塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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327「悩みは活字で読むと冷静になれる」

2025/11/23
327「悩みは活字で読むと冷静になれる」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

読書強化月間の11月。
どちらかというと、メンタルに関したものを読んでいます。
購入したのは夏の終わりだったので
少し気持ちに揺らぎのあったころかもしれません。

今回は
『吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる』(吉本ばなな)
私は(実は)今まで彼女の本を読んだことがない・・・
一世を風靡した「キッチン」「アムリタ」「TSUGUMI」
本屋さんで表紙の美しさに心を奪われるのに
実際に読んだことがない。
でも、今回は帯の文字に興味をそそられて買ってしまった。

「厳しい」と「大好き」がはっきりわかれた本。
あなたはどちら?

そう聞かれたら、どっちだろう?って買ってしまいますよね。

36の悩みに吉本ばななさんが答える形式。
内容は色々。
仲の良い友達を妬む自分
自分と他人の境界線
自殺した友人の事
自分の位置づけ・・・
どの悩みも「あぁ、わかるなぁ」と思うことが多く
その答えも「おぉ、その通りだ」「なるほど・・」と納得することが多かった。

仲の良い友達を妬む段階で、そもそも仲の良い友達ではないのでは?
という一文で、すでに納得。
そうなんだよなぁ。
比較して居心地が悪くなる自分になるのは
その友達と一緒にいてもつまらないことだからね。
そして、人間関係が変わるときは自分が変わっているとき、というのも
ブンブンとうなずいてしまった。

悩みって個人的で感情的なことだけど
こうやって活字になると
ずいぶん冷静に読めるのね・・・と
とても面白い発見だった。

生きている限り悩みは尽きない。
自分で解決できるものの糧に
こういった本が役に立つのであれば
本を買う意味が倍増する・・・

だから本を買うことがやめられない・・・