塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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287「音楽を奏でるには言葉も必要だと思う」

2025/10/14
287「音楽を奏でるには言葉も必要だと思う」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今月は本読もうと思って色々買いました。
ビジネス書から小説、エッセイ、音楽書。
鮮度が下がらないうちに読もうと思っています。
今月に入って3冊読了し4冊目に移行中。

インプットが増えてくると
頭の中が処理に忙しくなるので
アウトプットがとても貧弱になります。

音楽は音で表現することが必須ですが
その音を「どのように」表現するのかは
演奏者にゆだねられています。
そのうえで
その表現がさらに言葉で表現できるのであれば
より明確に、説得力が増して
自信のある演奏へと変貌します。

【音楽家も言葉が必要であり大切なことである】
これは私の持論です。

本を読みながら、なかなか自分の言葉にできないジレンマは
私の中にも存在するので
今月の私は
「自分、頭悪すぎ・・・」
と独り言を言いながら読んでいます。

あるとき
エッセイしか読めない時期がありました。
自分と、かけ離れた世界や時代にいる人の
自分とは、かけ離れた思考しか受け付けないときがありました。
それは、
そのときの自分
そのときの状況を直視することができなくて
それでもその場所からは逃避しないと
メンタルが壊れてしまうから
エッセイを読む・・・という
自分を守るための防衛策だったのだと
今は解釈しています。

人生には逃げ場のない時もある。

それでも
自分で逃げ場を作ることができれば
避難して休むことができる。

私には「本を読むこと」が
逃げ場になっているかもしれません。