塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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173「本物を届けるということは私が生きているということ」

2025/06/22
173「本物を届けるということは私が生きているということ」
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

音楽家は音楽のことを感がていればラクなのですが
そうもいかないです。
「生活」をしなければなりません。

音楽家は霞を食べて生きていると思われている節があって
舞台で見るドレスを着たような生活をしているかのように言われることがあります。
イヤイヤ・・・音楽家も人間です。

実家暮らしの音大生ならいざ知らず
生活を回しながら音楽活動をしている音楽家は
なかなか大変です。

掃除・洗濯・食事・買い物・銀行・役所・手続き・家の管理・家電の修理・宅配・来客・近所付き合い・勧誘お断り・模様替え・衣替え・選別・廃棄・・・多分まだある。

楽器を抱えてぼんやりと
「あぁ、アレを修理したらいくらかかるんだろ~」
「アレを食べたいけれど、冷蔵庫に材料があったかな~」と
情けないほどに練習と全く違うことを考えていたりすることもあります。

でも、私にとっては必要なことでもあります。
「生活」があるから私の音楽は「生きて」いるのです。
私の思考・経験がすべて「音」になっているので
私の演奏は「生きて」います。
それが私が目指している「本物」だと思うから。

私の休日は
生活を整えることでもあります。
今日は暑い一日でしたが
家にこもっていろいろな場所を少しずつ整えていました。
思考をクリアにしながら
空間をクリアにしていく。

オーガナイズの手法に沿って
自分を整えることは
無理のない
自分だけのメソッドで
しっかりと定着していきます。

ライフオーガナイザーになってよかったな、と思う瞬間です。