塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/12/21
355「微調整して進んでいく」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

いつもリサイタルを終えるとホッとして

クリスマス🎄の準備をするのですが
昨日、街へ繰り出したら 
すでにお正月🎍の装いになっていました。
完全に乗り遅れたようです・・・


今年は自分の中で

ヴァイオリン演奏について

少し冒険をしたり

頑張ってみたことがありました。

ちょっとずつ

微調整しながら

積み重ねたことがありました。

その積み重ねが
来年へ続くかどうかはわかりません。
2026年の予定は
いまのところ
リサイタルだけです。

来年は
もう少し
じっくりと勉強する時間を
確保します。

インプットだけではなく
ちゃんとアウトプットできるような
仕組みを作っていきたいです。

言語化や
体系化
意見交換できるような機会を
作っていきたいです。

できるかどうかわからないけれど
自分の考えを
しっかりと伝えられるように
していきます

ブログも引き続き書いていきます。
この1年は
毎日書くことで変化もありました。

【丁寧に生きる】

私には必要なことのようです。









2025/12/20
354「地域で演奏する意味」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今年のコンサートがすべて終了しました。

リサイタルを終えて4日後の本番は
私にとってかなり厳しい状況でしたが
(体力的・気持ちの切り替え的)
お世話になっている地域のためには
頑張りたいと思いました。
編成も曲目も全く違いましたが
音楽を奏でることに差はありません。

ちいさなコミュニティハウスで
可愛らしい小さなお客様と
シニアの方へむけての演奏。
絵本を読み聞かせながら
ヴァイオリンデュオで奏でる
音楽の世界に浸っていただきました。

「生の演奏は、やっぱり素敵」
「子どもが身体を揺らしながら聴いていて楽しそうだった」
「楽しかった」

嬉しそうに
笑顔で帰っていかれるみなさんに
こちらも元気をいただきました。

段取りや
最終調整は現場合わせの綱渡りですが
それもまた楽しいです。
完璧ではないからこその
隙間のエッセンスに
自分の経験が詰め込まれます。

終わってホッとしました。

お疲れさま、自分。





2025/12/19
353「自分の中の完了」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

リサイタルは1年の集大成でもあり
次の企画への出発点でもあります。

リサイタル準備をしながら
自分の状態を俯瞰して
次回以降のリサイタルについて
リサーチしたり
勉強を始めたり
変更点などを考えます。

本番当日は
どのくらいの負荷がかかるのか
全力を出し切った後に
余力がどのくらい残せるのか
冷静な視点も必要になってきます。

ちゃんとしているように見えて
私はかなりポンコツなので
自分の能力を過信しないで
冷静に見つめることも大切だと思っています。

これもずっと経験を積み重ねてきたから。
特にこの3年は
自分で采配して
リサイタル全てを
オーガナイズすることになったので
見渡す世界も大きくなりました。

もちろん、私一人で動くわけではなく
お願いする業務はプロにお任せします。
デザイン・チケット・お問い合わせ担当・・・
そういった演奏以外のところは
お任せすることにしています。

2025年のリサイタルも
自分の中でようやく完了しました。

さて「鼓動」の先に来るものを
これからの【冬眠生活】で
じっくり練ろうと思います。


そんな時に
ライフオーガナイズ
私を助けてくれます。
時間の使い方や
メンタルオーガナイズは
一生のスキルとして
常にアップデートしていける
自分に自信を持つことのできる
武器だと思っています。

この1年で学んだこと
新しい課題を検討しながら
自分にできることを
またコツコツと積み重ねていきます。






2025/12/18
352「トラブル対処も経験」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

思いがけないトラブルはよくあるものですが
それが本番当日だったりすると・・・焦ります。
今回のリサイタル当日
ホールに到着して
車のトランクを開けようとしたら
開きませんでした・・・

何度ボタンを押しても開かず
何度トランク本体の開錠を試みても
開かない・・・
トランク内にはプログラムと配布物
衣装まで入っています。

サポートスタッフの女性と
しばらく(といっても5分くらい)
すったもんだしていると
「塚本さん、プログラム原稿はありますか?
万が一の場合に備えて印刷に回します」とのことで
メール内を探して転送し
私はスマホで開錠する方法を探したり
ディーラーに連絡してみたり・・・

結局トランク本体は開かず
女性スタッフと私の
手あたり次第の模索で
後部座席からトランク内のものを
取り出すことができました。
その間30分。

私の脳内は
「あれ?なんで開かないんだろう」
「何かスイッチを押したかな?」
「慌ててもしょうがないけれど」
「そろそろ次の手段を考えねば」
「プログラムは何とかなりそう」
「衣装・・・着てきた服で弾くか」
「でも、何とか、なりそうなんだけどな」

以前、後部座席からトランク内に
スキーを入れた記憶がどこかに残っていたので
根拠のない「なんとかなる」が発動されて
取り乱さなかったのかもしれません。

しかし・・・
こんなことがあると
少なからず影響はあるので
細心の注意をしました。
小さなことでも
演奏に響くのは自分でもわかっていたことです。

しかし、その30分のズレは
その日のリサイタル開始まで尾を引いて
全てに対して少しずつギリギリになってしまいました。
(共演者への昼食買い出し・録画設定・本番前のルーティン)

そんな時は敢えて集中力。
お腹に力を入れて
腹を括る。それだけです。



後から
「塚本さんの送ってくれたプログラム原稿は
去年のものでした・・・」

まぁ、私のすることなんて
そんなものです・・・・





2025/12/17
351「リサイタルプログラム、どう決めた?」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日は私が今回のリサイタルの曲目を
どのように決めたのか?という経緯をお話ししましょう。

今回のプログラムの中で決定していた曲は
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第10番とプーランク。
プーランクに関しては、
去年のリサイタルに弾こうと思っていたのですが
「クロイツェルソナタ」とカップリングするには
自分の体力的にも内容的にも
かなり無理があるので断念。
今年のチャレンジとして準備していたのですが
他の曲がなかなか思いつかずに苦労しました。
そこで、ChatGPTに相談すると
「ガルシア・ロルカ」というポイントを見つけてくれて
ファリャの「スペイン民謡組曲」を勧めてくれました。
なるほど・・・と思いつつも
実はスペインの作曲家はあまり自信がなくて
迷いました。
「ちゃんと本物の音楽が伝えられるのだろうか?」

小さな曲の集まる組曲は、それぞれの音楽を
短時間で浮き彫りにする高度な技術と精神が必要です。
どちらかというと、じっくりと表現できるソナタが得意な私は
組曲のもつ瞬発力や展開の切り替えが苦手です・・・
でも、これを機に勉強してみるのもよいかもしれないと思いなおし
3曲は決まりました。

今年は無伴奏を入れようと思っていました。
久しぶりにしっかりと暗譜して、アタマに喝を入れて
尚且つ思い入れのある曲と言えばイザイ。
思い出のあるこの曲は、ドイツ留学時代の初めに勉強して
卒業演奏会で両親にも夫にも聞いてもらいました。
その後も節目になる年に演奏するような
エポックメイキングな曲。
今年の自分にピッタリだと思いました。

さて、これらの曲でリサイタルを始めるには無理があります。
イザイからコンサートを始める勇気はなく、
そして、時間的に若干短すぎる・・・
なにかリサイタルへ誘う曲がほしい・・・

そこに、長女からおススメされていた芥川の曲が思い浮かびました。
「譚詩曲(BALLATA)」
執拗なリズムオスティナートは
私の心の鼓動でもあり
自分で自分を傷つける痛みでもある。
そこへ日本の風景が重なる音列に
自分自身の感情の起伏を乗せて弾くことができたなら
この2年半の喪の期間が
再生へと向かうことができるのかもしれない。

私が音楽に乗せる感情は
全て自分が経験したことが素になっています。
それは嘘偽りがないものです。

曲が決まると、あとは演出。
初めてクラシック音楽を聴く方も
楽しめるようなちょっとした演出は
今の業界では普通のことです。
過度な演出は私の目的【本物を聴く】から外れるので
最小限でも印象的に使いたい。
そうなると照明。
暗転から照明のフェードインは2年前に経験済み。
・・・あ、また塚本はこの方法選んだな・・・と
思われた方もいらしたかもしれませんね。
2年前の思惑としては、始まるときの拍手が煩わしかったから。
拍手に迎えられて笑顔で舞台へ出ていく自信がなく
とにかく、自分だけに集中したかったからという理由でした。
しかし、今回は完全に演出。
芥川の世界観に誘うにはこの方法しか考えられませんでした。
(音出しキッカケから10秒で照明100%がリクエストでした)

芥川(導入・詩)→
ファリャ(スペイン各地を巡りながら言葉を想像する)→
プーランク(ロルカの詩から戦争・死の表現・喪)→
イザイ(塚本個人のエポックメイキング曲・展開)→
ベートーヴェン(リサイタル本来の目的への回帰・最終着地点)

ここまで創りあげるのは
なかなか難しいのですが
毎年のリサイタルはテーマも含めて
かなり熟考を重ねます。

その他、今年のリサイタルで気をつけたことの中に
MCをいつもより厳選しました。
(それでも、しゃべりすぎましたが・・・)
わかりやすく、言葉を選んだつもりです。
これは、アナウンサーの友人からアドバイスされたことと
お芝居を見に行って女優さんに学んだことです。
やはり、プロフェッショナルな方には
学ぶことが多いです。

私のコンサートは
楽しいけれど
学びがあって
自分の心の中にある
まだ開けていないドアをノックして
耳を澄ませてみる
・・・そんなコンセプトなのかもしれません。


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