塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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95「時間は平等・でも公平じゃない」

2025/04/05
95「時間は平等・でも公平じゃない」

こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


子育ての時期を経て、少し時間の流れが緩やかになりました。


【頑張りどき】って誰にでもあると思います。

とにかく時間がない、時間に追われる、細切れの時間を日々に詰め込む。

私の場合は、一回目が娘たちが小学校中学校の頃。
そして、二回目が父の介護に追われた頃。

そんな中で、私の場合は何を削るかを一生懸命考えました。

睡眠時間?

自分の時間?

練習時間?

それぞれのタスクに合わせて工夫しました。


私が唯一譲れなかった時間が「自分への時間」


その定義は様々ですが、私にとっては「現実逃避できる時間」でした。


  • リハーサルのためにでかけるならば、少し早く家を出てコーヒーを飲む時間を作る
  • 帰り道に本屋さんによって、5分だけぶらりと新刊書をながめる
  • 寝る時間を少し遅らせて、読みかけの雑誌に目を通す
そのほか、小さな「現実逃避時間」を作っていました。

ほんの少しのことですが、私にはとても大切なことでした。

その時間を取ることができれば、どんなに時間が迫ってきてもあわてる必要がありません。

自分の時間を取れなければ、予定を削除すればよいだけですから。

そして、自分が手に負えないことは、必要のないことなのですから。

すべてを手の内に入れて生きることはできません。

その時自分が必要としていること、自分が必要とされていることを黙々とこなせばよいことです。


私は二度目の【頑張り時】のピークを少し過ぎたころに、

ぷつり、と音を立てて振り子が切れました。

極限まで振り切って、振り子がどこかへ飛んでいってしまいました。

徐々に緩めていくはずだった振り子。

その準備はしていたはずでしたが、振り子自身が耐えきれなかったようです。

あてもなく、ユラユラと漂った2年間。

「時間」を味方にしながら

振り子を修復して、部品を取り換えて、ねじを巻いて・・・

動き出すにはもう少し時間が必要なのかもしれません。

それでも、流れていく時間を掬い取りたいと思っています。


私は時間が好きです。

誰にでも平等に与えられる1日24時間。

見方になってくれたら
本当に心強いですから。

でも、公平ではないのです。


え?どういうことかしら?

そう思われたら、私と一緒に「時間」について考えてみませんか?

「時間」はオーガナイズすることができます。
時間を味方にする方法を探してみましょう。