塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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257「リハーサル方法は多様化する」

2025/09/14
257「リハーサル方法は多様化する」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

まだまだ暑い日々。
近頃は湿気が高くて本当に蒸し暑い日々です。
さすがに頑丈な私も、暑さの疲れでヒーヒーしています。

さて、今回の奏楽堂でのコンサートの準備で
気をつけたことを書いていきたいと思います。
「賛助出演」というお役目をいただいてのコンサートだったので
少なからず責任をもって演奏することは必須でした。
さらに、30年以上続くピアノグループとしては初めての室内楽演奏。
聴きにいらっしゃるお客様も、きっと興味をもって楽しみにされていることでしょう。
自分の練習はもちろんのこと、共演者のピアニストもしっかり準備していかなくてはなりません。

奏楽堂のホールはなかなか難しい響きだったなぁ、と過去の演奏会を思い出しながら
どんな状況・ピアノの状態・音響でも演奏を楽しめることが大事だと思いました。
そのために、我が家のアップライトピアノでのリハーサルを大幅に減らして
練習スタジオを借りて、色々なグランドピアノで弾いてみることにしました。
(さらに今回は、ホール練習もできたのでとても助かりました)
今まで馴染みのなかった練習スタジオ。
探せば色々とあるのですね。
リハーサルは我が家で・・・というのが当たり前だった時代は過ぎました。
状況に応じて、スタジオを探して
グランドピアノでリハーサルをして、音響を確認することの大切さを改めて思いました。

ピアニストも、様々なピアノでのリハーサルを重ねたおかげで
本番のピアノにも反応が早かったように思います。

試行錯誤はいつまでも続く。
演奏することに、小さなこだわりを持って
常に高みを目指したい、と思うこの頃です。