こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
新緑の5月。
ゆらゆらと動きつつ、上半期の終わりが見えてきました。
あっという間に12月が迫ってきているのを感じて
思い切ってリサイタルプログラムを決定しました。
私の中で決めただけなので
ピアニストに打診をして最終決定します。
今年の最後はベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第10番。
ここまでに至る道は
楽しい思い出と
苦しい思い出と
幸せな時間と
悲しみに沈む時間
すべての感情を思い起こさせます。
それでも辿り着いたヴァイオリンソナタ10番というものを
どう表現するのか…
自分の中でどう位置付づけるのか…
私は少しひねりを効かせるプログラムが好きです。
今までを振り返りつつ
現時点を踏みしめながら
少し顔を上げて空を見てみようと思います。
詳細はもう少しお待ちください。
自分の思いは誰にもわからない
でも、伝えつづけなければ
永遠に誰にも伝わらない
伝えられた方は
わかりたいと思い続けることが
伝えてくれた人に誠実に向き合っていることだと
知っている
どこかでお互いが思いを共にすることができたら
それがどんなに幸福なことか