久しぶりに近所を歩いてきました。
もうすぐ満開の桜を眺めながら、春の空気を胸いっぱいに吸い込みました。
陽の光があたたかくて気持ちが少しだけ上を向きました。
私の歩くペースは結構早いのですが、心のスピードは遅めです。
自分への声掛けを大切にしながら、ひとつひとつの作業を丁寧に収めていきたいものです。
ヴァイオリンを練習するひと時は音に集中すること。
ブログを書く時は言葉に集中すること。
料理をするときは味覚に集中すること。
一歩一歩のペースを大事に、揺れ動く春を静かな笑顔で過ごしていきたいと思っています。
ヨーロッパに住む娘たちとの時差が、今夜を境に8時間から7時間になります。
夏時間の始まりです。
今夜の午前2時に、時間がぐるりと1周早くなって午前3時となります。
夏時間への移動日は、睡眠時間も1時間少なくなるので、翌日にコンサートの仕事がある場合は要注意です。(実際に遅刻してきたコンサートマスターがいました。懐かしい思い出です・・・)
私の場合は娘たちとの連絡時間が、少し楽になります。
日本時間が夜7時だと、ヨーロッパはお昼の12時。
お互い食事時。
日本時間の朝6時だと、ヨーロッパは夜11時。
少し落ち着いて話ができる時間です。
以前より連絡の頻度は減りましたが、facetimeで顔を見ながら話せるのは時代のおかげです。
私が手伝えることは、他愛もない話を聞くだけ。もしくは壁打ち。
私の子育ては18歳で完了すると決めていたので、その後は話を聞くことが主な役割です。
もちろん意見を言うこともありますが、そんな時は一つの選択肢として伝えるだけ。
ちょっと頼りない母だけど、人生の長さは私の方が長いから、それだけは自信をもって伝えられることが多い。
それで良いと思っています。

今日の記事は、昨日の続きです。
「メンタルオーガナイザー®」
この資格を取ったのは3年前の秋。
講座の申し込みは実父の寝ている横でした。
開催日程が不定期なこの資格講座を、逃してはならないと焦って申し込んだ記憶があります。
開講は6月と7月。
自分の状況は、まさにどん底以下。
こんなことで受講しても大丈夫なんだろうか・・・と不安に思いながら臨んだ講義は、やはりハードでした。
一緒に受講した仲間たちと先生に助けられながら勉強をこなしていきました。
途中で自分の心の中を厳しくえぐることもあって、少しだけ凹むこともありました。
自分の心をのぞき込み、実験し、実践して、心が崩壊してもおかしくない状況を潜り抜けていたように思います。
同時に、自分の気持ちを外から見ることができて、客観的に自分を見るというクセを身に着けることができたように思います。
大丈夫。
自分で自分を支えることができる。
きっと時間がかかるかもしれないけれど、ちゃんと自分を支えることができるはず。
ただ、最終課題である実践のクライアントへのセッションは難しかったです。
その声掛けがなかなかできず、声をかけても「あなたのそんな状況のところに行けない」と断られることもありました。
最終的には家族も含めて3人の方に協力してもらって課題を仕上げました。
あのとき、私と一緒に過ごしてくださったクライアントさんには、今でも本当に感謝しています。
心を整える作業を自分でできるのは、自分自身がとてもラクになります。
私の所属するライフオーガナイザー協会には専科資格に「メンタルオーガナイザー」があります。
それをみつけたときに「自分の人生をコントロールできるということを実感する」という文言にとても共感しました。
「セルフコントロール」することによって、もっと生きやすく、もっとストレスを少なくという思考は私や私の家族にとって必要なことに思えました。私の場合は「自分と家族がもっと心地よく、風通しの良い関係でいるにはどうしたら良いのか?」ということが、50代になってより深刻な課題になっていました。子育て卒業を目前に、家族がそれぞれの場所で生き生きと暮らしていくには、今のままでは実現できないと感じていたからです。そのために、まずは自分が変わること、視点を変えることが急務でしたし、その変化を理論的に説明できる技術も必要でした。とにかく何かしなくては、どうにかしなきゃ、という私の「野生の勘」は当時の自分には漠然としすぎて、早まった行動、謎の焦りがありました。
憧れの「メンタルオーガナイズ資格取得(セルフ)」を受けられたのは1年後。
コロナ禍だったためオンライン講座だったので、パソコンの苦手な私は悪戦苦闘。
本当に大変で、講師にも受講生にもめいわくをかけっぱなしでした。
でも、これを乗り越えなくては資格取得ができなかったので必死でした。
同時期、娘たちがコロナ禍にもかかわらず果敢に海外へ勉強に出ていく時期でした。
心配が山積で焦りもあったし不安もある中で、改めて家族を、そして夫とのこれからの生活を考えた講座になりました。
最後のレポート提出は、自分なりの答えをひねり出したもので稚拙な文章で今読んでも恥ずかしい内容です。
でも、その恥ずかしさや絞り出した言葉の陰に、様々なヒントが詰まっていることを感じます。
まずは自分を実験台にして試してみることが大切。
それから他の人へ伝えていく作業なので、次の段階の「プロ」講座はなかなかハードでした。
今日の記事は、以下2つの記事の続きです。
「ライフオーガナイザー」資格取得後は、正直に言えばのらりくらりとしていました。
当時はコロナ禍真っただ中。
ライフオーガナイズを知るには経験が必要なのに現場へ行くこともできず、どういった活動ができるのかを知るのはオンラインのみ。ちょうど春から夏にかけての良い季節だったので自宅を整えたり、友人のためにライフオーガナイズの手法を使った思考整理のお手伝いをするくらいでした。
もちろん、ヴァイオリニストとライフオーガナイザーの両輪で何ができるのか考えを巡らせても、ぼんやりとしたものにしかならず、他人にはヴァイオリンという本業があるにもかかわらず何をやるつもり?とあきれられるばかり。
確かに、私は何をやっているのだろうか・・・・
ただしせっかく取得した資格をそのままにするわけにもいかず、娘たちのためにそれぞれの特性を生かした勉強スペースのオーガナイズや、時間の使い方のレクチャー講座を開きました。あらためて、娘たちそれぞれの性格の違い、クセやこだわりを知ることができて、いままでの自分の思い込みにうなだれることもありました。自分なりに娘たち一人一人の性格を把握して対応していたつもりでしたが、知識を得てからの理解は説得力がありました。
実践台になってくれた娘たちも、私のことをプロのライフオーガナイザーとして接してくれたことはとても嬉しかったです。
私が苦労して資格を取ったことをしっている。
50代から何かを始めようと思っている私へのエール。
自分たちも快適な生活を送ることができる、といった利点もあったようです。
家族の空気が変わる、という経験をしたのがこの頃でした。
コロナ禍という異常事態もありましたが、やはり家族というものは年を重ねるごとに変化していきます。
その変化を見逃さないことも大切なのだと思いました。
回数は少なくとも、私にとっての現場経験はすべてが学びの場となりました。
とくに研修生制度を使っての経験は、本当に貴重でした。
実際に現場へ出られなくとも、ライフオーガナイズに関する学びは深いものです。