昨日はキリスト教において記念となる精霊降臨日(ペンテコステ)でした。
ペンテコステとはギリシャ語で「50日目」を意味する言葉。イエス・キリストの磔刑後、復活したという復活祭を経て40日後に昇天。復活日から50日目に弟子たちが祈っている所に精霊が満たされ、弟子たちが福音を述べ伝え始めたことから「教会のはじまり」されました。「クリスマス」「復活日」と並んで非常に重要な日とされています。ヨーロッパではペンテコステの翌日がお休みになるところも多く、ちょっとしたバカンス気分になる人も多いようです。移動祝日のため、毎年日にちが違うので旅行などに行く際には気をつけた方が良いですね。(ちなみに2027年のペンテコステは5月16日)。
1年を通して、キリスト教の物語を追っていくと西洋音楽は理解しやすいかもしれません。
そういいつつもヨーロッパで歴史的に長い間信仰の中心となってきたキリスト教。絵画の題材にも多く登場するので、美術館に行ったときなども知識があると興味深く鑑賞することができます。どんな場面が描かれているのか・・・そしてその時の情景を奏でた音楽を知ることは音楽家にとって重要なことだと思います。基本的な知識を得たうえで、自由に想像することは楽しいことです。ヨーロッパの生活の中には、キリスト教にまつわる習慣やしきたりが多くあるので、より深く、日常生活を新しい視点をもって過ごすことができます。特にドイツは、州によってカトリック色が強かったり、プロテスタント色が強かったりするので、祝日も異なる場合があります。そんな時に、改めてドイツという国が連邦共和国なのだと意識します。州によっての色合いが違うので驚くことも多くあります。長女の住むヘッセン州と私のいたノルトライン・ヴェストファーレン州では、異なることがたくさんあるのも興味深い点です。政党色も左右されるので、そういう観点からニュースなどを見るのも勉強になります。
日本にはこういった宗教色の強い祝日はありません。
先祖を敬うお彼岸がそういった意味合いに近い祝日かもしれませんね。改めて日本人を意識しながら、周りを見渡してみることも大切なことだと思います。