夫が亡くなって、少しずつ家を整えています。
終活?
そこまで考えてはいませんが
20年後を区切りとして今からできることをしています。
これから歳を重ねていくと
5年区切りで考えることが多くなっていくでしょう。
そのうち3年区切り
1年区切り
半年
1か月。
私はそうやって実父の姿を見守りも看取りました。
その判断をすることがとてもつらかった。
何度も覚悟して、何度もシミュレーションをして、
その時を迎える準備をしていたけれど、
その時が近づいてきた数か月の苦しさは忘れることができません。
ただ、実父のきちんとした性格に助けられて、
死後の事務処理はスムースでした。
夫を亡くした後
私はこれからこの家をどうやって維持していくのか
どのように考えていくのかを少しずつ考えています。
他人は
「きっと娘さんたちが一緒に住んでくれる」
「そのうち孫が遊びに来るよ」
様々な意見を言いますが、私自身はそうではありません。
娘たちがどう思っているのか?よりも
夫と築いたこの家への思いと、
これから夫と一緒に考えていくはずだった
一つ一つのことを粛々とこなしていくだけです。
バスルームと洗面所の改装はその手始めでした。
20年以上たった水廻りの工事は早急にするべきことでした。
温かいお風呂場とお掃除しやすい機能。
これから20年後を見据えたら、早くに快適な状況を作り出すべきでした。
次は、玄関廻りの改装。
この5~6年の課題だった玄関廻りは
我が家へやってくるちょっと年上のご近所さんへの配慮もあります。
それはまた、いずれ自分にも必要になってくるのです。
最後に、娘たちへの思いです。
「私はいつでもここにいる」
「いつでも戻ってきていいよ」
と伝えたいから。
私がこの家に居心地よく住んでいれば、
彼女たちも
「いいなぁ、私もちょっと寄って休んでいくか」と
日ごろ抱えている荷物をおろして
休憩する場所になるのではと思っています。
それは、私自身が
両親から受け取っていた「静かな愛情」だから。