塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2026/02/02
33「お雛様を飾る」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今日はお雛様を飾りました。

28年前に購入したお飾りです。

いつもの年より早い、私にしては珍しく落ち着いた気持ちで飾ることができました。

まぁ・・それほど大きくないお飾りなので、ほんの5分もあれば完了ですが・・・

それでも、これまではその5分が捻出できない状態だったのに・・・進歩です。


なぜ今年は早く飾ることができたか?



  1.  飾る場所が決まっている:いつも決まった場所に飾るので迷うことがありません。季節物は、その場所に飾ると決めているのでスペースを開けてあります。
  2.  飾るものがどこに収納してあるのかわかっている:私は時々、どこに収納したか忘れてしまう時があります。特に見えていないと忘れてしまうので、納戸の整理は慎重に、季節物の収納には気を遣います。ワンアクションで取り出す工夫をしたのでストレスフリーです!
  3. 飾る小物が少ない:これが一番重要かもしれません。購入したときの自分を褒めたいのですが、私が選んだ雛飾りは2人だけのもの。実際は鈴になっています。スッとした上品な顔立ちがお気に入り。数年後に購入したぼんぼりとかわいらしい外枠もコンパクトでお気に入り。収納もすべてが小さな箱ひとつに収まるほどの大きさ。

飾っている間も収納用品は元の場所にしまっておけばよいし、ひな祭りが終わったらそのままササっとホコリをはらって元通りに収納して完了。

ちょっと寂しいかな、と思うくらいの飾りで充分です。


私の実家には総勢12名の雛飾りがありました。ガラスケースに入るくらいなので、一人一人は手のひらサイズなのですが、12名+それぞれの役割に関しての小物の量がたくさんあるので、飾りつけも片付けもそれなりに時間がかかりました。
お人形の入っている箱と、ガラスケースの箱を押し入れの奥から運び出し、それぞれ薄紙を外しながら
「あら、この三人官女はいつも寝癖がひどいわね~冠がぬげちゃってるし」
「この人、どこに座るんだった?」
「右近の橘?左近の桜?あってるの~???」
いつも母と一緒に、ワイワイ騒ぎながら飾った良い思い出です。それもいつしか父の役割になり、父が一人で飾りつけをして孫娘たちに見せてくれるようになりました。父の晩年は姉が代わりに飾ってくれてひな祭りを祝っていました。そしてついに、実家終いをしたときに、姉が引き取ってくれるというのでお任せしました。

私は娘たちのためにお雛様を用意していません。

でも、我が家にある小さなお雛様と、実家の雛飾りを胸に留めてくれれば満足です。

思い出や経験を、しっかりと心に刻めるような人になってくれたら、と思っています。



2026/02/01
32「日曜日の音」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


日曜日。

週末のヴァイオリン練習で一番難しい日。

気分的に、翌週の予定などが見えてきて
ちょっと焦る気持ちになるから。

前ばかり気にして
自分のことを振り返ることが苦手な私は
きちんと1週間を終わらせることができない。


外はだんだん暗くなって、週末の終わりが見えてくる時間。

私にとっては午後4時半。

気持ちも、少し内側に向かうように促していく。

「落ち着け~」と無理にでも思うようにする。

この1週間の出来事を思い返しながら

できたこと・できなかったこと・明日からのことを
音を出しながらずっと考えている。


音を出すだけで、気持ちが少し整うことがある。

落ちていた気持ちが、ほんの少し動くこともある。

音楽は、元気なときだけのものじゃない。


こうして静かにそばにいる瞬間があるから、

私は弾き続けてきたのかもしれない。


また来週、日々が始まっても、

音と一緒に一歩ずつ歩いていけたらいい








2026/01/31
31「週末のヴァイオリン練習風景」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

土曜日。

個人的には少しナーバスになることも多い曜日。

冬眠生活ですが

もう少し規則正しい生活をしなければ、と思いつつ

そういえば・・・

いつも私はどんな気持ちでヴァイオリンの練習をしているかな?と

改めて見直しています。

自分の生活を振り返ると
平日と週末の練習風景は、少しだけ(無意識に)変えています。

最近は意識的に

週末は練習の質を少し変えるようにしています。

私の今の状態は

イレギュラーな予定も多く

時間がまとまって取れない日があったり

1日中家に籠って作業をしている日があったり
なんとも掴みづらい毎日です。
そうなると、ヴァイオリン練習も

集中できなくてかえって雑になったりするのです。

(時間がないからいいや~と放置することの多々あります・・・)


プロとして大事なのは、

毎回の練習を完璧に仕上げることよりも、

音や体の状態を把握し続けるほうが大切だと思います。

短い時間でも、

今日の弓の重さはどうか、

左手は無理をしていないか。

それを確認できれば、十分な日もあります。


指導をしていて感じるのは、

「たくさん(無駄に)練習している人」よりも、

「今日はここまで、と(自分で決めた範囲で)止まれる人」の方が、

安定して伸びていくように思います。


うまくいかないところを無理に押し切らず、

気になる部分だけを切り取って、静かに向き合うこと。

そうした積み重ねが、次の日の音をつくっていく。



週末の練習は、がむしゃらに弾くだけでなく

流れを整えるためのもの。


そう考えて
私は練習しているような気がします。



2026/01/30
30「週末の音楽との距離感」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

『1月も終わりに近づいてきました』

そんな言葉は、私には少しプレッシャーになります。

寒い毎日は頭も体も縮こまって冬眠気味の私には、

焦らずにのんびり生きていこう!という気持ちになります。

全力疾走した日々を思い返すと、怠惰に見える今の自分。

立ち止まっているように思える今の時間。

でも、生きているだけで毎日は螺旋状に変化しているものです。


大丈夫、自分と相談しながら過ごす日々にしていこうよ!

と意識を変化させています。



週末になると、音楽との距離が少し変わります。

平日は

「ちゃんと弾こう」

「ここを整えよう」と

自分の練習にもダメ出しが多くて

「弾けない~」と言いながら

あれこれ考えて

頭が先に行くのですが

週末は音そのものを楽しむ時間が増える気がします。


完璧じゃなくてもいい音。

途中で止まってもいいフレーズ。

いつか弾いてみたいなぁ、と思っている曲。


時間を気にせずに、

短時間でもよいから楽器のケースを開けて一音だけでも弾いてみる。


窓からの光や空の色、風の音と一緒に音を出すと、

ああ、本当に音楽って生活の一部なんだな、と思います。

(それでも、ひ~寒くて指が動かない~って思いますが)

金曜日は週末モード。

リタルダンド(だんだんゆっくり)
生活リズムを整えるのも
自分の心に大きく影響します。

今週もお疲れさま。

自分もおつかれさま。

みなさまの週末に、心地よい音が流れますように。




2026/01/29
29「イヤホンが苦手な理由」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


電車の中でイヤホンをしている人を、ちょっとうらやましく思うことがあります。

音楽を聴いていたり、勉強をしていたり、本の内容を聴いていたりするのでしょうか。

時間を上手に使っているように見えて、格好良かったりします。

そして、人がたくさんいる場所でも、ふと自分のパーソナルスペースを作れるのは良いなぁと思います。


私はどちらかといえばイヤホンが苦手で、特に音楽はスピーカーで聞きたいと思っています。

音楽は、その音に集中することも大切ですが、その周りにある音も一緒に聞いてこそだと思っています。

たとえば、コンサートに行って、会場にあふれる雰囲気や話し声、客席や天井を見上げて感じる空気もその音楽の一部です。

スピーカーから聞こえる音楽も、その日のお天気や気分によって聞こえ方が違います。

それらをしっかり味わうためには、私は断然スピーカーが一番だと思っています。


ただ、私は自分が『耳の閉所恐怖症』なのかもと思っています…

(閉所恐怖症の方がイヤホンをするとパニックになるという事例がありますが、それとはちょっと違う)

イヤホンはその音だけしか聞こえないので、他の音が遮断されてしまいます。

視覚的には普段の生活なのに、耳からの情報は音だけ。

私にとっては聞こえる音と視界のギャップに混乱している状態。

そんなに深刻ではありませんが、イヤホンを遠ざけるひとつの理由です。


そうはいっても、人知れず自分だけ聞けるという便利なイヤホン。

私も好んでイヤホンを選ぶときもあります。


私の利用法は、ネガティブマインドに陥ったとき。

ちょっとアップテンポの曲を選んで、ひたすら掃除をする・・・

トイレ掃除、排水口掃除、鍋みがき、模様替え。家の中でできることが条件。

(庭の掃除などは、近所の人にあいさつされることが多いので、イヤホンは不向き…)

1時間もすれば、ホッと一息ついて何かしらの方向性が見えていることが多いです。


どちらにせよ、常に音楽は私の身近にあるわけなので

スピーカーだろうが
イヤホンだろうが

切っても切れないご縁、なんですよね。


イヤホンの発達があったために、オンラインが身近になり、遠くの人と繋がれるようになりました。

イヤホンのおかげで、手軽に一人の時間が得られるようになって、人との距離感が多様になりました。


でも、ちょっとまって。

それだけで安心しないで。


時にはスピーカーの存在を思い出してほしいです。

忘れかけていた、「リアルな音=生きている音すべて」を思い出す必要もありますから!



【イヤホンの遍歴】

1979年:ウォークマンが登場して音楽が持ち運びできるようになる

2000年代:「カナル型」が主流

2017年頃から:ワイヤレスの台頭

近年:ノイズキャンセリング機能の充実


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