塚本香央里(つかもとかおり)
 ~ヴァイオリニスト&ライフオーガナイザー~
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2026/04/27
117「本物を届ける音楽家」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

12月のリサイタルプログラムがほぼ決定しました。

ゴールデンウィーク中に譜読みをしながら構想を練っていきたいと思っています。
あと一歩の決定打に迷いがあるので、そのあたりを考えていかなければなりません。
ここまでの道のりが、楽しくもあり苦しくもあり、最終決定するのに勇気が必要になってきます。「本当に間に合うか?」「仕上がりの形は見えているか?」「リハーサルの準備は充分にあるか?」考え出すとキリがないのですが、進めていくしかないです・・・

私が一番伝えたいことは何だろうか?

ヴァイオリニストとして演奏しているときに、私が一番伝えたいことは、コンサートの時間を使って【心を揺らしてほしい】ということ。いつも同じことを考え続けて、固まってしまった固定観念や、自分自身で作ってしまった思い込みを脱ぎ捨てて、音の渦に巻き込まれる経験をしてほしい。ただそこに佇み、ホール全体から押し寄せてくる音の波を身をゆだねてほしいと思う。どんなことを感じて、どんな音に自分が反応するのか。曲の解釈や構造はわからなくても良いから、そのとき何を思うのかに耳を澄ませてほしい。

そしてその先に、私という音楽家がいることに気がついてほしいと思う。毎年聞きに来たくださる方たちが、私の生きてきた日々を感じ取っていただけたら嬉しい。成長したか、留まっているのか、音に耳を澄ませて私の心の声を聴いてほしい。

私は常に最善を尽くして、最高のパフォーマンスを届けることを約束したい。

「本物」にこだわって、聴いている方へ挑戦状を送り続けたい。

「この感覚がわかってもらえるか?」「この解釈はあなたの気持ちにどう反応するか?」「あなたはこれを聴いてどう思う?」

そうやって演奏しながら問い続けていたいと思っている。だから私はいつも本気で聴衆に向かっていく。聴衆には難しい曲であろうとも、理解できない音楽であろうとも、私はその曲を演奏して聴衆に疑問を投げかける音楽家でいたい。

 

 

 


2026/04/26
116「心のバランス」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

心のバランスをとるとき、私は正反対のことをやってみることがあります。

予定をぎっちり詰め込んで動く日と、何もしないで庭でボンヤリ過ごす日。ハードボイルド系サスペンス物の本を読みながら、穏やかなエッセイ本を読む。気持ちの揺れ動きは激しくて、ちょっと疲れてしまうかもしれませんが、電池が切れたようにパタリとお布団に飛び込むのも悪くないものです。

そうすると、心が動いて身体が動くようになる気がします。私は自分を労わりすぎて動けなくなってしまうことがあるので、時々荒療治で「エイっ!」と自分に喝を入れる時もあります。

自分自身をコントロールできるのは、自分の性格をよく知っているからです。

どこまで自分を甘やかすべきか、どこまで自分を鼓舞させていいのか。その調整は自分が一番知っているはずです。「あ、まだ早かったな」と思えば休めば良いし、「お、もっと頑張れそう」と思ったらアクセルをグッと踏み込めばいいのです。

季節の変わり目は、心のバランスが崩れる時期でもあります。
どうしたら自分にとって心地よいのか、押したり引いたりと自分のケアを考えてみるチャンスです。

私は他に、ツボやお灸も取り入れています。

参考にしている本は『まいにちの東洋医学』(クボ鍼灸院・久保和也 朝日新聞出版)

季節によってゆらぐ体調を、二十四節気に沿ってセルフケアのアドバイスやコラムが載っています。かんたんな図解とわかりやすい説明で、ページのレイアウトの余白の大きさが魅力です。ササっと読んですぐに実行できる手軽さがあります。

文字を追うのも集中力が必要な年代。じっくり時間をかけて読む小説も好きですが、隙間時間に読めるこういった本も、手元にあると安心できますね。






2026/04/25
115「静かに流れる川のように」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

キッチンに日めくりカレンダーを掛けています。

手のひらサイズで日にちが見やすく、とても気に入っています。毎日ピリリ・・・と紙をめくる作業が楽しくて「今日は〇月○日〇曜日」と確かめながら1日を始めます。役目を終えた「昨日」を切り離して、新しい「今日」を迎えるという気持ちの切り替えを意識し始めたのは、去年の1月からでした。生きることが難しく感じる日も、新しい1日に罪はなく、自分の気持ちで紡いでいけばよい・・・と思ったことがきっかけでした。

日めくりカレンダーは、小さいスペースながら情報は満載で、月齢・潮の名称・大安などの吉凶・二十八宿があり読み解けないものが多いかもしれません。時間があるときはじっくり眺めて新しい知識をインプットします。その中で忙しくとも私が欠かさず読む場所は、日にちの下に記してある言葉です。ことわざだったり、四字熟語だったり、標語が書かれていて読んでハッとすることもあります。

今日の言葉は「深い川は静かに流れる」でした。

その風景がスッと頭に浮かんできて、しばらくの間カレンダーの前で想像が始まりました。底の見えない川。とうとうと流れていく豊かな水。暗い色をして怖いけれど、穏やかなに静かに前を通り過ぎていく。その川辺に立ち、ふと目を凝らして水中をのぞき込めば、奥底の方に所々に渦巻く急流があり、岩にぶつかって流れを変える場所もあるけれど、表面には現れずに何事もないかのように泰然と横切っていく。

なんて素敵な姿なんだ・・・としばし動けなくなりました。

この言葉の由来は「Still waters run deep」という英語の諺らしく、「能ある鷹は爪をかくす」といった諺に意味が近いようです。でも、私にはその風景の方が鮮明に思い浮かびます。自分の全ての感情を内包して、抱きしめながら、落ち着いて毅然と立つ。ただぼんやりと立っている姿よりも、意思があり、芯があり、力強い。


そんな風に生きていきたいなぁ、と思う土曜日の朝でした。




2026/04/24
114「少し頑張る・整える」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

そろそろゴールデンウィークの気配が感じられる日々でしょうか。

新年度・新学期の緊張した気持ちに余裕が生まれたころ、長めのお休みが入ってしまうと調子が崩れる方もいるでしょう。思っていたよりも頑張りすぎてしまったら、お休みの期間中に心身を整えるのも良いでしょう。


私自身は4月に入ってから、少しずつアイドリングを始めていたのですが上手く回らずここまで来てしまいました。今年は初めから本当に調子が良くなくて、目の前のタスクをこなすだけで前に進むような感覚がありません。同じところに立ち止まって、グルグルと同じことを繰り返し考えているような気持ちです。まぁ、そんなときもあるよね…と思いつつ、そろそろ何とかしなきゃ・・・と焦る自分がいます。

『自分を大切にしながら、ちょっとだけ頑張ることもしないと動けなくなるよね』
ふと耳に入った言葉ですが、その通りだと思いました。
自分を過保護にしすぎると、だんだん殻にこもっていってしまいます。すっぽり入ってしまったら、抜け出すのに時間がかかります。軽やかに生きたいのであれば、少しでも動く必要があります。別にどこかへ出かけて誰かに合うためじゃなくても良いから、思考を動かすことが大切かもしれません。

私の場合は、強制的に規則正しく生活してみようかと思います。

明日からの12日間。早寝早起き、食事に気を遣いながら、タスクをこなして1日の満足度を上げていくつもりです。

名付けて【ひとり合宿】。

ちょっとした楽しみもちりばめながら、自分自身を整えていきます。



2026/04/23
113「心を開放する日」  
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。

今年は気温の乱高下がいつもより激しい気がします。

お昼ごろから降り出した雨が、午後遅くなってから本格的に雨音が強くなりました。
グッと気温も下がってきたので気を抜くと、調子が悪くなりそうです。

ずっと元気でいる必要はないけれど、最低限の笑顔だけは自分のためにとっておきたいものです。

今日はポカン・・・と自分を解放した日。

たまにはそういう日も良いものだと思いました。



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