塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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147「ヴィオラという楽器」

2025/05/27
147「ヴィオラという楽器」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今回のコンサートで
「ビオラの音が好きになりました」という方がたくさんいらっしゃいました。
とても嬉しいご感想です。

私はヴィオリスト(ヴィオラ専門の演奏者)ではないので偉そうに語ることはできませんが
ヴィオラという楽器はとても好きです。
音楽高校に入学した当初、オーケストラで初めてヴィオラを弾きました。
当時は初めてのヴィオラという楽器、初めての楽譜(ハ音記号なんですよ…)に途方に暮れて
全然弾けませんでした。1年間ずっと弾き続けて、ようやく楽器になじんだ感じでした。
その後、なぜか学校オーケストラでヴィオラを弾く機会をたくさん与えていただき
プログラムの半分以上はヴィオラを弾いていたかもしれません。
(余談ですが、チャイコフスキー作曲:弦楽セレナーデは1stViolin,2ndViolin,Violaパートは全部弾けます!)
私が今持っている楽器は、娘たちが音楽学校に通っていた時に購入しました。
3人ともヴィオラが弾けますし、もし、いつか3人でコンサートをすることがあったら便利かも?という安易な考えでもありました。

ヴィオラは楽器の寸法にかなりの差があります。
もちろん、大きければ大きいほど深くて重厚な音が出ますが
私の体格だと持てる大きさに限界があります。
懇意にしている楽器屋さんから、少し小さいサイズのヴィオラを見繕ってもらいました。
これもご縁でした。そんなにすぐに楽器が見つかることは少ないのですから・・・

骨格のしっかりしたヴィオリストの奏でる音は、本当にうっとりします。
ぜひ、ヴィオリストの演奏会に足を運んでいただきたいです。
人柄もおおらかで、優しくて、おちゃめな人が多いヴィオラ族。

今回のコンサートで
ヴィオラを始めて聴いたという方が
興味を持ってくださって
次のステップに進めますように!