塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
 

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2026/07/31
212「7月の終わりに」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

7月が終わります。

今月はとても充実した日々でした。そう思えることに感謝。

7月の前半は6月のヨーロッパ視察旅行の影響が大きくて、少し低迷気味でした。消化不良を起こしている感じ・・・大きな経験は少しずつ細切れに咀嚼するものなのね、と思いました。その後は一気に形を変えて押し寄せる出来事の采配。やはり、次女が一時帰国して話題の提供をしてくれるのは、私にとっていつもとは違う非日常の刺激になりました。

一時帰国している次女は、この3年でグッと大人になりました。海外で暮らすということ、生活を回していくことの大変さ、外国人を痛感して落ち込むことがあっても何とかする方法、コミュニケーションの難しさを学んでいる様子です。もちろん、ドイツに住む長女の手助けもあってのこと。

7月はそんな次女の姿をじっくり観察することができたので、私自身が考え直すところもでてきました。

娘たちの健やかな成長をどのように見守るのか?

押したり引いたり、選択肢を提示したりするには、どんな言葉が良いのか?

基本的なことは18歳までに伝えたと思います。その先の選択は娘たち自身が自らするもの。その選択を全面的に応援することが大切なのかなと思います。

車に乗って延々とおしゃべりすること。

カフェに入って周りの人の観察をすること。

電車に乗って他愛もないことを話す時間。


すべてが心地よい時間に変化する今年の夏は、本当に暑い毎日(朝から暑くて疲れます)だけどかけがえのない時間だなぁと思っています。



2026/07/30
211「水道の蛇口」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

キッチンの蛇口の調子がおかしいかも、と気づいたのは7月になったころ。レタスを洗おうとシンク下に収納してあるザルを取り出したときに水が滴って、あれ?と思ったのが最初だった。傍に置いている浄水器からの水漏れかと慌てて点検してみても異常はない。おかしいな・・・と思って2~3日様子を見ていたら、どうも蛇口の下部から水が滴っている様子。

自分でのぞき込んで応急処置をしてみたが、あまり効果はなく徐々に水漏れは激しくなってきた。どこから漏れているのか、蛇口だけの交換なのか、他の部分も修理しなければならないのか・・・自分で判断することができない。それでも、もう少し様子をみてみようかと思っていた。しかし、水漏れの受け皿はかなりの勢いで満杯になり、悠長に考えている余裕がなくなってしまった。

どうしよう。

それでも確認することはある。

●交換するとしたらどんな蛇口にする?(シンプルな形)

●どんな機能がついていればいいかしら?(オシャレなものではなく、単純なもの)

●その蛇口のお値段は?(7万円以内くらいかしら?)

●もし、キッチン全体の交換になってしまったら・・・工事期間と費用はどのくらいになるのかしら。(キッチン工事をするとなると、一時転居も含めてかなり大変なことになるかも。それよりも、少しずつ修理しながら今の設備を使い続けられたらいいなぁ)

 

ザッと、これだけのことを調べてからハウスメーカーに問い合わせをすれば大丈夫。

水廻りのことは早急な案件なので、連絡をしたらすぐに日時を決めて点検に来てくれた。幸い、蛇口交換だけで大丈夫とのこと。その他の部分にダメージがないのでその場で蛇口交換工事。どんな蛇口が良いかも決めてあったので、スムースに手持ちの在庫からおススメされたものを選択。約5万円(工事費込み)で完了。その日から、ストレスが一気に減りました。


自分の価値観や優先順位が決まっていると、何をするにもラクです。

選ぶ目を鍛えておくことや、毎日の生活の中での目利きも大切な訓練。

音楽家も一人の生活者。
生活するということは、毎日が勉強だと改めて感じる日々だった。




2026/07/29
210「心の余裕」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

7月も終わりに近づいてきました。

この2か月くらいは移動も多く、出会いも多く、スピーディーに流れる毎日を追いかけることに必死でした。

今年に入って日々の生活が一転したこともあり、居心地の悪さと倦怠感からくる体調不良に振り回されていましたが、4月くらいから【少し頑張る】ようになって、ようやく歯車が回り出した感じです。6月のヨーロッパ視察旅行で心の中にあるカケラが動き出し、その回転が今も続いています。


自分の心を知るのは、当然の事でもあり辛いことでもあります。

すべてを受け入れることの強さが必要ですし、自身に落とし込む技術が必要です。年齢を重ねるほどに、その作業が難解になって億劫になるような気がします。若者のように軽やかに鎧を脱ぎ捨てて飛び立つことができたらどんなに自由に感じることだろうか・・・でもそれが【無謀】ということに繋がることを私たちの世代は知っているのです。


グルグルと思考の渦の中にいる自分。フッとその渦から出ることができたら、もう少し私自身がラクになるような気がします。

ラクに生きるってどんなことなんでしょうか?
ヨーロッパで見かけた心に余裕のある人たちの姿。

ヨーロッパの景色の中から感じたエネルギーを絶やすことなく、これから始まる8月からの後半戦を充実させて生きたいと思います。


2026/07/28
209「タスクの多すぎは思考の整理から」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

情報過多。

今月の私には、タスクが一気になだれ込んできたような感覚がありました。

あれもこれも・・・返信や問い合わせが増えてアップアップしていました。

そんな時、焦って何もかも【完璧に】することは無理だとわかっているので、まずは自分の状況を確認します。

今月は次女が一時帰国中なので、二人で楽しむことを第一に考えます。

いっしょに行きたいところ、二人で食べたいメニュー、会いたい人・・・

その他の時間を、優先順位を決めて設定していきます。

時間をかけて考えたいことや、じっくりと取り組みたい課題などは、頭の片隅に置きながら手順だけは考えるようにしています。

時間の使い方を勉強したおかげで、行動をコントロールすることができるようになりました。

人生はずっと学びの日々です。




2026/07/27
208「身体の声を聴こう」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

暑い毎日。

食欲が落ちてきませんか?

しっかり食べなければと思いつつ、この暑さで少し弱気になっています。

私はこの時期、たいてい胃腸が弱ってくるのを感じます。

なんだか少し違和感があるなぁ、と思ったら、まずは無理をせずに休みます。

温かいお茶を飲んだり、消化の良いものを食べてとにかく安静にします。


身体が疲れているのかな?

それとも何かストレスがかかっているのかな?


よく自分を観察すること。

そのうちゆっくりと思考が解けていきます。

何が足りないのか。

必要なものが見えてきます。


音楽家は身体が資本です。

心身ともに健やかでなければ、音楽を奏でることはできません。


きびしい夏の時期。

どうぞお身体を大切にお過ごしくださいね!


2026/07/26
207「8/8はSummer Concertへ行こう!」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

8月8日にスチールパントマリンバのデュオコンサートに、飛び入りで参加します。

夏真っ盛りの午後。

夏らしい心地よい響きのスチールパンと、弾むリズムがワクワクするマリンバの音色。

打楽器要素の濃い楽器群にヴァイオリンの音色が重なると、とても面白い化学反応が起こります!

私自身、色々な楽器とのコラボレーションを楽しむことが好きなのでリハーサルも楽しいです。


「塚本さんのヴァイオリンと、きっと相性が合うと思うよ」と引き合わせてくださった、コミュニティハウスの館長さんに感謝!


何の曲を弾くのかは、当日のお楽しみ!!!


Summer Concert 
~夏の音色を 心に~
Steelpan ×Marimbaのセッション
2026年8月8日(土)開演15:00(開場14:30)
みたけ台コミュニティハウス
参加費500円(中学生以下無料)




2026/07/25
206「今年の夏はちょっと暑すぎる」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

さすがに暑さに疲れてきました。

まだ7月で、夏は始まったばかりだというのに・・・


朝起きた時から暑いと感じる毎日は、やはり気持ちに大きな負担になりますね。

外気を取り入れて部屋の空気を入れ替えようと思っても、熱風が吹き込むだけなので、あきらめてエアコンのスイッチに手が伸びてしまいます。どんなに暑くても、窓を開けるようにしていたのに、今年は気がつけばあまり窓を開けていないかもしれません・・・


気がついたときから、ちょっとずつ意識をすれば変わっていくかもしれません。

外の暑さは自分で変えられないけれど、ほんのちょっと外に出て暑い空気を吸ってみる。

気分が変わって、洗面所で顔を洗えば何となく元気になれるかも。

洗濯物を干すときに外へ出て、空の色を眺めるだけでも気持ちは変わる。


1分もかからないちょっとした行動で、気持ちは変化するから、その瞬間を大切にしたいと思います。



2026/07/24
205「大暑の季節」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

23日から「大暑」の季節に入りました。

1年でもっとも暑さが厳しい頃。

「暑中見舞い」を送ってご機嫌伺いをしたり、「土用の丑の日」に暑さを乗り切るためにスタミナを蓄える工夫をするような時期です。

 

酷暑。朝から本当に暑い毎日が続いています。

「うだるような暑さ」という表現がピッタリな、息をするのも難儀な熱い空気が漂っています。

こんな日々を、ほんの少しでも快適に過ごすにはどうしたらよいのか?


パラリとめくった本の中に「あら、良いかも!」と思った呼吸法をご紹介します。

① 舌を丸めて口からほんの少し出す

② 丸めた下の間から空気を吸い込む

③ 口を閉じて鼻から空気を吐き出す


この方法を試したときに、スッと鼻の奥がスッキリして体の中の熱が冷めるような感覚になりました。

私はこの記事を書きながら、何回か繰り返していますが、穏やかな気持ちになって暑さが軽減したような気がします。


イライラしたり、無気力になってしまったりするようなこの暑さ。

自分をなだめながら焦らずに過ごしていきたいものです。

 

*参考文献「まいにちの東洋医学」(久保和也)


2026/07/23
204「成長を見守ること」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

次女がリサイタルを終えた感想を綴っています。

自分と向き合い、困難を通り抜けてきた3年間を素直な言葉をえらんで書いています。

傍で見てきた気がするのに、心の内側は見えないものだなと改めて思いました。

演奏を見守ってくださった皆様からも、温かいお気持ちをたくさんいただいて、本当に良い時間でした。

ありがとうございました。

『7月12日 リサイタルによせて』 コンサートを聴きにいらしてくださった方、今日は本当にありがとうございました。卒業という大きな節目に、東京でリサイタルを開催することができてよかったです。今日の…
 

『リサイタル こぼれ話』 コンサートが終わり、早いもので1週間が経ちました。私の本格的な夏休みが始まりました。先週は久しぶりにプールに行ったり、母と名古屋に旅行に行ったり、遊園地に行っ…
 


2026/07/22
203「母娘旅」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

大人になった娘との旅行はこんなにも楽なのか・・・と思いました。

別行動になっても安心していられる。お互いに食べたいものや飲みたいものを伝えることができる。わからないこと、忘れていることを補填しあうことができる。スマホでサッと検索してくれたり、電車の案内を瞬時に探してくれることのありがたさ。できないわけではないけれどスマホの使い方にモタモタしてしまう私には強い味方でした。逆に私からは、昔からの言い伝えや作法に関することなどをゆっくりと教えることができる。私が両親や祖父母から教えてもらったことや、40年前の(!)世の中を私の視点から伝えると、視点がふわりと広がるようです。


程よい距離感で過ごすことができるのは、家族だけれどそれぞれの生活があるからかもしれません。

一人暮らしをしてからわかる、実家のありがたい存在。

私も留学時代に日本へ帰ると、とてもラクでした。まず、日本語が通じる・・・。洗濯が自宅でできる!(私はシーツや布団カバーはコインランドリーへ電車に乗っていきました。普段の洋服は自宅で手洗い)日本食が思う存分食べられる!(海外生活で日本食は高価なもの)気軽に買えるコンビニエンスストアの存在(海外にコンビニはない!)

それらを娘たちも同じように感じているので、いっしょに街歩きをしていてもシンクロすることが多かったです。


家族という存在は、鬱陶しいと感じることも多々あるけれど、拠り所となる存在でもあります。

程よい距離感の難しい関係ではあるけれど、お互いを尊重できる存在でありたいと願っています。




2026/07/21
202「名古屋・美味しい旅」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

ライフオーガナイザーになってから名古屋へ出かけることが多くなりました。

1級資格を取るために相談に乗っていただいた内藤さとこさん。

コロナ禍に開催された、「現場ビギナーズのためのセミナー」「シェア会」に思い切って参加した時が初めての名古屋訪問。オンラインでしかお会いできなかった方に、リアルで会うことの大切さをしみじみと感じた滞在でした。観光をする時間はなくて、天むすを買ってきてホテルで食べただけでした。

2回目は2年前。心の動揺がほんの少し緩やかになったときに、伊勢神宮へ行こうと決めたとき。家を空けることが不安で動けない自分を、ちょっとだけ解放してあげようと企画した旅。せっかくだからと、内藤さとこさんにご連絡したら「私もいっしょに伊勢神宮に行きたいわ!」とまさかのお誘い。ドキドキしながらも、1日楽しく参拝していろんなお話をしました。苦しかったこと、泣きたいこと、とめどなく流れ出て受け止めてもらいました。

 

そして今回。

次女の推し活で名古屋へ行きたいと聞いたときには、私も行きたい!と同行することを即決しました。

食べることの大好きな次女。出かけるときは「何を食べるか?」というのが最優先。

名古屋と言えば・・・という情報から「矢場とん」「あつた蓬莱軒」「えびどての太巻き」「天むす」「赤福」「とらやういろう」・・・日程に収まるんだろうか・・・というようなラインナップ。さらに私からのおすすめは熱田神宮内の「宮きしめん」。前回は温かいきしめんにしましたが、今回は2人旅なので両方を注文して食べ比べ。どちらも美味しかったです。

 

どのお食事も美味しくて、満足感たっぷり。

途中で野菜が足りなくなったので、コンビニでカットキャベツとドレッシングを買って混ぜて食べる・・・

「日本のコンビニって本当に優秀だよねぇ」と次女がつぶやく。私もつくづくそう思います。

 

様々なエピソードが加わって、楽しい旅になりました。

 


2026/07/20
201「南海プライウッドショールーム名古屋見学」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

次女の推し活に付き合って、名古屋へ旅をすることになりました。ただし、大人なのですべてに付き合う必要はないので、私自身も別行動で楽しい時間を過ごそうと思いました。

名古屋駅についてすぐに「じゃあ、お互い楽しみましょう!」と早速別行動に。


名古屋と言えば、ライフオーガナイザーであれば外すことはできない『南海プライウッドショールーム』見学。名古屋にいらっしゃる先輩たちが見学コースのアテンドをしていらっしゃるので旅の日程が決まると同時に予約を取りました。私のメンターでもある内藤さとこさんにアテンドをお願いすることができて嬉し恥ずかし・・・。「ランチもしましょう!」とお誘いいただき「は~い!」と二つ返事。

南海プライウッドのショールームは、ライフオーガナイザー協会が監修しています。

「共家事(ともかじ)ホーム」というコンセプトのもと、新しい家のアレコレをリアルにイメージして、実際に見て、生活を体感していただくという新しいショールームの形。家族構成から年齢、性格、職種などの細かい設定によって、よりリアルに生活を想像することができるので、使っている小物や収納品、収納方法などの説明もなるほど・・・と納得。

「よく使うものを使いやすく戻しやすい場所に」という家の設計段階では見逃されがちな視点は、家が完成してから考えようと思っても上手くいかないものです。

モノの定位置が決まっているだけで、探し物が減る、アレどこ?のストレスが減る。

そのアイデアがたくさん詰まったショールーム。ライフオーガナイズの思想がちりばめられてとても楽しかったです。

私の場合は子育て時代は終わってしまったけれど、ショールームのあちらこちらにヒントがたくさんありました。玄関収納は見ごたえがありますし、アイデアもたくさん!出かける前の確認することや、忘れ物防止、防災用品の収納、帰宅した時の導線など・・・我が家の玄関収納をもう一度見直してみようかと思いました。

ショールーム来場予約(名古屋・錦)|収納の無料相談|南海プライウッド 名古屋市中区錦でクローゼット・キッチン・玄関収納の実物を体感しながら無料相談。新築・リフォームの収納プランを専門スタッフがご提案します。来場予約は24時間受付中。
 


 


2026/07/19
200「夏休み」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

近所の小中学校が夏休みに入ったようです。

家族で出かける姿。

お友だちと楽しそうにおしゃべりしている学生たち。

少しほんわかしたムードを感じます。


娘たちが小さい頃は、夏休みになると大きな画用紙に特別なカレンダーを作って、出かける予定や宿題の予定を書き込んで冷蔵庫に貼っておいたものです。1日が終わると斜線を引いて、できたことを確認しながら、予定の調整をしていました。見えるというのは私にとって大切なこと。残りの日数をみながら、娘たちの宿題に必要な素材集めや、仕上がりの目安を確かめていました。

小学校時代を終えると、二人の予定が複雑になってきたので各人に任せることにしました。

 

おかげで、私自身が下調べをしたり、計画したりということがだいぶ上達しました。6月のヨーロッパ旅行も、コツコツと下調べをしていたおかげでトラブルもなく良い旅路にすることができました。今の時代は検索やAIを利用すると情報をたくさん得ることができます。その中から選択する能力は必要ですが、じっくりと自分に合わせた時間の過ごし方を作り上げることができます。


時間を味方にすること。

 

楽しい予定が目白押しの私の夏休み。

少し予定が立て込んできたので、少し休憩が必要のようです。

お休みを予定に組み込むことは、私の年代には特に必要なことだと思っています。


 


2026/07/18
199「お墓参りへ行くことの意味」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

一時帰国中の次女と恒例のお墓参りへ行きました。

娘たちが一時帰国すると、必ず鎌倉霊園へ行くことにしています。

普段の生活の中に亡くなった人たちはちゃんと存在しているけれど、あの場所へ行くことによって、事実を改めて心に収める作業と、碇をきちんと確認するといった、気持ちを整えることをしています。

やるせない思いと、怒りと、諦念と。変化と不変と揺れ動き。

すべてを自分に許すことが、あの場所に立つことだと思っています。


誰かと一緒にあの場所に行けることが、私にとっては大きな支えです。


2026/07/17
198「若者と暮らす」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

次女が一時帰国中です。

今年の夏は大学課程を無事に終了したので、卒業リサイタルを開催することと、少し休養をとったり、次のステップへ向けての準備をするため、いつもより日程長めの一時帰国となりました。

若いエネルギーが家の中にフワリと漂う、アクティブな気が流れています。


今までと違うことは、次女も「大人」になっているということ。


今までは、予定に付き合ったり、「○○をしてあげること」がメインだったのですが、今回は「別行動も」問題なくできることが多くなりました。次女の推し活に私は参加できなくても、その前後の食べ歩きやカフェ巡りは一緒にできる。私が1日忙しい時は、お友だちとドライブに行く予定を入れる。二人で行きたい場所には予定を合わせて思いきりたのしむ。


掃除や洗濯は私に主導権があるけれど、ちゃんと手伝ってくれる。

食事の献立は冷蔵庫の中を把握してアイデアを伝えてくれる。

とてもラクです。


3年間、物価の高いスイスで一人暮らしを経験したからこそ養われた能力。

無駄なものを買わない、やりくりする、いま必要なのか・・・それともいずれ必要になるのか・・・

時々、考えすぎて混乱している様子もありますが、それもまた経験です。


「日本はビニール袋やプラスチック製品が多すぎる!」と買い物をするたびに呟く次女。

たしかに、以前より少なくなってきたとはいえ、プラスチック製品はヨーロッパに比べてまだまだ多いですね。

私自身、もう少し意識を高く持っても良い気がしました。

 


2026/07/16
197「水出しのお茶」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

湿気の多い毎日。水分補給に気をつけないと、思ったよりも喉が渇いていることがあります。


 

  • 「喉が渇いたと意識した時にはすでに脱水症状が始まっている」
  • 「1時間ごとにお水を200㎖飲む」
  • 「ガブガブ飲みすぎない」
  • 「トイレの回数を数える」

 


近頃の夏は危険な暑さなので、事前準備を心構えが大切になってきます。


私も、庭の雑草を取っていて気がついたら汗だくで1時間近く夢中になっていた・・・なんていうことがあると、あわてて水分補給をしないと喉がカラカラの場合があります。曇っているからと油断していると、しっかり汗をかいて紫外線にさらされていることを忘れてしまいがちです。


そろそろ冷蔵庫に水出しの緑茶を常備しようかと思います。

一人では飲み切れない緑茶。去年のお茶が残っていたりするので、100円均一などで売っている「お茶パック」に茶葉を少しだけ多めに入れて、そのまま水を入れたガラスポットにポトンと投入。5時間くらいで完成。薄く色がついて、ほんのり緑茶の香りがするくらいが私はお気に入りです。

 

お水だけではちょっと飽きてしまうこの季節の水分補給に、緑茶の水出しはいかがでしょうか?




2026/07/15
196「危険察知能力」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今年の梅雨は長いですね・・・

去年は早々にあけてしまって、長くて辛い暑さが続いていましたが、今年は湿気が多くて空気の重い日が多いような気がします。

我が家は空気の重さや湿気の匂いに敏感で

「あぁ、なんだか雨の匂いがするねぇ」

「今日の空気は酸欠になりそうな、パクパクしちゃうような重さだね」

といった会話が頻繁にあります。

そのような感覚は生きていくうえで大切な気がします。

ちょっとした変化や、いつもと違う感覚を感じとることは、危険察知にも役立ちます。海外生活をしている娘たちには、そういった感覚が鋭い部分があります。

「この先はなんだか危険な感じがする」

「さっきよりちょっとアヤシイ人が増えた気がする」

少し神経質なように思えますが、自分の身を守るためには欠かせない能力だと思います。

服装に気をつけたり、持ち物や色に敏感になることもあって、私も「なるほど」と彼女たちを見て新たに気がつくこともあります。


これから夏休みシーズン。

出かけることの多くなる夏。開放的にもなります。

日本国内でも気をつけながら楽しい旅をしたいものです。



2026/07/14
195「セミの声」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今年も梅雨明け間近にもかかわらず、セミの声が小さいです。

ジーっという声しか聞こえず、ちょっと寂しい気持ちになります。

夏のエネルギーは、陽ざしも重要ですが、音も重要なのかと再確認しました。

 

去年頃からセミの声が聞こえなくなって、あれ?と思うようになりました。

朝はセミの声で「今日も暑くなりそう」と窓の外をみると、ご近所に咲く朝顔の鮮やかな赤紫、青紫の花の色に励まされ、照り付ける陽ざしに元気をもらいながら、夕方にはヒグラシのさわやかな鳴き声にホッとしながら夕風を楽しむ・・・そんな風情は吹っ飛んでしまいました・・・

気候変動のために、世界各地で異常気象が発生し、年々生活そのものが脅かされていく経緯は本当に恐ろしいものになりつつあります。

どのように過ごしていけばよいのか・・・

自分の身体や気持ちと相談しながら過ごす夏の日々は目前。

自分にとって何が心地よくて、何が不快なのか?


みなさんはどんな工夫をしていますか?


2026/07/13
194「展示会へ・願いのカケラ」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

若いジュエリー作家さんの展示会に行ってきました。

もともと彼女のお母様がピアニストなので、出会いは間接的でした。美術大学で学び、その後ジュエリーの勉強もされていることを聞いていました。ご自分のブランドを確立されて展示会を開催されるようになると、長女が夢中になりました。毎回展示会に通って仲良くしてもらいました。お姉さんという存在に憧れていた長女にとても理解を示してくださり、二人で芸術談義に花が咲くことが多かったようです。家族に話せないことをそっと聞いてもらって安心するような・・・素敵な関係です。


私は時々展示会にお邪魔して、心のシグナルが共鳴すると作品をお迎えさせてもらっています。

青を基調としたジュエリーが中心で、とても上品で繊細です。遠くから眺めていても、ふと吸い寄せられていくような、静かだけれど力強いパワーがあります。彼女の作品から発せられるメッセージが私の心と一致するときがあると、ドキドキしてしまいます。一つ一つの作品に名前がつけられているので、それだけを追っていくのもワクワクします。


今回も他のお客様がいない時間にじっくりとお話を伺ってきました。新作がどのように制作されているのか、その作品の発想がどこからきたのか、どのような過程で仕上げられていくのか。完成されたジュエリーを見るだけではなく、その向こうに込められた意味を理解できると、そのジュエリーと一緒にどのように装うことができるのか?と考えることが楽しいです。私たち家族のことも知っている彼女だからこその意見も伺うことができて、新たな発見もあります。駆け出しのころから見ている彼女の作品は、年を重ねるごとに変化していて、より緻密になったり、おおらかさが増したり、心のひだが深く刻まれたり・・・と、その遍歴を辿る楽しさもあります。だからこそ、いつかこんなジュエリーを身に着けたい、と思わせてくれる勇気をいただくこともできます。もう少し年を重ねたら身に着けたいな・・・と思っているモチーフがあるので、これからもずっと応援しながら自分の中でGOサインが出るのを待ちたいと思います。


最後に…ジュエリーを持ち帰るときも、ずっとときめきが続くようなラッピングにもこだわりが感じられました。
包装紙やリボン、手に取って何度も見返したくなるようなカードなどのホスピタリティを見習いたいです。

 

私がコンサートやリサイタルで身に着けている片耳イヤリングは、彼女の作品です。

軽くて耳に負担がなく、遠くからみても存在感があるので愛用しています。

今度は楽器だけではなく、ジュエリーにも注目してくださいね。

https://www.instagram.com/crystaltears1/


https://x.com/ClystalTears021



 


2026/07/12
193「果物を買う?」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

先日、買い物に行ったときに果物が選べなくて困りました・・・

桃がきれいに並んでいたので買おうかと悩みましたが、ちょっと見ただけで追熟が必要な感じだったので、即日食べたいと思った私は買いませんでした。桃は冷やして食べると美味しいですよね。ガラスのお皿に並べられた果実を想像するだけで「おいしそう~」とテンションが上がります。スイカと並ぶ夏の味覚で、大好きです。ただ、冷やす時間が必要だったり、丁寧に冷蔵庫に保管しないと色が変化してしまったり、なかなかきれいに切り分けられない(これは私の技術に問題があるだけか?)。そのため桃を買う場合はほんのちょっと勇気が必要なんです

。桃は血の巡りを良くしたり、便通が改善したりする効用があります。桃の種には漢方薬に配合されたりするそうです。多くの果物が涼性(体の熱を冷ます)ですが、桃は温めるタイプの果物とのこと。夏野菜も涼性のものが多いので、桃を食べることによってバランスを取ることができますね。あぁ・・・やっぱり買えばよかったかしら・・・

 

その日に並んでいた果物は、他に定番のスイカ。これも思ったよりも高くて・・・もう少し安価で食べたいと思ったので買いませんでした。キウイもずいぶん高価な値段。あとはオレンジとぶとう。なんだかあまり美味しそうに見えなくて、残念ながら果物をあきらめました。

いつものスーパーではなく、たまに行くところだったからでしょうか。いろいろな品物を比べながら、買い物するのが楽しくもあり新しい発見もあったりして楽しかったです。

 

みなさんはどんな基準で果物を購入しますか?




2026/07/11
192「3年間の思いを込めて」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

次女が一時帰国中です。

今回は卒業リサイタルの開催を中心に、3年間の軌跡をしっかりと振り返る節目になります。コンサートはいつも応援してくださった方たちに思いを込めて、演奏することができるように準備をしています。フランス語と格闘しながら授業を受けて、四苦八苦しながら探した住居問題。度重なる引越しも頑張って乗り越えてきました。そのすべてが音に現れるコンサート。とても楽しみです。

今回のコンサートに関して、私はほとんどタッチしていません。企画・運営・スケジューリング・準備等、自分でコツコツと試行錯誤しながらしているようです。今までの経験と、今の時代に合った方法で進めている様子です。私はコンサートのご案内を知り合いにお伝えしているくらいです。

音楽家は、演奏だけしていれば良いわけではなく、そういったコンサートの企画から交渉、収支計算、お客様へのご案内など細かい作業がたくさんあります。正直に言えば「誰か全部やってくれぇ~」と思うのですが、結局自分で積み上げていく方が確実だったりするので何とも言えません・・・それもすべて経験。コンサートがどれだけたくさんの方に携わっていただいているのか、どれだけたくさんのタスクがあるのかを知るには、自分でやってみるしかありません。

がんばれ…

コンサートを無事に終えられたら、ゆっくりお祝いをしようと相談しています。

 


2026/07/10
191「落語の世界」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

先日初めて落語を生でききました。

90分のワンマンショー。

小さな空間で25名ほどのお客様と一緒に。


昔昔亭昇さんのふくよかな身体から発されるエネルギーが、熱を帯びて飛んでくるのが心地よかったです。

小話や落語の歴史などの紹介から、オリジナルの七夕のお話まで。
言葉の「間」や節回し、ググっと前に乗り出すようなタメがあったりして音楽を聴いているようでした。

「落語はお客様のアタマの中に風景が現れて、お話が進んでいく。お隣の人とはきっと違う景色や人物が、私の声を通して進んでいくところが好き」

とおっしゃっていた事は、私の音楽に対する思いと重なります。私が伝える音楽も、私なりの解釈や思いがきちんとありますが、受け取るお客様によって変化していきます。お客様は「私の聴き方で良いのかな?」と不安に思うかもしれませんが、それが正解なのです。そしてその解釈は、何度も聞くうちに変容していくものです。それが「耳が育つ」ということ。


初めて聴いた落語から、どのように私の耳も変化していくのか。

落語の世界も奥が深いようです。




2026/07/09
190「勉強会に参加する」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

【メンタルオーガナイズ勉強会】

ライフオーガナイザーの専門課程であるメンタルオーガナイザーの資格には定期的に勉強会が開かれていて、メンタルオーガナイズに関する知識を学んだり、実際のセッションで困っていることなどを共有して意見交換することができます。みんなメンタルオーガナイズを学んでいるので、安心安全な場所として、私も参加できる日程であれば早めに申し込みをしています。(早く申し込みすぎて、どんなテーマだったかを毎回忘れて焦る・・・)

安心安全な場所って、本当に必要だと思います。


前半は各自の活動から疑問に思うことや、お客様とのやりとりからのお困りごとや事例の発表など。それに対して講師の渡辺奈都子さん(https://jalo.jp/member/watanabe-natsuko/)が細やかに、ひとつひとつを深堀りして答えを提示してくださったり、逆に新たな質問を私たちに投げかけてくださったりします。奈都子先生のお話はいつもピリッと辛口で緊張しますが、決して冷たいわけではなく、本質をしっかりと見ることの大切さとメンタルオーガナイザーとしてどう振舞うべきかを再確認させてくださいます。

後半は奈都子先生が選んだテーマの講義。といっても、ただ聴いているだけではなく、それまで話していた事柄も含めて多角的に意見が交わされるので「あ、そういうことか」という気づきがたくさんあります。

私は気づくのが遅くて、いつも講義が終わってから「そういうことか・・・」「もしかして○○だったのかも」と思うことが多々あります。


今回のテーマは「ネガティブ思考との付き合い方」

私はネガティブというのは【慎重さ】だと思っているので、あまりマイナスのイメージはありません。

 

  • 準備をきちんとする、
  • 細かいタスクリストが作成できる、
  • リスク管理をきっちりする、
  • 下調べをする。
ただ、行動までに時間がかかってしまう、または行動まで辿り着かないことが悩みになることも多いです。その点中途半端な準備で最後は「エイッ」と運任せにしてしまう癖のある私にはどちらかといえばプラスのイメージでした。考えが浅く「早くしなきゃ」と無謀に行動して失敗することが多い私は、どちらかといえば、この数年は慎重に丁寧に動くことを意識していたかもしれません。先日のヨーロッパ視察旅行も「下調べの時間を確保して準備をぬかりなく」ということが第一目標でしたし・・・それがネガティブになってしまうのはとてももったいないと思いました。

 


ただ、言葉自体はあまり良いイメージではないですね。「ネガティブ」。

そういった一般的な意味では私もネガティブ感情はちゃんと持っています。恨んだり、妬んだり、舌打ちをすることだって多々あります。ちゃんと吐き出すことによって自らバランスを取っているのだと思っています。吐き出し方は色々。ちょっと断りを入れて姉に話すこともあるし、ノートに書くこともあるし、独り言の時もあります。今回の勉強会では「ノートに書いて破いて捨てる」という方がいらして、「破いて捨てるっていいなぁ」と思いました。そのためにはノートよりも裏紙や切り取ることのできるノートがいいのかしら?と頭がグルグルしてきてしまいました。


3時間の勉強会。全国の仲間たちとの交流は私にとって大切でかけがえのないご縁になっています。
ありがとうございました。



2026/07/08
189「活字を追う・積読日記」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

通常運転に戻るには活字を追うのが一番ですが、少し慌ただしいにもかかわらずついつい本屋さんの徘徊をして気になる本を買ってしまいました。
今年の夏も、8月中旬までは落ち着かない日々なので積読に拍車がかかりそうです。既に読みたい本のリストが長くなっています。今日はその中で無理やり読み切った本の感想を。

俳優・中谷美紀さんのことは、ハイジュエリーのモデルさんなどで拝見することはあったけれど、文章を書く人だとは思っていませんでした。1年ほど前に本屋さんをウロウロしていたときに彼女の作品『オフ・ブロードウェイ奮闘記』という本を見つけて読んでみたらハマってしまいました。
異国の地で様々な制約のある中を俳優が一人奮闘する様子を、ご自身が書いています。共演者との意思疎通、意見交換、リハーサルを重ねる様子、体調の変化、舞台装置や音響の問題などが山積する現場の状況を想像するだけで胃が痛くなるような気がしました。文中において言葉の選び方や説明の方法に拘りがあるように感じられて、そういった面では何となく親近感がありました。
ストイックで物事の深淵にまで探検に行ってしまう姿が、少し長女に似ているので「読んでみたら?」と本を贈ったら、案の定ファンになってしまったようです。その長女から「中谷さんの新刊が出るから送ってください!」と言われて本屋さんに走り急ぎ読み終えたものが『大草原の小さな農家』。オーストリアと日本の生活を挟みながら中谷さんが目をとめた出来事を、ご自身が見つめる視線の鋭さとおおらかさで綴られています。相変わらずの言葉のチョイスに「なるほど」とうなずきながら、チクリと胸が痛くなったり、自分で言語化できなかったことをサラリと言い放つ爽快感に包まれながら読み終えました。



2026/07/07
188「二十四節気・小暑」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

小暑(しょうしょ)

本格的な夏が始まるころ。小暑の初日はちょうど七夕と重なる。


梅雨明けの前後の地域も多く、梅雨末期の蒸し暑さに体調も揺れる頃かもしれません。ついつい冷たい飲み物や食べ物を欲してしまいますが、身体を冷やしすぎるのも不調の原因になってしまいます。スタミナをつけなくては!とガッツリ食べるのも、私の年代では少し無謀に思えます。そんなときの私の方法は「ペースを落とす」。蒸し暑くて身体に熱のこもったような気がするときは、やはりひやりと喉ごしのよいものが食べたくなります。冷たいものはいつもよりゆっくり飲んだり食べたりすること。ガッツリ系の食事も、時間をかけて自分の適量をゆっくり食べること。つい時間がなくて焦っていた子育て期のように、ガツガツと飲んだり食べたりしてしまう習慣を見直して、意識してペース配分を考えることも必要に思えます。


「少しだけゆっくり」

その言葉を合言葉にして、遠くを眺めたり、一杯の温かい紅茶を楽しむ余裕が欲しいですね。

 


2026/07/06
187「旅の記憶を整える」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

13日間という時間を久しぶりの海外ですごしたせいか、なかなか普段の生活に戻れません。自分で思ったよりも滞在期間の充実感が大きく、ひとつひとつを咀嚼する作業に時間がかかり、今なお振り返る出来事がたくさんあります。

振り返りながら自分の感覚を新たに思い出したり、30年前の記憶を掘り起こしてみたり、常に頭の中が忙しく動いているような気がします。

「視察旅行」として記した(暑苦しい)記事以外の些細なひらめきは、大事に心の隅に取り込んでいたいという思いもありながら、ほんの少しだけ自分の記憶のフックとして書き記したい我儘な思いや、美味しかった食べ物の記録は欠かせない…など。自分の欲の深さにあきれながらも、今回の旅が自分にとってどれだけ大切なことだったかを思い知ることになりました。


さて、こんな時はどうするべきか?

頭の中を全部出して、然るべき場所に保存するのみ。


帰国後に散らかった私の思考は、少しずつ熱が冷めて冷静に判断できる状態に戻ってきました。これから何度でも取り出したいと思っている旅の記録は、自分の記憶にきちんと保存できるように整えていきます。


2026/07/05
186「姉妹の部屋・視察旅行番外編」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今回の視察旅行で興味深かった、娘二人の部屋。

長女は3年前から同じところに住んでいます。渡独前にプレオープンした単身者用のアパルトマンの一室を獲得し、工事の騒音や火災警報器の誤作動に悩まされながらも自分なりの規律で工夫しながら暮らしています。引越し後に「いろいろなものがうまく収納できない」という悩みを解決するべく、ライフオーガナイズの手法を使って整えました。その時からほぼ変わることなく、生活が安定していてとても安心しました。忙しくて乱れることもあるそうですが、元に戻すことができる仕組みは彼女自身の心の安定にもつながっているようです。


翻って次女はこの3年間で3軒の部屋に住みました。いずれも自分の居場所は自室のみ。キッチンやトイレ・バスルームは共同。そのため狭い自室に様々な用途のものが押し寄せるため、落ち着ける場所を確保することが難しかったようです。私は3軒目の部屋しか実際に見ていません。4畳半くらいの大きさですが屋根裏部屋のために天井が大きく傾斜しているので、まともに立てる場所は畳1畳半くらい。ベッドから起き上がるときは気をつけないと頭をぶつけてしまいます。共同キッチンは1階下の住人と一緒なので使用時間が限られ、小型冷蔵庫と電子レンジは階段の踊り場。トイレとバスは隣のフランス人と共同で、こちらも天井が傾斜しているためシャワーカーテンが使えないのでバスルームが水浸しにならないように気をつけなければなりません。それでも部屋で練習はできるし、天蓋窓を開ければブドウ畑と湖と山が見えます。「期間限定だと思えば何とか暮らせる」と、不便な中にも楽しみを見つけている次女には、逞しさを感じます。食べることが大好きで、自分で料理を自由に楽しみたいけれど、一人暮らしのできるアパルトマンの家賃が高いので我慢。そのため、長女の家に居候するときには嬉々として料理の腕を振るったり、ちょっとした作り置きを置いていったりするらしい。私が滞在中にも、オートミールがふんだんに使われた甘くないパウンドケーキを差し入れてくれて感激しました。「他のものを作ろうと思ったんだけれど、途中で材料が足りないことに気がついて・・・」と次女らしいコメントに笑ってしまったけれど。

彼女の部屋も少しだけライフオーガナイズの手法が取り入れられているけれど、まだまだ改良の余地はありそうです。本人が困っていないのであれば、私が口をはさむ権利はないです。


さて、秋から場所を移して勉強する次女。引越しをしなければならないので荷物の移動に頭を抱えています。増えすぎた本(これは私にも責任がある。日本から送りすぎました…)や、生活用品の移動には思ったより労力がかかりそうです。荷物は全て、自分でスーツケースや特大エコバッグに詰め込んで列車で移動。国をまたぐので聞くだけで気が遠くなりそうな労力です。


私は遠隔で応援するのみ。頑張って、としか言えないもどかしさはありますが、そうやって逞しくなっていくのだと思います。


2026/07/04
185「道・視察旅行⑨」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

娘たちは二人とも演奏している楽器はヴァイオリンです。

結果的に家族のなかでヴァイオリン弾きが3人になったわけですが、そうさせたかったわけではありません。

長女にはヴァイオリンを弾けるようになったら良いかなぁ・・という気持ちはありました。どちらかと言えば不器用な長女はヴァイオリンに関しては続けることは難しいと思って、他のことに目を向けるように誘導したこともありました。ヨットに興味を持って毎週江の島へ出かける生活をしましたし、乗馬も好きで馬との交流を楽しんでいました。毎年恒例の家族スキーは、一番性に合っていたらしく、もう少し近くにスキー場があったらインストラクターにでもなっていたのではないかと思います。次女は長女のレッスンに付き合うために、半ば強制的にヴァイオリンを始めたような感じでした。そのうちに、水泳に目覚めて競泳選手になるほど泳ぐことが好きになりました。なんでも比較的上手くこなすことができるけれど、苦手意識があったり興味がないことは無理に追及することはありませんでした。乗馬は馬が大きすぎて怖がっていましたし、スキーもなかなかキレイなフォームで滑れるのにそれほどの熱情はもちませんでした。

ヴァイオリンを続けることに関しては本人に任せました。

 

私の唯一つの希望は、音楽だけに盲目的になるのは避けたかったことです。

人生において、様々な選択肢を提示したいと思っていました。

ヴァイオリンを弾くことだけに固執するのではなく、自分の持っている他の可能性も探求してもらいたい・・・

幸いなことに二人とも頭脳明晰で、多少のデコボコは有れど、考えを深めていくという作業は幼いころから訓練していました。

 

二人とも経済的な自立を目指しています。

ヴァイオリンだけを上手に弾いていればお金が稼げるわけではない。

これからの時代は、ひとつの技術に専門知識を持ったうえで、他の技術を掛け合わせ、それらをパラレルに活用していく能力が必要とされる気がします。音楽だけしか知らない、だから生活能力は重要視されない、という昔気質の音楽家は生きていけなくなると思っています。

二人とも演奏技術の向上の努力は常に必須としても、その先にあるビジネスチャンスをしっかりと見据えています。その素地は、ビジネスマンだった夫の影響が大きいと思います。世の中の構造、資本主義の中で生きていくこととはどういうことか、自分の周りで起きている経済活動などの話は、幼稚園頃から話して聞かせていました。今では二人とも世界情勢や金融についての最新情報に敏感に反応するまでになっています。

私が同じような年齢の時にはボヤ~っと何となく毎日を過ごしていたなぁ・・・と恥ずかしくなるくらいです。

様々な人とのコミュニケーションを通して自分の意見を主張して交渉する、知識や経験を通して自分を表現していくことが積み重なって、最終的に自分のやりたいことが実現していく。その過程を彼女たちは身をもって、それも海外で経験を積んでいます。日本にそのまま暮らしていたら気づけなかったことはたくさんあったでしょう。

海外生活は過酷です。

思っているよりも大変です。

「なぜわざわざ海外に行く必要があるのか?」「デジタルの発達した現代で、困難極まる海外生活を強いるのは愚行では?」といったことを考えないではなかったです。ただ、はるか昔に自分がドイツ留学を決めた理由が「無意識を意識する」ということだったことを思い出しました。日本にいたらわからない感覚を、ドイツで磨いてみたい・・・と思った20代の自分。人間的な幅を広げたいと思ったあの時の自分を、娘たちに少しだけ重ね合わせることで理解できるような気がしました。

 

これからの道、彼女たちはどのように過ごしていくのでしょうか?

私が提示し続けた選択肢はもう役目を終えました。

その先に拡がる人生は自分で選択し、自分で折り合いをつけていかなければならないでしょう。

 

そのスタート地点(もしくは助走期間)を見ることのできた今回の視察旅行は、私にもとても意味のあるものになりました。

そしてなにより私自身、自分の行く先を見つめるヒントがふとした瞬間にありました。

そのお話はまたいつか。


2026/07/03
184「それぞれの道・視察旅行⑧」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

この3年間は娘たちも私も無我夢中で過ごしてきたような気がします。とにかく流されないで歯を食いしばりながら、無理に笑顔を作って必死に生きてきました。何があっても平気な顔をして、心で号泣しながら泥道をかき分けていくような。娘たちには涙を流すことを忘れさせてしまったような気もします。その先になにがあるのか全くわからず、生きていることだけを考え続けた日々。果たしてそれが良かったのかどうか、わかりません。その先に現れた今が本当に良いのかどうかもわかりません。

ただ、この旅の意味は、とにかくここまで辿り着いた次女の頑張りを大いに認めることでした。次女自身はもちろんのこと、それを見守った長女も私も、自分の事のように褒めたたえることが必要でした。

そして、画面越しで話を聞いていても、その場にいなければわからなかった見えない部分の感情や、伝わらなかった、伝えることのできなかった細かいディテール部分の話を、いまだから話せることとして、改めて時系列で聞き取りをすることが、今の私の役目かもしれません。

娘たちの生活する町を歩きながら、ひとつひとつ壁にぶつかりながら歩き続けた3年間の積み重ねを改めて思い返しました。自分の留学時代とは全く違う、今の時代の生き方や生活様式。この先の将来への道の進め方にも、それぞれの深い視点のビジョンがあることを心に刻みました。

1年後・・・どうなっているのか楽しみです。

2026/07/02
183「視点を変える・視察旅行⑦」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

以前ヨーロッパに暮らしていたからこそ、日本との違いを感じることができるのは、視点の変換という普段の生活ではできないことが浮き彫りになります。今回の旅ではちょっと意識して観察してみることにしました。私個人の主観なので、間違っているかもしれないということをお断りしておきます。


海外でよく見かける老夫婦の姿。手をつないでお互いに寄りかかりあいながら歩いている姿は、今も昔も変わらなかったです。羨ましいなぁ、と思いつつ、私たち夫婦が彼らの年齢で同じようにしていたかどうか・・・きっと違う形で二人で過ごしていたかもしれない、とも思いました。ヨロヨロと歩く老人をあまり見かけることはなく、一人で行動している老婦人や老紳士も多く見かけました。なんとなく、年代別に集う場所も分かれているような気もしました。子どもの声が良く聞こえて、元気な泣き声やしゃべっている声があふれていました。電車を降りるときにベビーカーを当然のように手伝う人がいて、店舗に入るときのドアは老若男女問わず後ろの人を気にして抑えて待ち、「ありがとう」と声を掛け合うことが自然でした。

街中ではどちらかといえば一人で行動している老婦人を多くみかけました。美術館の受付で、チケットを購入しながら見どころを訪ねていた老婦人。おしゃれをして地下鉄に乗っていた上品な婦人。レストランで楽しそうに二人でお茶を楽しむ老婦人ふたり。ワーキングウーマンたちが、スーパーの巻き寿司をテイクアウトしてレマン湖畔でおしゃべりしながらお昼を過ごしている姿はオシャレでした。(美味しいかどうか?それはわかりません)

自分のモデルになるような女性を探していたかもしれません。


窓口でどんなに長く時間がかかっても、だれもイラついた態度をとることなく辛抱強く待っている人たち。お互いの時間を尊重して、面倒がらず、邪険にすることなく、時間を最大限に使って相手に向かっていく姿が印象的でした。わからないことはちゃんと聞く。私もswiss passを購入するのに、確認を怠らず、少しの疑問点も質問しましたが、嫌な顔をすることなく辛抱強く説明してもらえました。たとえ私の英語がハチャメチャであろうとも・・・美術館のチケット販売では3つある展示会の全てを細かく説明してもらって、どのチケットを購入したら良いのかまでアドバイスをもらいました。逆に、ホテルのシャトルバスが夕方の時間帯だけ運行されていないことを知らなくて、ずっと待っていたことがありました。チェックインの時に「一日中運航しているよ」と言われて確認しなかった自分のせいなのですが、たしかに受付の人は夜間担当だったので日中のことは担当外だったのかもしれません。

「こちらの人は、自分の担当することは責任をもって細かく教えてくれるけれど、一旦担当外になると雑だよ。でもね、それでいいと思う。担当外のことまで知るべきなんて、責任が大きすぎて負いきれないからね。」と次女がサラリと言ったときには「ほんと、その通りだ」と納得しました。日本にいるとついつい担当外のことまで知っていなければならないと思って、荷重が大きくなり、結局自分の担当のところもあやふやで中途半端になってしまうことが多いのは経験済みです。担当の場所に責任を持つことの重要さを改めて学びました。


時間の流れがゆっくり感じられるのは、空間が広いということだったり、人との適切な距離だったり、教会という存在があったりすることかもしれないなぁと思いました。


2026/07/01
182「3人で会う・視察旅行⑥」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

13日間の滞在中に、数時間だけ3人で過ごすことができました。

ドイツに住む長女のところへ次女が電車を乗り継いで会いに来てくれたのです。目的はドイツへの引越しを控えた次女が、荷物を預けに長女の家に来ることでしたが、その時期を私の滞在時期に合わせてくれました。日本以外の場所で、しかも3人で会うというのは、本当に奇跡的なこと!長女の家は次女にとって、旅の中継地点。ヨーロッパ各地で開催されるマスターコースを受講したり、気になる先生のレッスンを受けたいと思ったときなどに利用している様子。簡易キッチンで長女に料理をふるまうのが宿泊代金のようなものらしい・・・。

・・・と次女がやってきて急に始まった姉妹の会話に全然ついていけず、しばしボンヤリしていると、「あぁ、これが親離れなんだなぁ」とポンと肩の荷が下りたような気がしました。私が必死にならなくても、この二人は協力することができる。それぞれの考えを展開していきながら、お互いの領域を侵すことなく自立していける。そんな風に思うことができました。そして、私自身も別の角度から自分の世界を創っていけばよい、と思えるような瞬間でした。

親子というのは難しい関係です。家族という一番身近な存在ではあるけれど、一人の人間としての領域があります。踏み込みすぎるとお互いが窮屈に感じて反発したくなる。でも、家族という温かい存在は、誰よりもいちばん理解できて安心できる存在です。親も年を重ねて子どもに頼ることも多くなります。子どもはいつまでも親の存在を意識します。

私自身は頼りになる二人に寄りかかりすぎることなく、支えあっていくことができる関係を、これから模索していきたいです。75歳くらいになったら、頼っても良いかな・・・


3人で繰り出した先は、トルコ料理のお店。

3人とも暑さでバテそうだったので、ガッツリお肉をいただきましょう!とガツガツいただきました。

ドイツ語や英語で店員さんと話す二人をみながら、すっかり良い気分になりました。