塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/01/16
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

いつも聞いている曲はクラシックですか?
そうでないと耳が育たないのでは?

そんなことないですよ!

私の幼少期はアニメ番組のテーマ曲を大声で歌い
「ザ★ベストテン」を楽しみに1週間を過ごし
大人になってからはポップスもジャズも楽しんで
クラシックは、いつも勉強のためにレコード(CD)買っていました。
だから、ヴァイオリンの曲は誰が演奏していても気にならず。
勉強のためなので、音さえわかればいいと思っていました💦
(ちなみにカラオケは苦手ですが誘われたら「津軽海峡冬景色」しか歌いません‼)

「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌っていた佐々木功さんや
「いい日旅立ち」「秋桜」などを歌っていた
山口百恵さんは音程がとても良かったです。
子ども心に聴いていて心地よかった。
演歌歌手の方は、特にきちんと歌われるので
聴いていて安心感がありました。

私の両親は、音楽を聴くことについて
特に制約をしなかったので
私も彼らも好きなようにレコードをかけていました。
テレビも好きなように見せてくれたし
母は
気になったアニメの主題歌のレコードを
店頭で歌って買ってきてくれたこともありました…

そのため、音楽高校に入学したころは
往年の有名な演奏家のことを全然知らなくて恥ずかしい思いばかり…
新しく耳にする曲がたくさんあって、途方に暮れました。
同級生のクラシックにかける思いの強さや情熱に
本当に肩身の狭い思いをしていました。

それでも、私にとっては息抜きに聞く映画音楽や
その後の留学時代に聞いていたポップスなどは
心の支えと同時に様々な可能性を広げてくれました。
  • リズムの取り方
  • 間の取り方
  • 息継ぎのしかた

年齢を重ねて
今ではジャズも(頑張って)弾くし
クラシック曲の中にエッセンスとして
ポップスなどの要素を見つけることができるようになりました。
耳が慣れているので
「この曲、ジャズのあの曲みたいだなぁ」と
全然違うことを考えて楽しんだりしています。

今でも幼いころに好きだった曲は歌えますし
楽しい思い出がよみがえってきます。

好きなように
先入観なく
色々な音楽を聴く

子どもには必要な
柔軟な耳を育てる要素になりますよ。










2025/01/15
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

私は他の人よりペースが遅い方だと思います。
ええっっっ!と驚く方が多いと思うのですが
かなり努力しないと乗り遅れます。

いや、乗り遅れているけれど
そう見えなかったり
つじつま合わせで何とかなってしまったり
勉強して身についていないのに
次々といろんなことに気を取られて
結局無かったことにしてしまったり…
残念な行動をしていることが多いです。

そういったことを改めるべく
今年はブログをコツコツと書いていこうと決めています。
ブログを書くということの習慣化です。

乗り遅れているのは承知しているけれど
どうやったら自分で自分をコントロールできるのか
自分自身をオーガナイズすることができるのか
メンタルの面から整えたいと思っています。

まず私が自分に課していることは
「振り返って見直す」ことです。
前だけをみていたい私の苦手なことです。
でも、振り返りが大切なことはわかっているのです!
シミュレーションをするにも
勉強するにしても、振り返りや復習はとても重要です!
でも、私の場合
あまり慣れていないので
今は1日を振り返ることから始めています。
何を食べて、どんな作業をして、誰としゃべって、何を考えたのか…
カンタンなメモ程度でも書き出すことによって、
思考のクセや変化
パターンが少しずつ見えてきています。
(ほんの少しずつですけれど)

そこからまた次のフェーズへと、
ストレッチゾーンを大きくしていけば良いよね・・・と
自分と相談しながら進めています。

常に自分と相談すること。

とても大切なことだと思っています。

皆さんは自分のことをわかっていますか?
自分と相談して物事を決めていますか?








2025/01/14
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

昨日の夜、日向灘(宮崎県沖)で震度5弱の地震が発生しました。
夜9時過ぎということで、のんびりしている時間
もしくは成人の日のお祝いをしていた方が多いのではないかと思いました。
被害が気になりますが、ずっとニュースを追っていると
私自身の心が疲弊するので距離を取っています。

災害はいつやってくるかわからない。
備えをしましょう…
よく言われることです。

しかし、果たしてどこまで考えれば良いのか途方に暮れます。
私の場合、いつも考えることは
「ヴァイオリンどうする?」

飛行機で何かあったらヴァイオリンはそのまま機内においていく(持っていけないよね)
電車内だったらそのまま背負って退避(なんとしても一緒にいく)
自宅で地震にあったら身を守ったあとで確認(家が崩れてしまったらどうしよう)
楽器を持たずに外出して何かあったら(家がそのままのことを祈るしかないけれど、救出できるか心配)
それ以外は全く考えていないです…

様々な災害を少しだけ想定しながら
「どうする?」というシミュレーションを
頭の中で考えるだけでも良いと思います。

私自身は
大まかな事柄から
少し細かいシチュエーションを考えなくて、と思っています。

先日、横浜防災センターを見学した際に
「自宅の中で安全な場所を見つけておいてください。
どこの柱の陰が良いか、どこの机の下なら安全か、何も倒れてこない場所はどこか。
寝ているときは無防備なので、対策を考えてください」

帰宅してから自宅を見回して、
「案外安全なところって少ないかも💦」と思い直しながら
自分の身を守ることを考えつつ
ヴァイオリンとのことも真剣に考えなければ、と思いました。

新年で浮かれた気分が
キュッと張り詰めた1日。

皆さんは日ごろから災害時に
どんな行動をとればいいか?ということを
考えていますか?



2025/01/13
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日は「成人の日」ですね。
昭和の私は未だにこの祝日がわからなくなって
「1月15日の方がよかったなぁ・・・」って思います。

今年は次女が20歳になったので
盛大にお祝いをしたいところですが
スイス在住のため本人不在での祝宴です。
(音楽史の試験日らしく、昨日は最後の追い込みで
必死の形相をしていました…がんばれ)

次女のことを少しお話ししましょう。
生まれた時から4歳年上の(シスコン)姉に可愛がられ
生後1週間の時に姉の風邪をもらって新生児なのにハナタレ娘…
(新生児は風邪をひかないという説は私の中で消え去った)
姉の行事には常に参加。姉の病院通いにももれなく付き添い。
姉のヴァイオリンレッスンに通うついでに自らヴァイオリンを弾く。(弾かされる?)
幼稚園年中で「私はスイミングスクールに通いたい!」と意思表示して
その後は競泳選手として週6のスクール通い(家から車で40分・小3から電車通い)
ほぼ毎週末の試合と遠征、合宿を経験してメキメキと頭角を現す。
小学4年からJOC大会に連続出場。
小6の夏で「ヴァイオリンに集中する」と宣言して競泳選手引退。
中学の生徒会長をしながらヴァイオリンの遅れを必死に取り戻し
音楽高校受験・合格。
コロナ禍にもめげず、新しい可能性を探り渡欧を繰り返し
海外での音楽修行を選んで高校卒業と同時にスイスに移住。
海外生活の辛酸をなめつつ、
通学時間急行列車1時間の距離をこなしつつ
ただいま大学2回生の秋学期試験期間中。

彼女の強みは競泳選手時代に培った体力。
そして、練習メニューを自分で作って実行したという経験。
周りや自分を冷静に見る姿勢は
競泳のレース配分を戦略的に捉える力と同じなのかも、と思います。
(彼女は200m個人メドレーが得意でした)

20歳になって
自身の責任が重くなります。
親の意見は、今までと違って少し遠いものになるでしょう。

でも、私は信じていたいです。
彼女の今までの経験と知恵、これからの学びによって
どのようにも可能性が開けていくということを。


成人の日に
たくさんの若者がどんな気持ちでこれからを過ごしていくのか。
その思いは、この日本という国を支えていく力になるのだと
期待したいと思っています。

おめでとう!






2025/01/12
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日はブログアップが遅くなってしまいました…
今年の初めから地道に書き続けていて
連続記録の更新を止めてしまうのが惜しいので
今日は徒然に書き綴っていきます。

このブログは音楽のことに特化して書こうと決めて
色々なことを思い出したり
記録を調べたり
言葉を選んだりして
楽しみながら書こうと思っています。

私はヴァイオリンとともに50年以上💦
一緒に過ごしています。
そう考えると長い…

その中でも
今までちゃんと弾き続けてこられたこと
応援してくれた人たちに
心からの感謝の気持ちを届けたいです。

ピアノを弾きたいよ~といった私の言葉に耳を傾けてくれた両親。
ピアノではなくヴァイオリンを勧めてくれた先生。
練習曲をイヤイヤながらピアノで弾き続けてくれた姉。
私のつたないヴァイオリン演奏をじっと聞いてくれた悪友たち。
音楽高校・大学で苦楽を共にした友人。
留学時代に長電話に付き添ってくれた友。
オーケストラで一緒にオペラを奏でた仲間たち。
仕事でごいっしょした音楽家たち。
いつも身近で助けてくれた家族。
私とヴァイオリンのことを一番大切に思っていた夫。

私が弾き続けていけるのはあとどれくらいだろうか。
80歳を過ぎても指導している私の師匠は
レッスンで生徒に弾いて見せることは激減しました。
楽器を持って移動するのも、少々難儀のように見えます。

私が80歳になったら、どうしているんだろうか?

その姿を思い浮かべられるようになったら
もっと面白い記事が書けそうです。

「想像できないことは実現しない」

連休の中日、自分の老いた姿を想像するのは
成人の日のせいもあるのでしょうか?

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