こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
音楽家は身体が資本。
まさに、その通りです。
自分の替えはいないので、よっぽどのことがない限りはコンサートをキャンセルすることはできません。
華やかに見える舞台上で、高熱をだしながらも演奏している人がいる場合もあります。
長いコンサートツアーをしているミュージシャンの予定を見ると、すごいなぁ、大変だなぁと思います。
私も風邪をひいて、咳が止まらなくて困ったときがありました。
やはり、ちょっとした気のゆるみから風邪をひき込んで、咳がひどくなってしまいました。
一度咳をすると止まらなくなり、長引いて息が苦しくなるような・・・そんな状態でリサイタルの日を迎えました。
「演奏しているときに咳が出たらどうしよう」
「舞台で咳がとまらなくなったらどうしよう」
不安でいっぱいでしたが、自分の責任ですから仕方がありません。
舞台袖で心配しながら見守っているスタッフの方に
ペットボトルの水を渡しながら
「舞台上で咳が止まらなくなったら、ハケてきますからよろしく」と言うと
「大丈夫です。ペットボトルをもって舞台に駆け付けますから!」と送り出されました。
緊張していたからか、舞台上で咳が出ることもなく
無事に演奏を終えることができました。
お客様に風邪をひいているということも、悟られることなくホッとした記憶があります。
体力があれば、気力も自ずとついてきます。
身体を整えて、本番までの調整をしていくことは、自分自身をオーガナイズすることです。
音楽家も日常生活を営む一般生活者です。
いま、何を優先するのかを決めながら全力で生活者と音楽家を両立していくこと。
私のこれからは、生活も音楽ももっともっと充実させていきたいと願っています。
そのために、工夫できることを増やして試したいです。
豊かな60代を目指して。
楽しそうに弾いている自分・・・
よく見ると好きなモノばかりがちりばめられています