塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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60「小説が読めた」

2026/03/01
60「小説が読めた」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

2月はかなり真剣に本を読みました。

おかげで積読がずいぶん減りました。

買い足さなければ、あと4作品。
(その中に上下巻のものもあるし、すでに次の楽しみな作品リストがあるのでエンドレス積読)

エッセイやビジネス書が中心だったこの2年くらいの読書生活も、ようやく短編や小説が読めるようになってきました。


今月11冊読んだ中で小説は3冊。

『月とコーヒー デミタス』(吉田篤弘)

『ラブカは静かに弓を持つ』(安壇美緒)

『BUTTER』 (柚木麻子)


とても印象に残る本たちでした。

それぞれの世界に浸る贅沢な時間。

ただ、小説は感情が剝き出しにさらされるので、時にその世界から抜け出せなくなることも多々あるのですが、冬眠生活の私にはそういった心配なく過ごすことができました。

「感情が剥き出しにさらされる」・・・こんな状態に自分を投げ出すことができるようになるのに・・・2年という時間がかかりました。


上記3冊には、それぞれ私の心の繊細な部分を刺激する場所がありました。

その細い弦をはじく瞬間が怖かった過去から、ほんの少し抜け出すことができた自分を発見することができてホッとしました。

 

大丈夫。まだ、どうにか生きていけそう。


小説に出てくる人たちは、不器用だったり変人だったりするけれど、どの人も堂々と自分のことを生きています。

それは、カッコいいとか、自信満々ではなくて、誤解がおこったり意思の疎通がうまくいかないような、私たちの生活でも隣の人にも起こっているような出来事で、特別なことではありません。でも、作者の言葉にのると、あぁ、こういうことなのか・・・と改めて自分の身近にある出来事を違う視点で見ることができます。


本を読みながら、グスグスと鼻水をすすった2月の日々。

自分の演奏を、今まで以上150%お客様に届けていこう、と心に決めた日々。

自分という枠をもうちょっと明確にみつめつつ

どうしたら生きやすくなるのかな、どうしたらラクになるのかな、と深掘りする毎日はまだまだ続きそうです。


3月は、本だけの世界に引きこもりすぎないように毎日を過ごします。