塚本香央里 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
  1. ブログ
 

ブログ

ブログ
2025/05/10
130「久しぶりの作家」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。


連休中に

久しぶりに女流作家森瑤子の作品を読みました。


森瑤子作品は私が大学生の頃、好んでよく読みました。

おしゃれで大人の世界で、すごく憧れました。

でも、ちょっと寂しそうな女性の主人公が多かったので、

一人で生きていく女性は強くないとダメなんだなぁと思っていました。

一人でバーに行って
グラスを傾けていると
興味本位で話しかけてくる男性を
上品に、かつスマートにあしらう…
「あしらう」という言葉は適切ではないけれど
「やり過ごす」わけでもなく
「向き合う」わけでもない
心の芯をもった女性のプライドを感じる会話に
ドキドキしたものです。

私には森瑤子さんの経歴も目を引きました。

芸大のヴァイオリン科卒業だったこと。

音楽家という道を歩いていたという衝撃と、

それでも文字を紡ぐ作家になるという潔さ。


でも、その陰に見え隠れする寂しげな表情は、

晩年の病気だけのせいではなかったと思います。


私が彼女から学んだことは

「結婚しても自分の世界を持つこと」

「大人と子どもの世界をきちんと分けること」

「夫をパパと呼ばないこと」

「愛情表現をきちんとすること」

結婚する前から決めていて

未だに頑なに守り続けていることです。


彼女は52歳で亡くなりました。

とてもショックでした。



私はみっともなくとも、ヴァイオリニストの道を選びました。

森瑤子さんが、彼女の美意識にはそぐわなかった音楽家の道。

とても納得します。

音楽家という職業は自分の美意識を追求するのは難しいです。

彼女の60代、70代の作品を読んでみたかったです。

あの作品の主人公たちは、その後何を思い、何をつかんだのだろうかと想像します。




2025/05/09
129「絵本コンサートのご案内」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

5月24日に開催する【大人のための 絵本コンサート】
お話も交えてのコンサートなので
気負わずに楽しんでいただけると思います。

前半は「チェロの木」(いせひでこ)の本を読みながら
内容のイマジネーションを掻き立てるような音楽を聴いていただきます。
私は本を朗読し
マイクとパソコンを操作し
ヴァイオリンとヴィオラの持ち換えをしながら演奏します。

ありがたいことに
「声が良い」と言っていただけることが多くなり
私なりに声に関しての学びを深めています。

その成果を少しでも発揮できれば、と思いつつ
その他の
全ての工程を自分でこなせるようにしています。

本を選び
曲を選び
演奏することは得意です。

ただ、そのほかの部分は未知の世界。

【絵本コンサート】だけで終わりではなく
休憩の後は
【お楽しみコンサート】として
ピアニストとのトークを楽しんでいただきながら
小品曲をお聞きいただきます。

土曜日の午後を
ちょっと贅沢でほっこりするような
大人の時間を楽しんでいただけたらと思います。

「ちょっと遠いけれど、遠足感覚でお邪魔します」と
言ってくださった方がいらっしゃいます。

心からお待ちしています

*チケットご希望の方はお問い合わせフォームからどうぞ



2025/05/08
128「海外での食生活」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

海外での食生活。


娘たち二人がそれぞれの国で自炊をしながら音楽修行をしています。

国が違うので、物価も食も習慣も違います。
年齢も違うので、修行内容によって生活サイクルも違うので
それぞれの食生活は同じではありません。

一人暮らしなので、家事・洗濯・買い出し・食事の用意・家計管理・健康管理・スケジュール管理等、全て自分の責任で生活をしています。


そんな中で、私が一番気にしているのは食生活の事。

どんな風に、どれだけ食べているのか、偏っていないのか・・・

遠い昔の私の留学生活の記憶を頼りに
季節の旬を伝えたりしています。

今のところ二人とも心身ともに破綻することなく生活しているのでホッとしています。


私としては気にすれば果てしなく心配になりますが、これまでの自分が見せてきた姿勢がそのまま反映されると思っています。


そう・・・

今まで自分が娘たちに作ってきた料理やおやつは確実に記憶に残っています。


「あの鶏ムネ肉の蒸し焼き料理のレシピを教えてほしい」

「あのチョコレートケーキをアレンジして作ってみたい」

など、レシピをリクエストされることもあります。

私と娘たちの話題の中心は、いつも食べ物の話かもしれません。

それが「生きること」。

食事が美味しいと感じれば、多少なにか問題があってもなんとか生き続けることができます。

落ち込んだ時、気分が塞ぐとき、私は何を食べれば自分が「大丈夫な気持ち」になるのかを考えています。


あなたのホッとする食べ物・飲み物は何でしょうか?


自分で自分をオーガナイズする学びを開催していきます。


ご一緒に学びを深めていきませんか?


2025/05/07
127「パソコン作業は苦手ですが・・・」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

パソコン作業が苦手です。
全然できないわけではないのですが
何をするにも時間がかかります。

私がパソコンを使うようになったのは29歳。
結婚してからです。
それまではワープロ・・・(古い)
履歴書や公式な書類を作成するとき、
主にドイツ語での書類作成が主でした。

日本に帰国後
「パソコンっていうものを使って
コンサートのチラシを作ってみよう~」
という勢いでパソコンを使い始めました。

友人からブラインドタッチの練習ソフトをもらって
遊びながら練習して(その時はあまり上達しなかった・・・)
夫には【パブリッシャー】というソフトを入れてもらって
チラシを作る作業を覚えました。
レクチャーコンサートのチラシは
第一回目からずっと自分で作っています。
最初はチラシだけ。
そのうちプログラムも作れるようになって
一時期は、リサイタルのプログラムも自分で作っていました。
(リサイタル前日の夜に、家族総出でプログラムを折る作業をしていた・・・懐かしい思い出)

そんなこんなで
ずっと我流で覚えてきたので
できることと
できないことの差が大きすぎて
もはや自分が何がわからないのか
わからない状態です。
(一番困るヤツね)

ホームページの運営も
常に「???」の連続です。
(サポートの方にいつもお世話になっています)

それでも少しずつ
できることを増やしていければ良いと思っています。
ゆっくり過ぎて自分でイライラしますが。

そういったことも、ヴァイオリンを弾くことと同じです。
弾かないよりも
とりあえず毎日弾く。
時間は関係ないから
とにかく楽器ケースをあけて
楽器を取り出すこと。
時間がなくても
楽器ケースだけ開けることだって良いと思います。

パソコン苦手
だけど毎日電源つける・・・

そのルーティンで
毎日ほんの少しでも
理解することがあれば
すごい進歩ですよね。



2025/05/06
126「連休おつかれさまでした」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

小さいことだけど、気になること。

たとえば…



  • クローゼットの中にある悩ましい洋服
  • 風呂場の換気扇
  • どこにあるのか、いつも探してしまう書類
  • いつか使うかも?とため込む紙袋
  • 作り直そうと思っていたExcelの表
  • 似合っているのかどうか、自信のないアクセサリー
  • プリントアウトした方が良いと思っている資料


ひとつひとつは小さいけれど

ため込んでストレスになっていることを

この連休にコツコツと進めてみました。

  • 洋服を試着してコーディネートしてみました
  • キッチンと風呂場の換気扇を掃除しました
  • 書類ボックスに新たにラベルを貼りました
  • シワの激しい紙袋や、小さすぎる紙袋、古い匂いのするものは処分
  • 時間を取ってExcelを作り直しました
  • アクセサリーは一軍と二軍に分けました(リメイクや処分まで至らず)
  • 手元に置いて見直す書類を確認しました


一応全部クリアしたような気がしますが

残っているタスクもあります。


  • 気持ちが追いつかなかった・・・
  • タスクが大きすぎて細分化できなかった・・・


仕方ないと思います。


それはまた、明日から少しずつ

できることをこなしていけば良いのですから。


自分の特性を知っていて

時間の使い方を知っているのであれば

できなかったタスクはそのままにしても大丈夫です。


私は最後まで

あきらめずに完遂すると

私自身が知っているから。


連休、おつかれさまでした。


<<  <  35  36  37  >  >>