272「深い河は静かに流れる」
2026/10/01
こんにちは。ヴァイオリニストの塚本香央里(つかもとかおり)です。
【深い河は静かに流れる】
表面上はゆったりと流れている河は、案外深くて、底の方は激流だったりすることがあります。
穏やかに見える人ほど、激動の人生を歩んだ形跡があったり、難しい状況に陥っている時かもしれないと気づかされることが最近多々ありました。いずれも年齢を重ねた人で、同年代の方もいらっしゃいます。自分もそれなりの経験を重ねつつ、生きることに誠実に向き合い、静かに俯瞰することが多くなったように思います。いつの間にか、自分も「それなりに年齢を重ねた」一人であることを自覚するようになりました。
音楽を奏でる者として、全ての経験は演奏に滲み出てきます。
喜怒哀楽の全てを音楽に凝縮して届けたい。
そのどれを受け取るか。受け取れる容量がどれだけなのか。選ぶことができるのは聞いてくださるお客様です。
もしかしたら、私の音楽は暑苦しいかもしれませんね。
聞き流すことができずに、ちょっとどこかにつっかかる(引っかかる)ような気持ちになるかもしれません。もしそうであるならば、ちょっと立ち止まって足元をもう一度見直してみたらいかがですか?という私のメッセージが聞こえてくるかもしれません。
塚本香央里ヴァイオリンリサイタル
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