 身体を動かす(私の場合は太陽礼拝をひたすらする)
以上をしながらグルグルしています。
特効薬をみつけられていないので
ぐるぐる、ぐるぐる・・・
そのうち、ポッと、グルグルからはみ出るときがあります。
そうなれば大丈夫。
私の場合は大体2日~3日で元に戻ります。

自分の体調管理って
こういうところから始まるものだと思います。
自分のことを知る。

あなたは自分のことを
どれだけ知っていますか?




2025/06/11
162「雨の季節到来」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

雨の一日。
私の住む関東も梅雨入りしたとのことで
これから1か月ほどは雨の多い季節になるのでしょう。
街中でみかける紫陽花が
憂鬱になりがちな気持ちを和ませてくれます。

ドイツに住む長女からは
「毎日、先の読めないお天気に振り回されている」とのこと。
快晴かとおもったら、一転して大粒の雨が降ってきたり
その後はまた晴れて、曇っての繰り返し。

スイスに住む次女は
「少し雨が多い感じがして、なんとなく梅雨みたい
スイスは春から夏、秋から冬に雨が多いような気がする」とのこと。

同じヨーロッパに住んでいても
やはり気候は大きく違うようです。

湿気の多い日本。
そろそろ乾燥剤の交換をして
本格的な梅雨時期に備えたいものです。





2025/06/10
161「心身を整える経験」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今の時期は仕込みの時期でもあります。
1年の後半に向けての準備期間。

12月のリサイタルを中心として
他のコンサートの企画運営も
丁寧に進めていかなければなりません。

それなのに
この寒暖差と梅雨の時期特有の空気の重たさに
体力を奪われています。
音楽家は体力勝負。
自分のメンタル・フィジカルを
バランスよく整えていく能力が必要です。
自分をコントロールする采配は
なかなか難しいものですが
長年の経験から
少しずつ自分の「手当て」ができるようになっています。
50歳になったときくらいから
少しずつ自分を見直してきて
ゆるやかに変化しています。

今日は雨の1日でした。
そんな日は
ずっと読書に明け暮れることに決めました。





2025/06/09
160「奏楽堂でのコンサートご案内」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

2025年後半も、演奏機会をいただいています。
まずは、9月12日(金)に上野にある奏楽堂で
「ベートーヴェン:クロイツェルソナタ」を川元真里さんとご一緒します。
川元さんの所属するピアノグループ「ムーベ」。
今回は他楽器とのジョイントコンサートということで
参加させていただきます。

旧東京音楽学校奏楽堂は上野公園にある、
日本現代建築史における歴史的建造物として重要文化財に指定されています。

奏楽堂での演奏は久しぶりです。
建物保存のための工事期間以前なのでずいぶん前ですね。
冬の時期の演奏会は
控室から舞台袖までが遠くて寒かった記憶が…
木の階段に趣を感じて
ドイツの演奏会場を思いだして懐かしい気持ちになりました。

さて、今回はどうなっているのか?
楽しみです。





2025/06/08
159「自分コントロール」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

音楽家にとっての休日。
それは「今日は何もしない」と決めた日。
そうはいっても
練習しなければならないし
生活にまつわる家事雑事は留まるところを知らない。

それでも
いつもの半分以下の労力にすることが
「休み」となります。

全部を自分でコントロールすることの難しさ。
気持ちも含めて
私の場合はうまくいかないことの方が多い。
それでも牛歩の如く
試行錯誤の日々です。



2025/06/07
158「ロゼワインを飲みながら考えること」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

キリリと冷えた白ワインの美味しい季節です。
冬の間は赤ワイン。
春ごろから白ワインやスパークリングを好んで飲みます。
だいぶお酒には弱くなったので
無理をしないことが大切。

先日は自分の誕生日だったので
事前に買っておいたロゼワインを開けました。

湿気の含まれるちょっと重苦しい空気のなか
ほんのり甘さをふくむ
色のきれいなロゼワインは
さわやかな後味と
お祝いにふさわしい華やかな気持ちになりました。


自分のためだけに
自分自身をきちんと祝ってあげる


自分のことを二の次にしていた時代は去り
これからは
ほんの少し自分に手をかけるフェーズです。
なぜなら
残されている時間は刻々と減少しているから。

焦る必要はありませんが
「今、何をするべきか?」を
慎重に心に刻んでいくべきだと思っています。

それぞれの年代に任されている任務。

今の若者に
「年を重ねるのも悪くなさそうね」と
思ってもらえたら嬉しいです。




2025/06/06
157「あなたの好きなもの3つをあげてください」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日の午前中は学びの時間でした。
その中のワークで聞かれたこと
「あなたの好きなものを3つあげてください」
「なぜ好きなのか、理由も教えてください」

私はこういう質問がとても苦手です。
何が好きなのか
どうして好きなのか
知らんわ~
え~い
放っといてくれ~って
やけくそになってしまうのです。

でも、今日はなんだか直感的にパパパっと思いついたことを書きました。
①猫沢エミさんのエッセイ
②猫
③スイーツ

それぞれの好きなところ
①あこがれ・あんな文章を書いてみたいな・パリでの素敵じゃない生活トラブルに共感する・等身大の姿・読んでいると時間を忘れる
②手触り・昔飼っていた頭の良い猫との思い出・悲しむ自分を受け止めてくれた・頼ってくれた・じっと見つめてくれる瞳
③食べると幸せな気持ちになる・美味しいね、という言葉が好き・笑顔の思い出す・家族の思い出

あぁ、キーワードは「思い出」だな。
私はちょっと寂しくて色々と思い出すことが多いんだな・・・
思い出す時間がちょっとシンドイらしい・・・

そうやって
自分の心を見つめて
自分で自分を分析できたら。
何をしたら心地よくなるのか
過不足のない状況を自分で知ることができたら。
とても生きやすくなります。

目に見えない感情。
心の内側で起こっていることを
自分でわかっていないことが多い。
だから、混乱して絡まった心の糸を握りしめて
べそをかくことがあるんです。

絡まった糸は
自分で解くこともできるけれど
できたら伴走してくれる人がいると心強いです。

ライフオーガナイザーは
空間を整えたり
時間を整えたりするほかに
心を自分でコントロールできるように
お手伝いする「メンタルオーガナイザー」がいます。

自分の心を
自分でしっかりコントロールすること。

メンタルオーガナイザーはカウンセラーではありません。
心の片付けをお手伝いする
伴走者…といった感じでしょうか。










2025/06/05
156「公式LINEでゆるりと配信しています」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

ジリジリと照り付ける陽ざし。
夏が近いです。

季節の行事を思い出させてくれる
子どもと共に過ごす学校生活が終わり、
今は50代後半の少し中途半端な生活です。
娘二人も海外生活をしていることから、
自分の生活は自分で整えていかないとあっという間に崩れてしまいます。
心も体調も。
本来であれば、少し余裕のできたこの時間を
夫婦二人で楽しむこともできたのですが
私には許されなかったようです。

そんな時に、役立っているのが二十四節気に沿った発信。
私の公式LINEでは、月に2回ほどの二十四節気ににあわせて
心身を整えるヒントや生活を彩る工夫
私のおすすめの食べ物(スイーツ多し)などをご紹介しています。

また、講座のご案内などもラフな気持ちでお知らせしています。

毎日が同じように過ぎ去っていて、節目が欲しい方。
ちょっとした生活のヒントを探している方。

ゆるりとした配信なので、気負わずに登録していただけたら嬉しいです。
配信以外の勧誘はございませんのでご安心して覗きに来てください。



GRACEFUL STYLE



2025/06/04
155「新しい曲と共に」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今年のリサイタルに
プーランク作曲の「ヴァイオリンソナタ」を弾きます。
久しぶりに真新しい譜読みから始める作業です。
楽譜を購入するところからドキドキしました。
(紙質が、かなり薄くてびっくり。力加減を考えないと破ってしまいそう・・・)

この曲は特に
時代背景や作曲家自身、曲に内包される色合いに魅力を感じています。

歳を重ねて、様々な経験を経ているので
音楽作りには自信が持てるようになってきました。
また新たな自分の一面を構築して良ければと思います。

なかなか手強くて苦戦しそうですが
これから12月まで楽しく練習していきます。

リサイタル準備の様子も含め
曲目に関しても
少しずつ綴っていきます。





2025/06/03
154「自分を観察する」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

空気が重くなってくる6月。
梅雨間近の水分をたっぷり含んだ空気は
少し気分が停滞する感じもしますね。

忙しさのピークを過ぎて
体調を崩した長女から連絡がありました。
のどが痛くなって、身体に熱がこもっているような感じで
頭痛もあるとのこと。
忙しい自分のために作り置きをしておいた野菜スープを飲んだり
栄養剤のようなものがあるのか調べてみた…などなど。
自分の状態がこれ以上悪くならないようにしたいけど
どうしたらいいかな?という相談でした。
私がアドバイスできたことと言えば
「水分とってね。トイレ行きたくなるかもしれないけど。」
それだけでした・・・

海外生活で不安になるときは体調の悪い時です。
気軽にお医者さんに行くこともできないし
薬局で症状を伝えるのも面倒。
寝てれば治ると思っていても
ふいに悪化したり
3日後に約束があったりすると
早めに回復したい…

私は娘たちに
体調の悪い時の対処の仕方は
色々とアドバイスしてきました。

  • 体調が悪くなったと感じたら一旦立ち止まる
  • どんな症状があるのか冷静にみる
  • どんな対症療法があるのか考える

無理をして予定をこなしたり
慌てて医者に駆け込んだりするよりも
自分の治癒力と自分の状態をしっかり把握していることが大切です。

今回、長女はchatGPTにも相談してみたそうです。
自分の買ってきた栄養剤はどのような効き目があるのか。
どんな風に過ごしたらいいのか。

その後は悪化することなく
少しずつ良くなっていると連絡がありました。

普段から自分の体調をよく観察している長女。
調子の良い時
調子の悪い時
体調が悪くなる前兆
得意ではない時期

日ごろの観察力は
身体が資本の音楽家には必要なスキルかもしれません。






2025/06/02
153「温かいお気持ちに感謝です」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

先日の「絵本コンサート」からのご報告を。

川元真里さんの企画する「東日本大震災チャリティーコンサート」では
コンサートにかかる経費をのぞいた収益金をすべて【あしなが育英会】に寄付しています。
今回はチャリティーコンサートではなかったので
別途のご案内として会場のみなさまに募金のお願いをいたしました。
温かいお心遣い16,000円を募金箱にいただきました。
ありがとうございました。本当に感謝です。
全額を【あしなが育英会】に寄付しましたと、川元さんから連絡を受けました。

私たち音楽家も演奏を聞いていただいて
その先に何か社会貢献ができたらさらに嬉しいです。

私自身は、リサイタルを開催するたびに「日本対がん協会」に寄付しています。
祖父、母、大好きだったママ友。
彼らのことを思いながらこれからも小さな活動をしていきたいです。







2025/06/01
152「時間をオーガナイズすること」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

演奏会ラッシュが少し落ち着きました。
それぞれのコンサート形式が違うこと
準備に時間のかかるものが多かったこと
慣れないことにチャレンジしていたので
気持ち的になかなかハードでした。

自分でコントロールできることは
長年の経験で加減がわかっています。
スケジューリングや準備の時間などに必要な「所要時間の把握」や、
自分自身の性格やクセを加味しながら「自分にとって最適な時間」に行動することなど
私がこれまでライフオーガナイズの手法で学んできたことはとても役に立っています。

人生において、何が起こるかわからないことも
身をもって体験しています。

ほんの少しでもあなたの生活が
今より暮らしやすくなるのであれば
「時間」を味方にすると
驚くほど気持ちがラクになります。

人生の転機にアタフタせず
今から学びを深めて
自分で自分を守ることを始めてみませんか?