8月になると、12月のリサイタル準備が本格化します。
コンサートの自主企画というのは
自由に考えて楽しいような
制限がないのでどういう風に考えたらいいのかわからずに
苦しいものやら、なにやら複雑。
私の場合はアレコレ考えた末に
自分の首を絞めるようなプログラムになるのはいつものことです。
あれもこれも詰め込みたい。
挑戦してみたい。
聴いてもらいたい。
伝えたい。
練習過程を逆算して考えているのに
うまくいかなくてスランプに陥ったり
予定が狂ったりするのはいつものこと。
それでも12月にむかって進んでいくこの工程は嫌いではないです。
子どもが小さくて練習時間がなかった時も
娘たちの習い事満載で過密スケジュールを縫うようにしていた時も
心の灯が消えかかっていた時も
リサイタルという目標に向かって進む自分を
鼓舞しながら
演奏することに全力投球しました。
今年のリサイタルのテーマは「ベートーヴェンとともに歩む・そしてその先へ」
今までの積み重ねを大事にしつつ、新しいことへ挑戦する。
そんな想いが皆様に届きますように。