塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2025/08/12
224「奏楽堂でのコンサートご案内」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

9月12日(金)
旧東京音楽学校奏楽堂
18時30分開演
『MuBe‘88』ベートーヴェンの夕べ

「生きた文化財」として建物や演奏会を積極的に行っている奏楽堂。
東京藝術大学音楽学部の前身、東京音楽学校の校舎として建築されてから
著名な音楽家がここで演奏し、音楽教育の中心的な存在として重要な役割を担ってきました。

その建物の中で演奏できることは
とても身の引き締まる思いがします。
何度か演奏の機会がありましたが
いつ訪れても見上げる天井。
演奏している場所から見える客席に
滝廉太郎が、山田耕筰が座っていそうな気持になります。

今回はピアノグループ「MuBe‘88」の一員である
川元真里さんとごいっしょして
「ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番”クロイツェル”」を演奏します。

その他には歌曲、ピアノソロなど
多彩なプログラムですが
「ベートーヴェン」という一人の作曲家から生まれた曲を
丁寧に演奏していきます。

去年のリサイタルで
久しぶりにフルで演奏しました。
難曲・長大なソナタですが
私にとっては思い出深く
懐かしい響きに安心感があります。

年代によって解釈の変化するベートーヴェンのソナタ。
共演者が変わっても、色合いが変わります。
その移り変わりを楽しんでいただきたいと思います。



2025/08/11
223「CD状態にあるクライアントの基礎知識・受講」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

私の所属する「日本ライフオーガナイザー協会」は
様々な専門知識の講座がたくさんあります。
もちろん、基本的な空間のオーガナイズがベースにあり
その知識・技術を磨くことで
お客様の快適を探し、一緒に伴走していくことがミッションですが
その方法は一つではなく
お客様の特性に合わせた方法でオーガナイズしていくことが特徴です。
ということは、千差万別、十人十色。
自分のあたりまえが、他人には特別なことだったりするわけです。

ときには、脳機能障害によって片づけることができない、という方もいるわけです。

今回は、少し高度なCD(Chronic Disorganization=慢性的に片づけられない)状態の
クライアント(お客さま)とはどういう状態なのか?という
基本的な知識を学ぶ講座を受講しました。

◎CD状態の人は、とても不安な世界いる
◎自分が学んだオーガナイズの手法がCD状態の人には通用しないかもしれない(むしろ逆効果になる場合もある)
◎よく訊く・よく観察する
◎声かけの言葉によっても左右される

始めは難しいかも・・・と思っていたことも
自分の年齢を考えれば
それなりの経験があるわけですから
様々な事柄を足したり引いたりすれば良いのかも、と思うことができました。
そしてなによりも
ライフオーガナイズという基本的な手法をしっかりと身に着けていれば
そのアレンジやバリエーションは
他のオーガナイザーが教えてくれるという
大きな安心感がありました。

私自身もこの2年半
ライフオーガナイズの手法によって
乗り越えてきたことがありました。

ひとりで解決していかなければならないけれど
助けを求めることができる
サポートしてくれる誰か入るけれど
最終判断はいつでも自分がする

相反するものを共存させながら
歩いてきた気がします。
それもライフオーガナイズの手法です。

私の音楽家としての生活や
個人的な生活も
全てひっくるめて
基本となるものは
この「ライフオーガナイズ」なのだと思います。






2025/08/10
222「セミナーに参加」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

8月初めに「リウムスマイル!」代表:穂口さんのセミナーに参加してきました。
【個性と素敵を売れるに変えるメニュー開発法】ということで
自分の仕事はちゃんと買いたいお客様に届いているのか?
買いたいと思っているお客様が買いやすいような仕組みになっているのか?
その説明はきちんとわかるようになっているのか?
といった観点からじっくりとお話を聞くことができました。

ご一緒したみなさんの
気持ち良い「気」に包まれながら
アタマをフル回転で聴講しました。

ヴァイオリニストであり
ライフオーガナイザーであり
メンタルオーガナイザーでもある私は
なかなか自分の仕事がうまく説明できなくて未だに右往左往しています。

何をしているのか?
何ができるのか

そろそろ腹をくくって説明できるようにならなければなりません。

【自分を出すこと】
そろそろ、本格的に仕事をしていきたいと思っています。
できること、できないことの区別化。
50代後半だからこそ、人生の中で経験したことは豊富です。
その経験を私が話すことだけでも
誰かが自分のことを改めて《思い返す》ことができるかもしれません。
それは大事なことです。
立ち止まって思いを巡らすことも
時には必要なことだから。

【自分の勝ちは自分で決める】
誰かと比較したくなるのは人間のクセです。
ちょっとしたことから、大きなことまで。
私は比較的、他人は気にならない方ですが
ちいさ~いことで囚われるときもあります。
そのもったいない時間を削りたい。
そのストレスは必要ないのだから。

【自分からもお客様からも逃げない】
まずは自分から逃げない。


がんばろう。



2025/08/09
221「自主練問題」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

秋から冬にかけてのコンサート準備が始まりました。
私はいつも、スケジュールを決めてから走りだします。
本番までのリハーサル回数を、自分の経験値から割り出し
その頻度を考えて、共演者とすり合わせながら
大まかなスケジュールを決めます。
そこから、自主練習の日程を割り出すのですが
これがなかなかうまくいかなくて・・・
気がつくと時間が迫っていて焦ってしまうという
いつものパターン。
今年こそは、少し余裕をもって準備したいものです(毎年言っている)

すでに自主練の計画がズレているのが気になりますが・・・

ストレッチを含めた身体的細部のリハビリ
耳の訓練
右手の練習
左手の練習
曲目に関しての勉強・・・

8月中にはしっかりと準備を整えていきたいと思います。




2025/08/08
220「音楽家として過渡期」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

音楽家はとかく華やかな世界に生きていると思われています。
美しい衣装を身にまとい
スポットライトを浴びて演奏する姿から
生活感はあまり感じられないでしょう。

演奏家としても、
日々の苦労や
悲しみ・苦しみ
ドロドロとした感情を見せたくないのが本音。

お客様に夢を見ていただきたい・・・
でも、それだけでは心の奥に届かない。

音楽家が本当に伝えたいことが
心の奥に届かないのです。

「自分自身で生活していない演奏家の音楽はつまらない」

辛口評論家の姉の意見です。

演奏するということは、演奏家の全てがむき出しになるということ。
どんなに取り繕ったとしても
化けの皮がはがれてしまう。

今、私自身は過渡期にいます。




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