塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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36「音楽家はAIに勝てると信じている」

2026/02/05
36「音楽家はAIに勝てると信じている」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

ホームページ作成・システム管理会社「リウムスマイル」代表、穂口さんのセミナーに参加しました。

今回のテーマは―「人類と情報と幻想の物語。AI時代に向けて」

えええ…ナニコレ~

正直、タイトルを見た瞬間

「難しそう・・・無理かも・・・」

とあきらめようと思ったのですが、それでも参加した理由は、とてもシンプル。

たまたまその時間が空いていて、家にこもりがちで、誰とも話していなかったから・・・(穂口さん、スミマセン)


聴いていればなんとかなるかな・・・と軽い気持ちで申し込みをしました。

(リウムスマイルユーザーだったら、こういう軽い気持ちで参加を決められるところが嬉しい)



内容は「へえええ~」と「あ~そうなのか~」と思うことばかりでした。


私が改めて「そうか」と納得したこと。


①全校集会ができるのは人間だけ

たくさんの人が同じ場所に集まり、互いを完全には知らなくても、

「ここにいていい」という暗黙の信頼関係の上に立っていられる。

他の動物にはできないこと、と言われて「そういえばそうだ・・・」と

すでにセミナーの最初で引き込まれてしまいました。


②魔女狩りは、ある種の「物語の集団暴走」だった。

人は物語が好きだ。

事実そのものよりも、意味づけされた物語に強く引き寄せられる。

そしてその物語は、ときに暴走する。

説明のつかない恐れや不安が共有され

それが「正義」や「常識」の顔をして広がっていく。

魔女狩りは、嘘を書いた物語が、多くの人に「本当らしく」共有されてしまった結果だった。

そして人間はそんな話を好む。

人は物語を信じる。

そして、みんなで信じると、それは「現実」になる。

怖い…

噂ってそういうものです。

③AIは肉体を持たない

当たり前のことを改めて思う。
そうなんだよなぁ・・・

だから、AIが生み出した言葉や判断を

現実の世界で実行するのは、いつも人間だ。

AIには手も足もない。

それでも何かが起こるとしたら、

人間がその「手足」になったときだけ。

命令するのがAIでも、

動くのは人間。

責任を負うのも、人間。

そうか、そうだなぁ・・・

そうなんだなぁ・・・

そこでハタと私は自分の職業のことを考える。

ちょっと待て。

音楽家は、まだまだAIに勝てるのかもしれない。

 

AIは譜面を整えることはできても、

息を吸い、迷い、震えながら音を出す身体は持たない。

「悲しそうに演奏して」とコマンドすることはできるけれど
私が思っているように演奏することはできない。

物語を「実行する」のは、いつも人間だ。

「演奏」するのは、人間なんだ。

そう思うだけで、胸の奥から少し力が湧いてくる。




歴史は繰り返す。

けれどそれは、同じ円をぐるぐる回るのではなく、

螺旋のように、少しずつ形を変えながら進んでいく。

先人の思想や行動、結果を
私たちは今、答え合わせをすることができる。
同じようなことが重なるが
全く同じではない。
いま、私たちが行っていることは
後になって解釈することができる。

AIとの試行錯誤がどこに向かっていくのか
改めて慎重に進まなければならない。

私たちは、また新しい時代の入り口に立っている。


このセミナーを受けて
とても深く考えさせられました。


 

自分の身体で、次の一音を選びながら演奏すること

音楽家・ヴァイオリニストという職業に
誇りをもちたいと思いました。