こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
音楽家はとかく華やかな世界に生きていると思われています。
美しい衣装を身にまとい
スポットライトを浴びて演奏する姿から
生活感はあまり感じられないでしょう。
演奏家としても、
日々の苦労や
悲しみ・苦しみ
ドロドロとした感情を見せたくないのが本音。
お客様に夢を見ていただきたい・・・
でも、それだけでは心の奥に届かない。
音楽家が本当に伝えたいことが
心の奥に届かないのです。
「自分自身で生活していない演奏家の音楽はつまらない」
辛口評論家の姉の意見です。
演奏するということは、演奏家の全てがむき出しになるということ。
どんなに取り繕ったとしても
化けの皮がはがれてしまう。
今、私自身は過渡期にいます。