こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
海外在住の娘たちが
時々、食事の写真を送ってくれます。
その土地にしかない食べ物や
おいしいと思っている日本食
自炊した食事の
生存確認のような写真などなど・・・
(冷蔵庫に残っていたものを並べてみた、というようなもの)
日々の生活(掃除・洗濯・買い物など)を回しながら
音楽の勉強や各種コンサート、仕事やマスターコース受講をこなすのは
容易ではありません。
その中でも、彼女たちには【生きることは食べること】という考えが
しっかりと身についているのを感じることができます。
私が食事を作ることで伝えてきたことが
実を結んでいるということでしょうか。
‥と言いつつも
私自身はそんなに難しいことを言ったり、作ったりしたことはありません。
- 夕食には必ずごはんとお味噌汁を作る(みそ汁の具は3種類が目標)
- 副菜を必ず添える(季節の野菜を意識して)
- 朝ごはんを食べて学校に行く(簡単でもいいから何か食べていく)
- お弁当を持っていく(幼稚園・中学~高校まで作っていました)
家族で食卓を囲む大切さを伝えることは、思春期の娘たちには面倒だと思うこともあったと思います。
でもいま、一人で食卓に座って食事することの寂しさや面倒を思いながら
「実家で何を食べていたかなぁ」と思い出してもらえたらと思います。
家族LINEには、私も自分の食事を送信します。
ちょっと美味しそうに見えるアングルで
ちょっと気取ったお皿の組み合わせで
「お、美味しそうだね」と言ってもらえるように。
(食材はシンプルなので大したものではない)
そんなちょっとしたことが
「今度はアレを作ってみようかな・・・」というヒントになれば良いなと思いつつ。
名もなき質実剛健な食事の長女。
食材に凝って美味しいものを追求するのが好きな次女。
それぞれ食事への情熱の方向が違いますが
どちらも食べることを大切にしています。