こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
今日は「成人の日」ですね。
昭和の私は未だにこの祝日がわからなくなって
「1月15日の方がよかったなぁ・・・」って思います。
今年は次女が20歳になったので
盛大にお祝いをしたいところですが
スイス在住のため本人不在での祝宴です。
(音楽史の試験日らしく、昨日は最後の追い込みで
必死の形相をしていました…がんばれ)
次女のことを少しお話ししましょう。
生まれた時から4歳年上の(シスコン)姉に可愛がられ
生後1週間の時に姉の風邪をもらって新生児なのにハナタレ娘…
(新生児は風邪をひかないという説は私の中で消え去った)
姉の行事には常に参加。姉の病院通いにももれなく付き添い。
姉のヴァイオリンレッスンに通うついでに自らヴァイオリンを弾く。(弾かされる?)
幼稚園年中で「私はスイミングスクールに通いたい!」と意思表示して
その後は競泳選手として週6のスクール通い(家から車で40分・小3から電車通い)
ほぼ毎週末の試合と遠征、合宿を経験してメキメキと頭角を現す。
小学4年からJOC大会に連続出場。
小6の夏で「ヴァイオリンに集中する」と宣言して競泳選手引退。
中学の生徒会長をしながらヴァイオリンの遅れを必死に取り戻し
音楽高校受験・合格。
コロナ禍にもめげず、新しい可能性を探り渡欧を繰り返し
海外での音楽修行を選んで高校卒業と同時にスイスに移住。
海外生活の辛酸をなめつつ、
通学時間急行列車1時間の距離をこなしつつ
ただいま大学2回生の秋学期試験期間中。
彼女の強みは競泳選手時代に培った体力。
そして、練習メニューを自分で作って実行したという経験。
周りや自分を冷静に見る姿勢は
競泳のレース配分を戦略的に捉える力と同じなのかも、と思います。
(彼女は200m個人メドレーが得意でした)
20歳になって
自身の責任が重くなります。
親の意見は、今までと違って少し遠いものになるでしょう。
でも、私は信じていたいです。
彼女の今までの経験と知恵、これからの学びによって
どのようにも可能性が開けていくということを。
成人の日に
たくさんの若者がどんな気持ちでこれからを過ごしていくのか。
その思いは、この日本という国を支えていく力になるのだと
期待したいと思っています。
おめでとう!