こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
10月があと数日で去っていきます。
今まで振り返ることができなかった日々。
あまりにも大きな衝撃を受けながら
自分自身がどうしたら良いのかわからず
ただ生きることに固執して
自分を守ることを決断したあの日。
かけられる言葉を吟味し
本質を見極め
選択する日々。
ある意味で
自分を守る殻は厚くなったかもしれません。
乗り越えたり
前を向いて進もうと思ったり
無理に何かをするのではなく
そのまま
全てを抱えていればいいんだ、と思うに至ったとき
なんだか少しホッとしました。
あったことを忘れなくてもいい
そのまま抱えていていい
立ち直ることなんて考えなくてもいい
涓滴岩を穿つ
今年のリサイタルの言葉は
そのまま自分への言葉でもあります。